反映側Datareplicatorで使うファイルの運用方法について説明します。
ファイルの内容については,「3.3.2 反映処理で使うファイルとプロセス」を参照してください。
ファイルの準備については,「4.7.2 反映側Datareplicatorで使うファイルの準備」を参照してください。
反映システム定義ファイルの運用方法については,「5.8.2 定義内容の変更」を参照してください。
反映環境定義ファイルの運用方法については,「5.9.2 定義内容の変更」を参照してください。
反映定義ファイルの運用方法については,「5.10.3 定義内容の変更」を参照してください。
反映情報キューファイルの運用方法について説明します。
反映情報キューファイルの名称,サイズ,又は個数を変更する場合は,次のように操作します。
反映ステータスファイルの運用方法について説明します。
反映ステータスファイルの名称又はサイズを変更する場合には,次のように操作します。
反映マスタステータスファイルの運用方法について説明します。
反映マスタステータスファイルは,初期開始時の実行結果を格納するファイルです。Datareplicatorの起動時に自動的に作成されます。
反映エラー情報ファイルの運用方法について説明します。
反映エラー情報ファイルの最大サイズを変更する場合には,次のように操作します。
蓄積の対象になる反映エラー情報ファイルが満杯になるとスワップされます。スワップ先の反映エラー情報ファイルはスワップ時に再作成されます。再作成される前に反映エラー情報ファイルの内容を保存したい場合には,次のように操作してください。
Datareplicatorの稼働中にエラー情報ファイルがスワップ又はクローズされると,メッセージ(KFRB00051-I,KFRB00052-I)が出力されます。このメッセージを契機に,必要に応じてバックアップを取得してください。
蓄積の対象になる反映エラー情報ファイルが満杯になるとスワップされます。スワップ先の反映エラー情報ファイルはスワップ時に再作成されます。再作成される前に反映エラー情報ファイルの内容を標準出力に出力したい場合には,次のように操作してください。
反映エラー情報ファイルの出力例を次の図に示します。
図6-21 反映エラー情報ファイルの出力例
反映エラー情報ファイルの内容は,反映エラー情報ファイルの障害時の回避策,又は自動化運転の情報取得のために出力されます。
UNIX版Datareplicatorの場合は,syslogファイルにも出力されます。ただし,syslogファイルに出力する場合には,反映システム定義のsyslogoutオペランドをtrueとする必要があります。反映エラー情報ファイルの内容の出力先を次の表に示します。
表6-13 反映エラー情報ファイルの内容の出力先
反映エラー情報ファイルの状態 | 出力先 | |
---|---|---|
syslogファイル | 反映エラー情報ファイル | |
正常(出力可) | △ | ○ |
障害があり(出力不可) | △ | × |
稼働トレースファイル(反映トレースファイル)は,hdstrceditコマンドで編集して参照できます。hdstrceditコマンドの使い方については,「7. コマンドの文法」のhdstrceditコマンドを参照してください。
未反映情報ファイルの運用方法について説明します。
未反映情報ファイルの最大サイズを変更する場合には,次のように操作します。
蓄積の対象になる未反映情報ファイルが満杯になるとスワップされます。スワップ先の未反映情報ファイルはスワップ時に再作成されます。ファイルが再作成される前に未反映情報ファイルの内容を保存したい場合には,次のように操作してください。
蓄積の対象になる未反映情報ファイルが満杯になるとスワップされます。スワップ先の未反映情報ファイルはスワップ時に再作成されます。ファイルが再作成される前に未反映情報ファイルの内容を標準出力に出力したい場合には,次のように操作してください。
未反映情報ファイルの出力例を次の図に示します。
図6-22 未反映情報ファイルの出力例
列名 = FUNC(更新情報値) |
列名= ARRAY[更新情報値,更新情報値,...,更新情報値] |
列名[要素番号]= 更新情報値 |
列名=列名||*BLOB(データバイト数)* |
列名=列名||*BINARY(データバイト数)* |
コマンドログファイルの運用方法について説明します。
コマンドログファイルは,Datareplicatorのコマンドを実行した履歴を格納するファイルです。Datareplicatorの起動時に自動的に作成されます。コマンドを実行した履歴を確認したいときに,任意に参照してください。コマンドログに出力される情報については,「7. コマンドの文法」の「コマンドの概要」を参照してください。
コマンドログファイルの内容の例を次の図に示します。
図6-23 コマンドログファイルの内容の例
更新情報定義ファイルの運用方法について説明します。
定義内容を変更するときは,次のように操作してください。反映側Datareplicatorの状態に関係なく,hdssamqinコマンドを実行する前に修正できます。
ただし,前回コマンドが正常終了しなかった場合には,定義内容は変更しないでください。もし変更した場合には,hdssamqinコマンドに -cオプションを指定して実行してください。
SAMファイルを使うメインフレーム側で作成したSAMファイルを,反映側Datareplicator又は更新情報入力コマンド(hdssamqinコマンド)を実行できるシステムにファイル転送してください。
抽出対象外データ格納ファイルの運用方法について説明します。
抽出対象外データ格納ファイルにデータを格納した場合は,hdssamqinコマンドの終了時にメッセージを出力します。この場合,ファイルの内容を確認してください。
抽出対象外データ格納ファイルは,hdssamqinコマンドを実行するたびに再作成されます。ファイルの内容を保存する場合は,次回hdssamqinコマンドを実行する前に,OSのコマンドで任意の名称のファイルに退避してください。
抽出対象外データ格納ファイルの出力例を次の図に示します。
図6-24 抽出対象外データ格納ファイルの出力例