重みは，複数の検索タームを指定する場合，スコア値を算出するときに，より重要度を高くしたい方の検索タームに付けます。これによって，重みを付けた検索タームにはより高いスコアが付きます。重みを指定できる範囲は，1〜100です。

重み指定の形式を次の図に示します。

図4-12　重み指定の形式

なお，重みは，contains_with_score関数の全文検索条件式にだけ指定できます。contains関数の全文検索条件式およびextracts関数のハイライト位置条件式で重みを指定しても無視されます。contains_with_score関数，contains関数，およびextracts関数の詳細については，「4.2　抽象データ型関数の文法」を参照してください。

指定例

• 構造名「文章」の下の「本文」に文字列「コンピュータ」を含み，かつ構造名「文章」の下の「概要」に文字列「ネットワーク」を含む。スコア値を算出する際は，文字列「コンピュータ」の出現数に10を掛ける。

文章[本文(10){"コンピュータ"}] AND文章[概要{"ネットワーク"}]

• 構造名「文章」の下の「本文」に文字列「コンピュータ」または「ネットワーク」を含む。スコア値を算出する際は，文字列「ネットワーク」の出現数に10を掛ける。

文章[本文{"コンピュータ" OR "ネットワーク"(10)}]