7.1 運用手順

HiRDB Dataextractorの運用手順について説明します。

<この節の構成>
(1) HiRDB間のデータの抽出および反映
(2) ORACLE,またはSQL Serverから抽出したデータのHiRDBへの反映
(3) メインフレーム側のDBとHiRDB,ORACLEとのデータの抽出および反映
(4) 抽出したデータでのファイル作成
(5) 注意事項

(1) HiRDB間のデータの抽出および反映

HiRDBからデータを抽出してHiRDBヘ反映する場合,データの抽出・反映方法は抽出側のHiRDB Dataextractorにxtrepコマンドで指定します。

抽出側でxtrepコマンドを実行すると,HiRDB Dataextractorが起動して抽出処理を開始し,データが抽出されて反映側ヘ送信されます。反映側では,データを受信すると自動的にHiRDB Dataextractorを起動し,HiRDB Dataextractorは反映処理を開始します。

(2) ORACLE,またはSQL Serverから抽出したデータのHiRDBへの反映

ORACLE,またはSQL Serverからデータを抽出してHiRDBへ反映する場合,データの抽出・反映方法は抽出側のHiRDB DataextractorにxtrepO,またはxtrepSコマンドで指定します。

抽出側でxtrepO,またはxtrepSコマンドを実行すると,HiRDB Dataextractorが起動して抽出処理を開始し,データが抽出されて反映側へ送信されます。反映側では,データを受信すると自動的にHiRDBDataextractorを起動し,HiRDB Dataextractorは反映処理を開始します。

(3) メインフレーム側のDBとHiRDB,ORACLEとのデータの抽出および反映

メインフレーム側のDBからデータを抽出してHiRDBヘ反映する場合,およびHiRDB,またはORACLEからデータを抽出してXDM/RDヘ反映する場合,データの抽出・反映方法はVOS3側のXDM/XTに指定します。XDM/XTでの指定方法については,マニュアル「データベース抽出プログラム XDM/XT」を参照してください。

メインフレーム側のDBからデータを抽出してHiRDBヘ反映する場合,反映側では,XDM/XTから送信されたデータを受信すると指定に従ってHiRDB Dataextractorが起動され,HiRDB Dataextractorは反映処理を開始します。

HiRDB,ORACLEからデータを抽出してXDM/RDヘ反映する場合,抽出側では,XDM/XTからの制御によって指定に従ってHiRDB Dataextractorが起動されて抽出処理を開始し,データを抽出してXDM/XTへ送信します。XDM/XTは受信したデータを抽出データセットに出力し,この抽出データセットからXDM/RDヘ反映します。

(4) 抽出したデータでのファイル作成

HiRDB,ORACLE,またはSQL Serverからデータを抽出してファイルを作成する場合,データの抽出およびファイルの作成方法は,抽出側のHiRDB Dataextractorにxtrepコマンド,xtrepOコマンド,またはxtrepSコマンドで指定します。

抽出側でxtrepコマンド,xtrepOコマンド,またはxtrepSコマンドを実行すると,HiRDB Dataextractorが起動して抽出処理を開始し,データが抽出されてファイル作成側ヘ送信されます。ファイル作成側では,データを受信すると自動的にHiRDB Dataextractorが起動され,HiRDB Dataextractorはファイルの作成処理を開始します。

メインフレーム側のDBからデータを抽出してファイルを作成する場合,データの抽出およびファイルの作成方法は,VOS3側のXDM/XTに指定します。XDM/XTでの指定方法については,マニュアル「データベース抽出プログラム XDM/XT」を参照してください。

メインフレーム側のDBからデータを抽出してファイルを作成する場合,ファイルの作成側システムでは,XDM/XTから送信されたデータを受信すると指定に従ってHiRDB Dataextractorが起動され,HiRDB Dataextractorはファイルの作成処理を開始します。

(5) 注意事項

次のディレクトリ下には,HiRDB Dataextractorが稼働中に動的に作成するファイルがあります。これらのファイルは,定期的に削除してください。なお,ファイルの削除は,HiRDB Dataextractorの停止中にしてください。