8.2.2 列データ編集UOCの作成手順(UNIX)

UNIX版Datareplicatorで列データ編集UOCを作成する手順について説明します。列データ編集UOCを実行するまでの手順を次の図に示します。

図8-11 列データ編集UOCの実行手順

[図データ]

<この項の構成>
(1) 作成方法
(2) コンパイル及びリンケージ
(3) 注意事項

(1) 作成方法

列データ編集UOCインタフェース共有ライブラリの作成方法を次に示します。

  1. 列データ編集UOCインタフェースを使う反映列を決定します。
  2. 列データ編集UOCインタフェースの関数を作成します。
  3. 列データ編集UOCインタフェースの関数をコンパイル/リンケージします。

(2) コンパイル及びリンケージ

コンパイル及びリンケージについてOSごとに説明します。

なお,リンケージの未解決エラーが発生する場合は,リンケージのときに必要なライブラリすべてを指定してください。

(a) HP-UX版の場合
 -c:
オブジェクト作成オプション
 +z:
位置独立コード作成オプション
 -I:
Datareplicatorが提供するヘッダファイル格納ディレクトリを指定(/opt/hirdbds/include固定)。UOC自身がほかのヘッダファイルを必要とする場合は,複数指定できます。
(b) Solaris版の場合
 -c:
オブジェクト作成オプション
 -KPIC:
位置独立コード作成オプション
 -I:
Datareplicatorが提供するヘッダファイル格納ディレクトリを指定(/opt/hirdbds/include固定)。UOC自身がほかのヘッダファイルを必要とする場合は,複数指定できます。
(c) AIX版の場合
 -c:
オブジェクト作成オプション
 -I:
Datareplicatorが提供するヘッダファイル格納ディレクトリを指定(/opt/hirdbds/include固定)。UOC自身がほかのヘッダファイルを必要とする場合は,複数指定できます。
(d) Linux版の場合
 -c:
オブジェクト作成オプション
 -fPIC:
位置独立コード作成オプション
 -I:
Datareplicatorが提供するヘッダファイル格納ディレクトリを指定(/opt/hirdbds/include固定)。UOC自身がほかのヘッダファイルを必要とする場合は,複数指定できます。

(3) 注意事項

作成した列データ編集UOCのライブラリは,任意のディレクトリに格納できます。

格納先のディレクトリはSHLIB_PATH環境変数で指定してください。

ただし,/opt/hirdbds/lib下にあるlibhdscuoc.sl(Solaris版,Linux版,又はHP-UX(IPF)版の場合はlibhdscuoc.so,AIX版の場合はlibhdscuoc.a)とは入れ替えないでください。