Oracleとデータ連動する場合は,Datareplicatorの環境変数及びOracleのアプリケーションを使用するのに必要な環境変数を設定してください。Oracleとデータ連動する場合の環境変数の設定内容を次の表に示します。
表2-5 Oracleとデータ連動する場合の環境変数の設定内容(抽出側Datareplicator(UNIX))
環境変数 | 設定内容 |
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PATH | Datareplicatorのコマンドライブラリの名称を指定します。※1 |
HDEPATH | 抽出側Datareplicatorの運用ディレクトリを指定します。※2 |
Oracle用環境変数※3 | OracleのOCIアプリケーション実行に必要な環境変数を設定します。 |
- 注※1
- コマンドライブラリの名称は,/opt/hirdbds/bin/ です。Datareplicatorのコマンドライブラリについては,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8」を参照してください。
- 注※2
- Datareplicatorの運用ディレクトリの指定方法については,マニュアル「HiRDBデータ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8」を参照してください。
- 注※3
- Oracle用環境変数の設定内容については,Oracleのマニュアルを参照してください。
- なお,ライブラリパスを指定する環境変数に256バイト以上の値を指定した場合,抽出側Datareplicator Extensionは指定値不正エラーとなります。256バイト以上の値を指定する必要がある場合には,node_shlibpathオペランドを指定してください。node_shlibpathオペランドの詳細については,「5.1.1 抽出システム定義」のnode_shlibpathオペランドを参照してください。
なお,次の場合は,Oracle用環境変数のNLS_LANGの設定を必ずしてください。
- 抽出対象表名及び列名が2バイト文字コードの場合
- 抽出対象列属性にCHAR,VARCHAR,NCHAR又はNVARCHAR2型がある場合
NLS_LANGの設定をしない場合は,抽出データが文字化けする場合があり,データ連動の動作を保証できません。