近年,企業活動で発生する基幹系業務のデータを,意思決定支援などの情報系業務で統合的に活用することが求められています。しかし,基幹系業務のDBには高い性能や格納効率が要求されるため,情報系業務のDBとしては操作性が劣っている場合や,目的に適していない場合があります。HiRDB Dataextractorは,このような問題を解決することを目的に開発されました。
HiRDB Dataextractorを使用すると,基幹系業務のDBから必要なデータを抽出して,目的や用途に応じた目的別DBを作成できます。例えば,全社DBからサーバごとの部門別DBを作成したり,あるサーバのDBのバックアップを別のサーバに初期作成したりできます。
XDM/XTと組み合わせて使用すると,メインフレーム側のDBとの間でデータの抽出・反映ができます。
また,抽出したデータでDBへの入力用のファイルを作成することもできます。
HiRDB Dataextractorを使用することによって,必要な情報を必要な場所で効率的に利用できるDBシステムが構築できます。