2.13 ODBC環境の設定(Windows)

ODBCドライバを使用してデータ連動する場合,Datareplicator Extensionを実行する前に,ODBC環境を設定する必要があります。

ここでは,ODBCドライバの設定内容について説明します。

<この節の構成>
(1) ODBCデータソースの作成
(2) 各ODBCドライバの注意点

(1) ODBCデータソースの作成

ODBCデータソースの作成手順を次に示します。

  1. ODBCデータソースアドミニストレータを実行します。
    「コントロールパネル」から[管理ツール]-[データソース(ODBC)]の順に選択します。
  2. [システムDSN]タブを選択し,[追加...]ボタンをクリックします。
    Datareplicator Extensionで使うデータソース名称(DSN)を,システムDSNとして作成します。
  3. 使用するODBCドライバ(Oracle ODBC driver又はSQL Server)を選択し,[完了]ボタンをクリックします。

これ以降は,使用するODBCドライバごとの作成手順に従って作成します。

(2) 各ODBCドライバの注意点

(a) Oracle ODBC driverを使用する場合の注意点

特にありません。

(b) SQL Serverを使用する場合の注意点

ODBCデータソースを作成するときは,次の点に注意してください。

  1. [SQL Serverが,ログインIDの権限の確認を行う方法は?]で,次の各項目を選択した場合の処理を次に示します。
    • [ネットワークへのログインIDで,Windowsの認証メカニズムを使う]を選択した場合
      抽出システム定義のsql_usrオペランド,又は反映システム定義のodbcuserオペランドで指定したODBC接続認可識別子及びパスワードは無視されます。ただし,何も指定しないとDatareplicatorの定義解析でエラーとなるため,ダミーの文字列を指定してください。
    • [ユーザーが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う]を選択した場合
      抽出システム定義のsql_usrオペランド,又は反映システム定義のodbcuserオペランドで指定したODBC接続認可識別子及びパスワードを使用してSQL Serverにアクセスします。
  2. 反映対象にできるのは,[規定のデータベースを以下のものに変更する]で選択したデータベースに作成した表だけです。