5.1.2 定義の規則

Datareplicatorの定義は,次の三つの形式で記述します。

set形式
抽出システム定義,抽出環境定義,送信環境定義,反映システム定義,反映環境定義
構文形式
抽出定義,反映定義,更新情報定義
ファイル独自の形式
二重化定義

抽出側HiRDBがパラレルサーバで,さらにHiRDBの環境変数(PDDIR,PDCONFPATH,SHLIB_PATHなど)にサーバマシンごとに異なる指定をしている場合には,抽出側Datareplicatorの定義の抽出システム定義では,環境変数に対するオペランドをサーバマシンごとに個別に定義できます。

抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合には,抽出側Datareplicatorの定義の抽出環境定義と送信環境定義では,バックエンドサーバごとに環境を定義できます。

<この項の構成>
(1) set形式の定義の規則
(2) 構文形式の定義の規則
(3) ファイル独自の形式の定義の規則
(4) サーバマシンごとの定義(抽出システム定義)
(5) バックエンドサーバごとの定義(抽出環境定義,送信環境定義)

(1) set形式の定義の規則

(2) 構文形式の定義の規則

(3) ファイル独自の形式の定義の規則

二重化定義の定義形式については,「5.7 二重化定義(抽出側)」又は「5.12 二重化定義(反映側)」を参照してください。

(4) サーバマシンごとの定義(抽出システム定義)

抽出側HiRDBがパラレルサーバで,さらにHiRDBの環境変数(PDDIR,PDCONFPATH,SHLIB_PATHなど)にサーバマシンごとに異なる指定をしている場合には,環境変数に対するオペランドをサーバマシンごとに個別に定義できます。サーバマシンごとの個別の定義を省略すると,そのサーバマシン下の抽出側Datareplicatorは,抽出側Datareplicatorのコマンドを実行するユーザの環境に対して設定した環境変数に従います。サーバマシンごとの定義の形式と規則を次に示します。

抽出側Datareplicatorは定義ファイルの解析時に,HDEPATH下に「定義ファイル名_tmp」という名称のワークファイルを,一時的に作成します。

(a) サーバマシンごとの定義形式

サーバマシンごとの定義形式を次の図に示します。

図5-4 サーバマシンごとの定義形式

[図データ]

(b) サーバマシンごとの定義の規則

サーバマシンごとの定義の規則を次に説明します。

(5) バックエンドサーバごとの定義(抽出環境定義,送信環境定義)

抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合には,抽出環境定義と送信環境定義でバックエンドサーバごとに環境を定義できます。バックエンドサーバごとの定義の形式と規則を次に示します。

抽出側Datareplicatorは,定義ファイルの解析時にHDEPATH下に「定義ファイル名_tmp」という名称のワークファイルを,一時的に作成します。

(a) バックエンドサーバごとの定義の形式

バックエンドサーバごとの定義形式を次の図に示します。

図5-5 バックエンドサーバごとの定義形式

[図データ]

(b) バックエンドサーバごとの定義の規則

バックエンドサーバごとの定義の規則を次に説明します。