ここでは,インメモリデータ処理を実行するときの基本的な運用の流れについて説明します。
運用には,大きく分けて次の四つのステップがあります。
- RDエリアをインメモリ化する
- 業務を実行する
- インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取る
- インメモリ化を解除する
基本的な運用の流れを次の図に示します。
図3-1 基本的な運用の流れ
![[図データ]](figure/zu030010.gif)
- ポイント
- RDエリアのデータとインメモリデータバッファのデータが同じ場合をDB同期状態といい,異なる場合をDB非同期状態といいます。
- ステップ2.で業務を実行している間は,インメモリデータバッファ上のデータだけが更新され,RDエリアのデータは更新されないため,DB非同期状態になります。インメモリデータバッファとRDエリアの状態は,pddblsコマンドで確認できます。詳細は,「6.2 インメモリデータバッファの利用状況を確認するには」を参照してください。
- 注意
- ステップ1.のインメモリ化は,RDエリアのデータ量に比例して時間が掛かります。その間はシンクポイントが取得されないため,注意してください。
この基本的な運用の流れを基に,3.2ではバッチ業務に適用する場合の手順,3.3ではオンライン業務に適用する場合の手順について説明します。