Datareplicatorの環境を構築した後に初めてデータ連動を開始する場合は,Datareplicatorを初期化してください。
手順の流れを次の図に示します。
図6-3 環境構築時の初期化手順
環境構築時の初期化手順を図に基づいて説明します。説明の番号は図中の番号に対応しています。
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 抽出側HiRDBを正常停止します。 | pdstop | syslogファイル(Windowsの場合はイベントログ)にKFPS01850-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 抽出側Datareplicatorを初期化します。 | hdestart -i (応答メッセージにYを入力します) | msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00504-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 KFRB00504-Iメッセージが出力されていない,又はmsterrfile1及びmsterrfile2が作成されていない場合は,定義解析エラー,又はファイル生成に失敗しているおそれがあります。syslogファイル(Windowsの場合はイベントログ)を参照してエラー内容を確認し,対処した後に再度初期化を実行してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 抽出側HiRDBを起動します。 | pdstart | syslogファイル(Windowsの場合はイベントログ)にKFPS05210-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
2 | HiRDB Datareplicator連携を開始します。 HiRDBのシステム共通定義のpd_rpl_init_startオペランドにNを指定しているか,指定を省略している場合に実施してください。 | pdrplstart | 標準出力にKFPS05140-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
3 | HiRDBがDatareplicatorとのデータ連携が可能な状態になっているか確認します。 | pdls -d rpl -j | 表示結果の内容※を確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 抽出定義プリプロセスファイルを作成します。 | hdeprep -f 抽出定義ファイル | 標準出力にKFRB04500-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 反映側Datareplicatorを初期化します。 | hdsstart -i -f -q | 標準出力(Windowsの場合はイベントビューア)にKFRB04216-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 KFRB04216-Iメッセージが出力されていない場合は,定義解析エラー,又はファイル生成に失敗しているおそれがあります。 標準出力(Windowsの場合はイベントビューア)を参照してエラー内容を確認し,対処した後に再度初期化を実行してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 反映側Datareplicatorを起動します。 | hdsstart | errfile1又はerrfile2にKFRB00100-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
2 | 抽出側Datareplicatorを起動します。 | hdestart※ | msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00502-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
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1 | 同期イベントを実行します。 | hdeevent※ -n 同期イベントコード |
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