指定された抽出対象の表のデータを抽出して,反映対象の表に反映します。
また,オペランドの指定によって,指定された抽出対象の表のデータを抽出して,ファイルを作成します。
ORACLEにユーザ登録されている必要があります。また,環境変数XTORAUSERに指定するユーザにも制約があります。詳細は「2.2.3(2)環境変数の設定方法」を参照してください。
また,反映側でHiRDB Dataextractorを起動するユーザにも制約があります。詳細は「2.2.4(3)/etc/inetd.confの設定」または「7.2.2 OSI使用時のHiRDB Dataextractorの開始と終了」を参照してください。
データ抽出の対象にするORACLEのサーバマシンでコマンドを実行します。
xtrepO 〔-r 〔スキーマ名.〕表識別子〕 |
xtrepOコマンドのオプションは基本的にはxtrepコマンドと同じです。
ここでは,xtrepOコマンド固有のオプションと,意味が変わるものについて説明します。
その他のオプションについては「4.2.2(4)形式」を参照してください。
●-L 反映情報ファイル名
~<パス名>((1~255けた))
反映情報ファイルを,絶対パス名で指定します。
次の場合は指定が必要です。
反映情報ファイルでの指定方法については,「5.1.4(4) 反映情報ファイル」を参照してください。
●-g 〔排他情報ファイル名〕
~<パス名>((1~255けた))
排他制御方式を指定します。このオプションと排他情報ファイルの関係は次のようになります。
排他情報ファイルでの指定方法については,「5.1.4(3) 排他情報ファイル」を参照してください。
xtrepOコマンドのオプションは,データの抽出後に実行する機能によって,指定できるオプションが異なります。抽出したデータを表に反映する場合は-Rオプションを省略します。ファイルだけを作成して表に反映しない場合は-Rオプションを指定します。
xtrepOコマンドのオプションの組み合わせを,次の表に示します。
表5-1 xtrepOコマンドのオプションの組み合わせ
オプション | 実行する機能 | ||
---|---|---|---|
指定形式 | 指定内容 | 反映機能 | ファイル作成機能 |
-r | 反映対象の表名 | △ | × |
-R | ファイルの作成 | - | ● |
-o | 出力ファイル名またはディレクトリ名 (削除しない場合) | △ | ○ |
-O | 出力ファイル名またはディレクトリ名 (削除する場合) | △ | × |
-y | 上書きの可否 | △ | △ |
-j | 格納対象のRDエリア名 | △ | × |
-h | 処理対象のホスト名 | △ | △ |
-H | 反映対象のホスト名(抽出側のホストと反映側のホストが異なるLANで構成されている場合) | △ | × |
-p | 処理対象のポート番号 | △ | △ |
-f | 転送先のFESまたはBES | △ | × |
-d | 格納方式(pdloadの指定値) | △ | × |
-i | インデクス作成方式(pdloadの指定値) | △ | × |
-I | pdload制御情報環境変数名 pdloadコマンドライン情報環境変数名 pdload制御情報ファイルsource文情報環境変数名 | △ | × |
-l | ログ取得方式(pdloadの指定値) | △ | × |
-L | 反映情報ファイル名 | △ | △ |
-n | 一括出力ページ数(pdloadの指定値) | △ | × |
-z | 0バイト文字の格納(pdloadの指定値) | △ | × |
-e | エラーログファイル名 | △ | △ |
-m | 経過メッセージ出力間隔 | △ | △ |
-g | 排他制御方式 | △ | △ |
-s | 列名記述ファイル名 | △ | △ |
-w | 表式記述ファイル名 | △ | △ |
-v | ナル値情報ファイル名 | △ | △ |
-b | LOB入力ファイル格納用ディレクトリ名 | △ | △ |
-q | エラーデータファイル名,出力行数 | △ | × |
-x | シェルスクリプトファイル名 | × | △ |
※ | 抽出対象の表名 | ○ | ○ |