スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 データベース暗号化機能

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5.1.1 表の格納ページ数の計算方法

暗号化機能を使用すると,データ長の部分が変更になります。暗号化列のデータ長一覧を次の表に示します。また,列のデータ長の平均値を求める場合は,表5-2にあるデータ型の列についてだけ求めてください。

表5-1 暗号化列のデータ長一覧

分類 データ型および条件 データ長(単位:バイト)
数値データ INTEGER 16
SMALLINT 16
LARGE DECIMAL(m,n) ↑(↑(m+1)÷2↑+1)÷16↑×16
FLOATまたはDOUBLE PRECISION 16
SMALLFLTまたはREAL 16
文字データ CHARACTER(n) ↑(n+1)÷16↑×16
VARCHAR(n) d≦255 繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
d≧256 6
VARCHAR(n)
ノースプリットオプション指定あり
n≦255 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
n≧256 分岐する場合 6
分岐しない場合 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
各国文字データ NCHAR(n)またはNATIONAL CHARACTER(n) ↑(2n+1)÷16↑×16
NVARCHAR(n) d≦127 繰返し列の要素
上記以外 ↑(2d+1)÷16↑×16+3
d≧128 6
NVARCHAR(n)
ノースプリットオプション指定あり
n≦127 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(2d+1)÷16↑×16+3
n≧128 分岐する場合 6
分岐しない場合 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(2d+1)÷16↑×16+3
混在文字データ MCHAR(n) ↑(n+1)÷16↑×16
MVARCHAR(n) d≦255 繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
d≧256 6
MVARCHAR(n)
ノースプリットオプション指定あり
n≦255 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
n≧256 分岐する場合 6
分岐しない場合 抽象データ型の属性
繰返し列の要素
上記以外 ↑(d+1)÷16↑×16+3
日付データ DATE 16
時刻データ TIME 16
日間隔データ INTERVAL YEAR TO DAY 16
時間隔データ INTERVAL HOUR TO SECOND 16
時刻印データ TIMESTAMP(n) 16
長大データ BLOB
バイナリデータ BINARY(n)

(凡例)
m,n:正の整数
d:実際のデータ長(文字数)
−:暗号化列に指定できません。

表5-2 可変長文字列型のデータ長一覧

データ型 データ長
VARCHAR(n) d≧256 ↑(d+1)÷16↑×16+2
ノースプリットオプション指定あり 0
NVARCHAR(n) d≧128 ↑(2d+1)÷16↑×16+2
ノースプリットオプション指定あり 0
MVARCHAR(n) d≧256 ↑(d+1)÷16↑×16+2
ノースプリットオプション指定あり 0

(凡例)
n:正の整数
d:実際のデータ長(文字数)