スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 バッチ高速化機能
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この例題での条件を次に示します。
- オンライン業務でアクセスするRDエリアは,RDDATA01(表格納RDエリア)およびRDIDX01(インデクス格納RDエリア)です。
運用の流れを次の図に示します。
図3-3 オンライン業務に適用する場合の運用の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU030040.GIF)
(2) コマンド実行手順
コマンドの実行手順を次に示します。
(a) RDエリアをインメモリ化する
- RDDATA01およびRDIDX01を閉塞クローズ状態にします。
pdhold -r RDDATA01,RDIDX01 -c
|
- システムログファイルをスワップします。
- RDDATA01およびRDIDX01をインメモリ化します。
pdmemdb -k stay -r RDDATA01,RDIDX01
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このとき,インメモリデータバッファとRDエリアは,DB同期状態になります。
![[図データ]](FIGURE/ZU030041.GIF)
なお,ここでは,複数のRDエリアを一度にインメモリ化しています。この場合の注意事項については,「3.5 複数のRDエリアを一度にインメモリ化する場合の注意事項」を参照してください。
- RDDATA01およびRDIDX01の閉塞クローズを解除します。
pdrels -r RDDATA01,RDIDX01 -o
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- RDDATA01およびRDIDX01のバックアップを取得します。
pdcopy -m C:\rdarea\mast\mast01 -M r
-r RDDATA01,RDIDX01
-b C:\pdcopy\backup01 -p C:\pdcopy\list01
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バックアップの取得方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
- ポイント
- ここでは,RDエリアの閉塞クローズを解除してから参照可能モード(-M r)でバックアップを取得しています。通常と異なり,参照可能モードでバックアップを取得している間も更新ができます。このため,バックアップの取得中にオンライン業務を実行できます。インメモリRDエリアのバックアップ取得の仕組みについては,「4.1 バックアップを取得するときに気をつけること」を参照してください。
- 注意
- インメモリ化するときのRDエリアの閉塞は,pdhold -cコマンドで行ってください。pdhold -cコマンドで閉塞クローズ状態にすることによって,ほかのトランザクションが対象RDエリアにアクセスできないようにします。
(b) オンライン業務を実行する
- オンライン業務を実行します。
これによって,インメモリデータバッファの内容が更新され,DB非同期状態になります。
![[図データ]](FIGURE/ZU030042.GIF)
(c) インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取る
- インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取ります。
pdhold -r RDDATA01,RDIDX01 -c
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オンライン業務が終わったら,インメモリデータバッファのデータをRDエリアに書き込み,インメモリデータバッファとRDエリアの同期を取ります。これによって,DB同期状態になります。
pdhold -cコマンドを実行すると,インメモリデータバッファのデータをRDエリアに書き込みます。
![[図データ]](FIGURE/ZU030043.GIF)
- 注意
- ここで,pdhold -cコマンドを使用しているのは,(d)でインメモリ化を解除するためです。インメモリ化を解除するときのRDエリアの閉塞は,pdhold -cコマンドで行います。pdhold -cコマンドで閉塞クローズ状態にすることによって,ほかのトランザクションが対象RDエリアにアクセスできないようにします。
(d) インメモリ化を解除する
- RDDATA01およびRDIDX01のインメモリ化を解除します。
pdmemdb -k rels -r RDDATA01,RDIDX01
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インメモリデータバッファがなくなります。これ以降は,グローバルバッファを使用します。
![[図データ]](FIGURE/ZU030044.GIF)
- RDDATA01およびRDIDX01の閉塞を解除します。
pdrels -r RDDATA01,RDIDX01 -o
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