抽出側DBと反映側DBの不整合が発生した場合の初期化手順について説明します。
手順の流れを次の図に示します。
図9-2 障害回復時の初期化手順
障害回復時の初期化手順を図に基づいて説明します。説明の番号は図中の番号に対応しています。
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 抽出側Datareplicatorを停止します。 | hdestop | - |
2 | 抽出側Datareplicatorの停止を確認します。 | hdestate | 標準エラー出力にKFRB04411-Eメッセージが出力されていることを確認してください。 |
3 | 反映側Datareplicatorを停止します。 | hdsstop | - |
4 | 反映側Datareplicatorの停止を確認します。 | hdsstate | 標準エラー出力にKFRB04302-Eメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | HiRDBとのデータ連携を中止します。 | pdrplstop -f | 標準出力にKFPS05141-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
2 | 抽出側Datareplicatorを初期化します。 | hdestart -i (応答メッセージにYを入力します) | msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00504-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
3 | 抽出定義プリプロセスファイルを作成します。 | hdeprep -f 抽出定義ファイル※ | 標準出力にKFRB04500-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
4 | HiRDBとのデータ連携を開始します。 | pdrplstart | 標準出力にKFPS05140-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
5 | 反映側Datareplicatorを初期化します。 | hdsstart -i -q※ | 標準出力(Windowsの場合はイベントビューア)にKFRB04216-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 反映側Datareplicatorを起動します。 | hdsstart※ | errfile1又はerrfile2にKFRB00100-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
2 | 抽出側Datareplicatorを起動します。 | hdestart※ | msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00502-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |