XML Extensionの運用方法を検討します。推奨する運用方法については「6. 推奨する運用方法」を参照してください。
インデクス定義時に,次の登録運用の形態を設定できます。用途に合わせて設定してください。
(a) インデクス作成方法の指定
表のXML型列にXMLデータを登録している状態でCREATE INDEXを実行する場合,次のどれかのインデクス作成方法を指定できます。
- 即時登録
インデクス作成とインデクスへのXMLデータ登録を同時に実行する方法です。
- 初期分割登録
インデクス作成時にはXMLデータ登録をしないで,インデクス作成開始ユティリティ(phjstartidx)で実行時間やインデクスへの登録件数を指定し,XMLデータを登録する方法です。初期分割登録の対象となるのは,インデクス作成時に登録済みのデータです。例えば,表に大量のXMLデータを登録している状態でインデクス作成を実行する場合では,インデクスへのXMLデータ登録に時間が掛かります。このような場合,時間や件数で区切って登録できます。なお,初期分割登録ではインデクスへのXMLデータ登録が完了すると,以降は即時登録となります。
- 分割遅延登録
初期分割登録での対象範囲に加えて,インデクス作成後に登録されたXMLデータも遅延登録する方法です。インデクス作成後は初期分割登録と同様に,「インデクス作成開始ユティリティ(phjstartidx)」を実行して,XMLデータをインデクスへ一括登録できます。また,「インデクス分割遅延登録運用変更ユティリティ(phjdelay)」を利用して,分割遅延登録の開始と終了を指定することもできます。