横分割した表に文書を登録した場合,横分割した表単位に定義された概念検索用インデクスは,それぞれ異なる統計情報を保持します。このため,横分割した表から,検索用特徴タームを抽出すると,横分割した表ごとに異なる検索用特徴タームが抽出されることがあります。
横分割したそれぞれの表の検索用特徴タームを一意にするには,横分割した表ごとに異なる統計情報を収集,統合,そして反映します。統計情報を収集,統合し,反映するまでの手順を次に示します。なお,表を横分割しない運用の場合は,概念検索用統計情報は一意であるため,この手順は不要です。
- 横分割した表のサーバ単位に,統計情報を出力するディレクトリを作成します。
- 「phnconget(統計情報収集ユティリティ)」を実行して,1.で作成したディレクトリに統計情報を出力します。
このとき,-oオプションで指定する統計情報出力先定義ファイルには,1.で作成したディレクトリを指定してください。
- 2.で出力した統計情報ファイルを「phnconbuild(統計情報統合ユティリティ)」を実行するマシンに集めます。
- 「phnconbuild(統計情報統合ユティリティ)」を実行して,各統計情報を統合します。
- 統合統計情報ファイルを,反映先の各サーバに配布します。
- 「phnconrstr(統計情報反映ユティリティ)」を実行して,統合後の統計情報をデータベースに反映します。このとき,RDエリアに空き容量があるかどうかを確認してください。
この段階で,各RDエリアの統計情報が一意になります。
- 「phnchgcon(特徴ターム取得RDエリア指定ユティリティ)」を実行して,特徴タームを返却するRDエリアを一つに限定します。
このとき,-rオプションで指定するRDエリアには,横分割したそれぞれの表に定義したインデクス用のRDエリアを指定してください。
このユティリティを実行しないで特徴ターム取得抽象データ型関数を使用すると,横分割した表の数だけ,検索用特徴タームが返却されます。
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