障害が発生した場合や,テスト環境の場合は,インメモリ化を強制的に解除することがあります。インメモリ化を強制的に解除する場合は,最初にインメモリデータバッファの状態を確認してください。インメモリデータバッファの状態に合わせて,RDエリアの状態を次の表に示すとおりにコマンドで変更してください。その後,(2)に示す方法でインメモリ化を解除します。
表6-1 インメモリ化を強制的に解除するときのRDエリアの状態
インメモリデータバッファの状態 | コマンド実行後のRDエリアの状態 |
---|---|
DB非同期状態 | コマンド閉塞かつオープン状態 |
バッファ障害状態 | 障害閉塞かつクローズ状態 |
RDエリア障害状態 | コマンド閉塞かつオープン状態 |
バッファ障害状態かつRDエリア障害状態 | 障害閉塞かつクローズ状態 |
強制的にインメモリ化を解除するには,pdmemdb -k rels -dコマンドを使用します。コマンドの実行例を次に示します。
pdmemdb -k rels -r RDDATA01 -d |
これによって,インメモリデータバッファがなくなります。また,RDエリアは障害閉塞状態になります。なお,この場合の障害閉塞は,pdrelsコマンドで解除できます。