9.1.3 エラー対処後の処置

障害が発生したプロセスごとの抽出側Datareplicatorの処理と,エラー対処後の処置を次の表に示します。

表9-2 エラー対処後の処置

障害が発生したプロセス抽出側Datareplicatorの処理ユーザが取る処置
抽出マスタプロセス抽出側Datareplicatorを終了する(各バックエンドサーバ下の抽出側Datareplicatorも終了します)。
エラーメッセージは,抽出マスタエラー情報ファイルと抽出ノードマスタエラー情報ファイルに出力します。
エラー対処後,hdestartコマンドで抽出側Datareplicatorを再起動してください。
抽出ノードマスタプロセスエラーが発生したサーバマシンでのすべての抽出処理と送信処理を停止します。
エラーメッセージは,抽出ノードマスタエラー情報ファイルに出力します。
エラー対処後,エラーが発生したバックエンドサーバのサーバマシンの抽出処理,送信処理をhdestartコマンドで再起動してください。
抽出プロセスエラーが発生したバックエンドサーバの抽出処理だけを停止します。
エラーメッセージは,抽出ノードマスタエラー情報ファイルに出力します。
エラー対処後,hdestart -eコマンドで停止している抽出処理を再起動してください。
送信プロセスエラーが発生した送信処理だけを停止します。
エラーメッセージは,抽出ノードマスタエラー情報ファイルに出力します。
エラー対処後,hdestart -sコマンドで停止している送信処理を再起動してください。
送信マスタプロセス送信処理はすべて停止します。
エラーメッセージは,抽出ノードマスタエラー情報ファイルに出力します。
エラー対処後,hdestart -sコマンドで停止している送信処理を再起動してください。
抽出コマンドプロセスメッセージ出力後,コマンドの実行を中止します。
エラーメッセージは,標準出力に出力します。
エラー対処後,コマンドを再実行してください。
稼働トレース収集プロセスエラーになるとメッセージが出力されて,稼働トレースは取得されなくなります。
Datareplicatorの処理は続行します。
メッセージの内容を参照して,エラーの原因を取り除いてください。