3.1.4 HiRDB External Data Accessに関連する定義ファイル

HiRDB External Data Accessに関連する定義ファイルを次に示します。

 

ここでは,これらの定義について説明します。

<この項の構成>
(1) 外部サーバ情報定義
(2) Hub最適化情報定義
(3) SQL拡張最適化オプション(システム共通定義)

(1) 外部サーバ情報定義

作成個所:外部サーバ接続用BESがあるユニット

作成単位:外部サーバごと

ファイル名:%PDDIR%¥conf¥外部サーバ名

 

外部サーバ情報定義では,接続する外部サーバのホスト名や外部サーバエラー情報を出力するかなどHiRDB External Data Access機能を実行するための定義を行います。外部サーバ情報定義は,外部サーバに使用するDBMSごとに設定するオペランドが異なります。

外部サーバ情報定義の詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。

(2) Hub最適化情報定義

作成個所:外部サーバにアクセスするFESがあるユニット

作成単位:外部サーバにアクセスするFESごと

ファイル名:%PDDIR%¥conf¥任意の名称

注※ マルチFESを使用する場合,各FESに同じ内容のHub最適化情報定義が必要です。

 

Hub最適化情報定義では,集合関数を外部サーバで実行するかなど入力された問合せの各構文を外部サーバで実行するかどうかを定義します。この指定によってHiRDBと外部サーバとの機能差を吸収します。Hub最適化情報定義の指定値を変更すると,互換性のない機能は結果不正になります。また,外部サーバで未サポートの構文は外部サーバでエラーになることがあります

Hub最適化情報定義には,サンプルファイルが用意されています。サンプルファイルをコピーしてそのまま利用することをお勧めします。サンプルファイルの格納場所については,「付録A.1 インストール後のファイル構成」を参照してください。

Hub最適化情報定義の詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。

(3) SQL拡張最適化オプション(システム共通定義)

作成個所:すべてのユニット

作成単位:ユニットごと

ファイル名:%PDDIR%¥conf¥pdsys

注※ すべてのシステム共通定義の内容は同じにしてください。

 

システム共通定義のSQLの最適化に関するオペランド(pd_additional_optimize_level)のSQL拡張最適化オプションでは,外部サーバのコストベース最適化モード2に関する定義を行います。ここで設定する機能を次に示します。これらの設定に関する詳細は,「2.3.4(2) SQL拡張最適化オプション」を参照してください。