6.1 インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取るには

ここでは,インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取る方法,およびそのタイミングについて説明します。

<この節の構成>
(1) 同期を取る方法
(2) 同期を取るタイミング

(1) 同期を取る方法

インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取る場合,ほかのトランザクションが対象RDエリアを参照できるように,通常はpdhold -bコマンドを使います。

また,pdhold -b以外のコマンドでも,インメモリデータバッファとRDエリアの同期が取れます。インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取るコマンドを次に示します。

なお,どのコマンドを使用しても,同期の取得に掛かる処理時間は同じです。

注意
  • 同期取得中の更新トランザクションに対する処理は,使用するコマンドによって異なります。このことを考慮して同期取得に使用するコマンドを決定してください。または,同期を取るときは更新業務を停止してください。
  • コマンド実行後はRDエリアの状態が変わります(バックアップ閉塞,または閉塞かつクローズ状態)。そのため,業務を続行する場合は,pdrelsコマンドで閉塞を解除する必要があります。
  • pdhold -bコマンドの場合,リスト用RDエリアは指定できません。

(2) 同期を取るタイミング

バッファとRDエリアの同期を取るタイミングは,主に次の二つが考えられます。