2.3.4 システムの構成
OLTPを使用したシステムの構成について説明します。ここでは,OpenTP1を例にして説明します。
(1) HiRDB/シングルサーバとの連携
HiRDB/シングルサーバとOpenTP1を連携すると,複数のHiRDB/シングルサーバを統合化して処理を実行できます。この場合,データベースはキーレンジ分割などで分割配置し,各サーバマシンで稼働するOpenTP1が,各HiRDB/シングルサーバへ処理を振り分けます。複数のHiRDB/シングルサーバを統合化する場合には,OpenTP1との連携をお勧めします。HiRDB/シングルサーバとOpenTP1の連携を次の図に示します。
- 〔説明〕
-
三つのサーバマシンに,それぞれHiRDB/シングルサーバとOpenTP1を用意し,トランザクション処理を各HiRDB/シングルサーバに振り分ける構成です。
(2) HiRDB/パラレルサーバとの連携
HiRDB/パラレルサーバとOpenTP1を連携すると,高性能なトランザクション処理を実現できます。HiRDB/パラレルサーバとOpenTP1の連携を次の図に示します。
- 〔説明〕
-
システムマネジャ,フロントエンドサーバがあるサーバマシンにOpenTP1を用意し,トランザクション処理を管理する構成です。
(3) 複数のOpenTP1との連携
複数のOpenTP1との連携を次の図に示します。
- 〔説明〕
-
一つのHiRDBと三つのOpenTP1でクライアント/サーバ型で通信し,トランザクション処理を管理する構成です。