データベース抽出・反映サービス機能 HiRDB Dataextractor Version 8

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付録A メモリ所要量とファイル所要量

<この節の構成>
(1) メモリ所要量
(2) ファイル所要量

(1) メモリ所要量

HiRDB Dataextractorが使用するメモリ所要量を,次の表に示します。

このメモリはローカルメモリに確保されます。

表A-1 HiRDB Dataextractorが使用するメモリ所要量

種別 プロセス名 プロシジャサイズ(単位:キロバイト) 動的メモリサイズ(単位:キロバイト)
HiRDB 抽出プロセス 250 24+32×2+B×2+0.15×C
反映プロセス 200 16+32×2+0.1×C
XDM/XT HiRDB抽出プロセス 850 24+32×2+B×2+0.15×C
HiRDB反映プロセス 850 180+12×L
ファイル作成 抽出プロセス 250 24+32×2+B×2+0.15×C
ファイル作成プロセス 650 16+32×4

(凡例)
HiRDB:抽出したデータをHiRDBへ反映する場合,または抽出したデータからファイルを作成してHiRDBへ反映する場合
XDM/XT:XDM/XTを使用して,メインフレーム側DBとHiRDB間のデータを抽出および反映する場合
ファイル作成:HiRDBから抽出したデータでファイルを作成する場合,またはXDM/XTを使用して,メインフレーム側DBから抽出したデータでファイルを作成する場合
B:抽出データ長
C:抽出列数
L:JXUMCTL制御文のLOAD文の指定枚数

(2) ファイル所要量

環境変数XTNLDFLTの指定によって,出力ファイル容量の計算式が異なります。

ファイル容量の見積もりを次の表に示します。

表A-2 ファイル容量の見積もり

ファイルの種類 容量の計算式(単位:バイト)
出力ファイル HiRDB反映,またはバイナリ形式のファイル作成の場合 環境変数XTNLDFLTに0または1を指定した場合※1 c
{Σ(列データ長i※4)}×n
i=1
環境変数XTNLDFLTに2を指定した場合 c
{Σ(列データ長i※4)+4×(c+1)}×n
i=1
DAT形式のファイル作成の場合※2 c
{Σ(列の最大文字変換長i※5)}×n
i=1
LOB入力ファイル※3 LOBデータ長※6

(凡例)
n:行数
c:列定義数

注※1
環境変数XTLOBKINDに0を指定した場合は,LOB入力ファイルが別途作成されます。

注※2
SGMLTEXT,BLOB列が存在する場合は,LOB入力ファイルが別途作成されます。

注※3
LOB入力ファイルは,列単位に作成されます。

注※4
列データ長については,「4.2.4(4)出力ファイル」を参照してください。

注※5
列の最大文字変換長を次に示します。また,繰返し列の場合は要素数を考慮する必要があります。DAT形式のファイル作成時の,繰返し列のデータ形式については,「3.1.1(6)繰返し列の抽出」を参照してください。
データ型 最大文字変換長(単位:バイト)
INTEGER 11
SMLLINT 6
DECIMAL 31
FLOAT 24
SMALLFLT 23
CHAR 定義長+2
VARCHAR 実長+2
NCHAR 定義長×2+2
NVARCHAR 実長+2
MCHAR 定義長+2
MVARCHAR 実長+2
DATE 10
TIME 8
INTERVAL YEAR TO DAY 10
INTERVAL HOUR TO SECOND 8
BLOB LOB入力ファイルの最大絶対パス名称長
SGMLTEXT LOB入力ファイルの最大絶対パス名称長
XML
FREEWORD 実長+2
BINARY 実長+2
TIMESTAMP 26
(凡例)
−:該当しません。
注※
DAT形式のファイル作成はできません。

注※6
最大ファイル数は,次の計算式で求めます。
 
 1行中のLOBデータ列定義数×行数