ここでは,HiRDBからデータを抽出してHiRDBヘ反映する場合の障害発生時の運用について説明します。XDM/RDからデータを抽出してHiRDBヘ反映する場合の障害時の運用については,マニュアル「データベース抽出プログラム XDM/XT」を参照してください。
HiRDB Dataextractor障害時の処置を,次の表に示します。
表8-1 HiRDB Dataextractor障害時の処置
障害内容 | HiRDB Dataextractorの処置 | ユーザの処置 |
---|---|---|
メモリ不足 |
| メモリ回復後,再実行してください。 |
内部矛盾 |
| 保守員に連絡してください。 |
システムコールエラー |
| エラーの要因を取り除いて,再実行してください。 |
回線障害または相手システムによるコネクション断 |
| ネットワーク障害の場合は,要因を取り除いて再実行してください。 ネットワーク障害以外の場合は,保守員に連絡してください。 |
HiRDBへのデータ反映時のアクセスエラー |
| エラーの要因を取り除いて,再実行してください。 HiRDBからデータを抽出している場合のHiRDBヘのデータ反映エラーのときは,データの抽出側にJXU7010Eメッセージを出力します。このメッセージ出力時は,データ反映プロセスが作成したエラーログファイルに出力されたメッセージを基にエラーの原因を取り除いてください。 |
HiRDBからのデータ抽出時のアクセスエラー |
| エラーの要因を取り除いて,再実行してください。 環境変数PDCLTPATHが指定されている場合は,HiRDBのSQLトレース情報がSQLトレースファイルに出力されますので,この情報を基にエラーの原因を取り除いてください。 |
ORACLEからのデータ抽出時のアクセスエラー |
| SQL解析エラーの場合,列名記述ファイル,表式記述ファイル,または排他情報ファイルの指定値を見直しエラー原因を取り除いて,再実行してください。 SQL解析エラー以外の場合は,ORACLEのメッセージを基にエラーの原因を取り除いて,再度実行してください。 |
SQL Serverからのデータ抽出時のアクセスエラー |
| SQL解析エラーの場合,列名記述ファイル,および表式記述ファイルの指定値を見直しエラー原因を取り除いて,再実行してください。 SQL解析エラー以外の場合は,SQL Serverのメッセージを基にエラーの原因を取り除いて,再度実行してください。 |
HiRDB Dataextractor動作環境設定中エラー |
| HiRDBの環境(変数など)を見直しエラーの原因を取り除いて,再実行してください。 |
HiRDB Dataextractor異常終了 |
| 保守員に連絡してください。 |