HiRDB Dataextractorをインストールする方法について説明します。
HiRDB Dataextractorをインストールする前に,次に示す作業が必要になります。
次に示す内容を確認してください。
インストールを実行するユーザにAdministratorの権限があることを確認してください。
HiRDB Dataextractorをインストールするホストを,次の表に示します。
表B-1 HiRDB Dataextractorをインストールするホスト
種別 | 抽出側 | 反映側 | ファイル作成側 |
---|---|---|---|
インストールするホスト※1 | HiRDB/シングルサーバの場合
| HiRDB/シングルサーバの場合
| ファイルを作成するホスト |
HiRDB/パラレルサーバの場合 次のどれかのサーバのあるホスト
| HiRDB/パラレルサーバの場合 次のサーバのあるホスト※2
| ||
ORACLEの場合
| |||
SQL Serverの場合
|
「2.1 ソフトウェア構成」を参照して,HiRDB Dataextractorを使うために必要な製品をインストールしてください。
HiRDBとHiRDB Dataextractorのどちらを先にインストールしてもかまいませんが,HiRDB Dataextractorの環境変数を設定するときは,同じサーバマシンにHiRDBがインストールされていることが前提です。
HiRDB Dataextractorのインストールが完了したあとには,いったんWindowsを再起動する必要があります。
インストール用の統合CD-ROMからインストールする手順を次に示します。インストールを実行する前に,HiRDB DataextractorとすべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。
インストール時に登録される内容を次に示します。
インストール時に登録されるサービスの種類,および[コントロールパネル]の[サービス]アイコンを開いたときに表示される名称とスタートアップの設定を次の表に示します。
表B-2 インストール時に登録されるサービス
種類 | 表示される名称 | スタートアップの種類※ | ログオン※ |
---|---|---|---|
反映サービス | HiRDB Dataextractor | 手動 | システムアカウント |
[HiRDB Dataextractor]フォルダまたはグループに,はじめにお読みいただくファイル(HiRDB Dataextractorのインストールディレクトリ下の¥Readme.txt)のアイコンが登録されます。
アンインストールには,[コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]アイコンを使うため,アンインストールプログラムのアイコンは登録されません。
(iii)システムの環境変数
環境変数PATHにHiRDB Dataextractorのコマンドライブラリの名称が追加されます。コマンドライブラリの名称を次に示します。
HiRDB Dataextractorのインストールディレクトリ¥bin |
HiRDB Dataextractorをアンインストールする手順を次に示します。
アンインストールを実行する前に,[HiRDB Dataextractor]のサービスはすべて終了させてください。
アンインストールが終了したら,[OK]ボタンをクリックします。
インストール時にHiRDB Dataextractorが作成するディレクトリおよびファイルを,次の表に示します。
表B-3 HiRDB Dataextractorが作成するディレクトリおよびファイル
ディレクトリおよびファイル名 | 内容 | 種別 | |
---|---|---|---|
抽出 | 反映 | ||
インストールディレクトリ | HiRDB Dataextractorの各種ディレクトリおよびファイルを格納するディレクトリ | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥bin | HiRDB Dataextractorの実行ファイルを格納するディレクトリ(このディレクトリ下にHiRDB Dataextractorのロードモジュールおよびコマンドを格納する) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥bin¥pxtmsvc.exe | HiRDB Dataextractorの実行ファイル | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥bin¥pxtload.exe | ○ | ○ | |
インストールディレクトリ¥bin¥xtrep.exe | HiRDB Dataextractorのxtrepコマンドのファイル | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥bin¥xtmsgtext.dll | HiRDB Dataextractorのメッセージ出力用テキストファイル | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥conf¥hirdbxtc.ini※1 | HiRDB Dataextractorの環境変数情報設定ファイル | ○※2 | △ |
インストールディレクトリ¥conf¥hirdbxt.ini※1 | HiRDB Dataextractorの環境変数情報設定ファイル | ○※3 | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥euc2jis.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(EUCからSJISへの変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥eucg2j.map | |||
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥euc2ucs2.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(EUCからUCS-2への変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥eucg2u.map | |||
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥jis2euc.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(SJISからEUCへの変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥jis2ucs2.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(SJISからUCS-2への変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥ucs22euc.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(UCS-2からEUCへの変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥maptable¥ucs22jis.map | 文字コード変換用マッピングテーブル(UCS-2からSJISへの変換) | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥pxtora01.dll | ORACLE抽出DLL | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥pxtsql01.dll | SQL Server抽出DLL | ○ | ○ |
インストールディレクトリ¥lib¥usermap※4 | ユーザの文字コード変換用マッピングテーブルを格納するディレクトリ | - | ○ |
インストールディレクトリ¥spool¥※5 | HiRDB Dataextractorが稼働中に出力するファイルを格納するディレクトリ | ○ | ○ |
HiRDB Dataextractorの環境変数は,HiRDB Dataextractorがインストール時に作成する次のファイルに設定します。ファイル中には,あらかじめ環境変数が記述されていますので,ユーザの環境に応じた環境変数に変更してください。また,HiRDBのクライアント環境変数を指定するHiRDB.iniと同時に指定することができ,次のファイルの指定値が優先されます。
HiRDB Dataextractorを使用するために必要な環境変数を,次の表に示します。HiRDB Dataextractorセクションに指定した環境変数名は,ほかのセクションで指定する環境変数の初期値になります。
また,HiRDBの環境変数は,HiRDBのバージョンによってHiRDB Dataextractorの環境変数情報設定ファイルに設定することもできます。
表B-4 HiRDB Dataextractorを使用するために必要な環境変数
環境変数の設定 | 抽出側 | 反映側 | |
---|---|---|---|
HiRDB | XDM/XT | ||
設定先ファイル | hirdbxtc.ini | hirdbxt.ini | hirdbxt.ini |
設定可能なHiRDB Dataextractorの環境変数※1 | [XTHOST] [XTPORTNO] [XTLOGNAME] | [XTTMPDIR] [XTLOGNAME] [XTOPNWTIME] | [XTTMPDIR] [XTLOGNAME] [XTOPNWTIME] |
設定可能なHiRDBの環境変数※1 | [PDUSER]※2 [PDDIR]※2 [PDCONFPATH]※2 [PDUXPLDIR]※2 [その他の環境変数] | PDUSER※2 [PDDIR]※2 [PDCONFPATH]※2 [PDUXPLDIR]※2 [その他の環境変数] | PDUSER※2 [PDDIR]※2 [PDCONFPATH]※2 [PDUXPLDIR]※2 その他の環境変数は無効 |
環境変数名=[環境変数設定値] |
HiRDB Dataextractorを使用するために設定するファイルで,適用OSがUNIXの場合とは異なるファイルについて,次の表に示します。
表B-5 HiRDB Dataextractorを使用するために設定するファイルで,適用OSがUNIXの場合とは異なるファイル
ファイル名 | 内容 | 種別 | ||
---|---|---|---|---|
抽出側 | 反映側 | |||
HiRDB | XDM/XT | |||
インストールディレクトリ¥conf¥hirdbxtc.ini | HiRDB間でのデータの抽出・反映時で抽出時に使用する環境変数を指定します。 | ○ | - | - |
インストールディレクトリ¥conf¥hirdbxt.ini | HiRDBへの反映時,ならびにXDM/XTへの抽出および反映時に使用する環境変数を指定します。 | - | ○ | ○ |
hostsファイル※1 | 反映先のホスト名を指定します。 | ○ | - | - |
servicesファイル※2 | HiRDB Dataextractor用のサービス名称とポート番号を指定します。 | - | ○ | ○ |