滞留監視機能とは,更新データの滞留時間を監視する機能です。滞留時間とは,抽出プロセスがキューテーブルから更新情報を抽出した時刻と,任意のデータ連動処理が完了した時刻との差のことです。滞留監視機能の概念を次の図に,滞留監視する項目を次の表に示します。
図3-2 滞留監視機能の概念
表3-4 滞留監視する項目
監視項目 | 説明 | 監視プロセス |
---|---|---|
送信滞留時間 | 抽出プロセスがキューテーブルから更新情報を抽出した時刻と,その更新情報が送信されて反映側DBMSで受信が完了した時刻との差のことです。 送信プロセスの送信間隔ごとに監視します。複数の更新情報が一度に送信される場合は,それらのうち,最初に送信された更新情報の受信が完了した時刻との差が,送信滞留時間になります。 | 送信プロセス |
反映滞留時間 | 抽出プロセスがキューテーブルから更新情報を抽出した時刻と,反映側DBでその更新情報が反映された時刻との差のことです。 反映側DBでのコミット間隔ごとに監視します。 | 反映プロセス |
Oracle,SQLServerへ反映する場合の滞留監視機能については,Datareplicatorの滞留監視機能を参照してください。