付録E
AIXの機能差異
適用OSがAIXの場合に,通常の使用方法とは異なる点について説明します。
<この節の構成>
(1) 使用できる機能の相違
(2) 環境変数
(3) 注意事項
(1)
使用できる機能の相違
(a)
OSIプロトコル
使用できるプロトコルは,TCP/IPプロトコルだけです。OSIプロトコルは,使用できません。
(2)
環境変数
●LANG
この環境変数には,次の指定値を指定できます。
Ja_JP(シフトJISコード)
ja_JP(日本語EUCコード)
この環境変数を省略した場合,Ja_JPを仮定します。
●LIBPATH
xtrepコマンドを使用してHiRDBのデータを抽出・反映するとき,抽出側のHiRDBの共用ライブラリが格納されているディレクトリを絶対パスでxtrepコマンドを投入するユーザ環境に設定してください。
この環境変数は,既存の環境変数SHLIB_PATHの代わりに指定してください。
(3)
注意事項
XDM/XTと連携してHiRDBからデータを抽出,またはHiRDBへデータを反映するとき,環境変数LANGで指定した文字コードと,XDM/XT制御文のCONVERT文で指定された文字種別は同じでなければなりません。異なる文字コードを指定した場合,結果は保証されません。
HiRDB Dataextractorを実行する前にsyslogの設定を行ってください。syslogの設定を行わないで環境変数XTLOGRETRYの指定を省略すると,異常終了します。syslogへの出力を行わずに,HiRDB Dataextractorを実行する場合はXTLOGRETRYに0を指定してください。
XDM/XTと連携してHiRDBからデータを抽出またはHiRDBへデータを反映するとき,環境変数LANGで指定した文字コードとXDM/XT制御文のCONVERT文で指定された文字種別と同じ文字コードでなければなりません。異なった文字コードを指定した場合,結果は保証されません。