HiRDB データ連動拡張機能 HiRDB Datareplicator Extension Version 8

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hderesstateSデータ連動リソースの状態の取得

機能

コマンドを実行した時点のデータ連動リソースの状態を標準出力に出力します。出力される情報を,次の表に示します。

データ連動リソース 出力される情報
メッセージデータ型 出力はありません。
キューテーブル
  • キューテーブルの有無
  • キューテーブル名称
  • キューテーブルからの取り出し(DEQUEUE)が完了した更新データの保存時間
  • キューテーブルに格納されているメッセージ(更新データ)の情報
    ・未抽出メッセージ数
    ・先頭の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間
    ・最終の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間
    ・キューテーブルに格納されているメッセージの詳細
データ連動用トリガ
  • 全トリガ数
  • 全トリガ名
  • 全トリガの定義対象表一覧
  • 全トリガの状態(有効/無効)
抽出データ制御表
  • 抽出データ制御表の有無
  • 抽出データ制御表情報(抽出情報キューファイルの最終WRITE位置)

注※
-dオプションを指定したときだけ出力します。

形式

 
     hderesstateS 〔-D DSN〕〔-u ユーザID 〔/ パスワード〕〕
         〔-d〔-s 表示開始時間〕〔-t 表示終了時間〕〔-n 表示データ件数〕〕
 

オプション

規則

出力形式

[図データ]

説明

出力形式の説明と出力条件を次に示します。

番号 説明 出力条件
1. キューテーブルの有無

exist:キューテーブルあり

not exist:キューテーブルなし
条件はありません。
2. キューテーブル名称 1.がexistの場合。
3. キューテーブルからの取り出し(DEQUEUE)が完了した更新データの保存時間(単位:秒)
4. キューテーブル内の未抽出メッセージ数
5. 先頭の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間 1.がexistで,かつ4.が0以外の場合。
6. 最終の未抽出メッセージがキューテーブルに格納された時間
7. データ連動用トリガ数 条件はありません。
8. データ連動用トリガの詳細
  • 先頭3カラム目
    *の場合はトリガが有効であることを示します。
  • 先頭5〜23カラム目
    「トリガ名+通番+トリガ種別」を表示します。
    通番はトリガ種別ごとに振られる4けたの識別番号です。
    トリガ種別には次の3種類があります。
    ・INS:トリガの投入
    ・UPD:トリガの更新
    ・DEL:トリガの削除
  • 先頭25カラム目以降
    トリガ定義対象スキーマ名及び表名
7.が0以外の場合。
9 抽出データ制御表の有無

exist:抽出データ制御表あり

not exist:抽出データ制御表なし
条件はありません。
10. 抽出データ制御表の情報(抽出情報キューファイルの最終WRITE位置) 9.がexistの場合。
11. 出力メッセージ数 -dオプションを指定している場合。
12. メッセージの連続番号 11.が0以外の場合。
13. メッセージがキューテーブルに格納された時間,トランザクションID,及びメッセージの状態

メッセージの状態
'PROCCESSED':既にキューテーブルから取り出されています。
'READY':まだキューテーブルから取り出されていません。
14. 表ID及び更新種別

更新種別
INS:INSERT
UPD:UPDATE(マッピングキー更新なし)
UPDM:UPDATE(マッピングキー更新あり)
DEL:DELETE
15. 更新前データ数 11.が0以外で,かつ14.の更新種別がUPDM又はDELの場合。
16. 更新データ順序名(4けたの連続番号)及び更新データ長

更新データ長
−1:ナル値
−1以外:データ長
15.が0以外の場合。
17. 更新前データ 15.が0以外で,かつ16.が−1以外の場合。
18. 更新後データ数 11.が0以外で,かつ14.の更新種別がINS,UPD,又はUPDMの場合。
19. 更新データ順序名及び更新データ長

更新データ長
−1:ナル値
−1以外:データ長
18.が0以外の場合。
20. 更新後データ 18.が0以外で,かつ19.が−1以外の場合。