HiRDB XML拡張機能 HiRDB XML Extension Version 8
XMLデータ型プラグインの環境情報を設定するファイルを環境定義ファイルといいます。環境定義ファイルは,プラグインごとに作成します。XMLデータ型プラグインの環境定義ファイルは,サンプルファイルとして提供されています。
XMLデータ型プラグインの環境情報を設定できる単位を次に示します。
優先順位は,サーバ単位>ユニット単位>システム単位です。
記述誤りなどが検出された場合,メッセージログに警告メッセージが出力され,誤りのある定義ファイルは無視されます。環境定義ファイルがないか,環境定義ファイルはあるが設定されていない定義がある場合は,エラーではなく,定義値なしとして処理されます。最終的に有効な値がない場合は,システムのデフォルトで動作します。
XMLデータ型プラグインの環境定義ファイルの定義例を次の図に示します。
図2-24 XMLデータ型プラグインの環境定義ファイルの定義例
XMLデータ型プラグインを動作させる環境情報をXMLデータ型プラグインの環境定義ファイルに定義することで,ユーザごとの環境を設定できます。設定できる定義項目を次の表に示します。
表2-12 XMLデータ型プラグインの環境定義ファイルに設定できる定義項目
| 種別 | 環境設定項目 | パラメタ | 設定値 | 環境設定できる単位 |
|---|---|---|---|---|
| 登録・検索同時実行 | 登録・検索同時実行指定 | set phd_search_wait | wait,nowait,またはnowait_with_update デフォルト:wait |
サーバ |
| エラー処理 | エラーコード詳細化指定 | set phd_errorcode_detail | offまたはon デフォルト:off |
システム,ユニット,サーバ |
| XMLデータ登録 | XMLPARSE名前空間処理指定 | set phd_xmlparse_namespace | offまたはon デフォルト:off |
システム,ユニット,サーバ |
set phd_search_wait=wait|nowait|nowait_with_update
set phd_errorcode_detail=off|on
set phd_xmlparse_namespace=off|on
環境定義ファイルに定義した環境情報は,サーバ開始から終了まで有効です。HiRDB稼働中に環境情報を変更した場合は,正しく動作しない場合がありますので,変更しないでください。
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