hdeshmclean(抽出側Datareplicatorの共用リソースの削除)
機能
抽出側Datareplicatorが異常終了した場合に,抽出側Datareplicatorの共用リソース(プロセス,共用メモリ,又はセマフォ)が残っているとき,残っている共用リソースを削除します。このコマンドはUNIX版限定のコマンドです。このコマンドはDatareplicator管理者が実行してください。
形式
hdeshmclean 〔 -x ホスト名 〕 〔 -l clean〔 -q{resp|noresp}〕〔 -w 〕〔 -t{mst|nmt|both}〕〕 |
オプション
条件 | このオプションに指定する値 |
---|---|
抽出システム定義のerrfile_uniqueオペランドにtrueを指定している場合 | 削除対象とする共用リソースが存在するサーバのホスト名を指定します(該当するサーバの$HDEPATH下に作成されているerrfile1_xxxxxファイルのxxxxxと同じ名称を指定してください)。 ただし,抽出マスタプロセスだけが稼働するサーバで,-t mstオプションを指定してコマンドを実行する場合は,このオプションを指定する必要はありません。 |
抽出システム定義のnodecontrolオペランドにserverを指定している場合 | 削除対象とする共用リソースが存在するバックエンドサーバ名を指定します(該当するバックエンドサーバの$HDEPATH下に作成されているerrfile1_xxxxxファイルのxxxxxと同じ名称を指定してください)。 |
出力形式
番号 | 出力情報 | 備考 |
---|---|---|
1 | 抽出マスタプロセス管理リソースヘッダ | 抽出マスタプロセスが管理するリソースが存在しない場合は,番号1~5までの情報は表示されません。 |
2 | コマンド連絡用共用メモリID | - |
3 | ステータスコマンド排他用セマフォID | - |
4 | 抽出マスタプロセスのプロセスID | - |
5 | 稼働トレース収集プロセスのプロセスID | - |
6 | 抽出ノードマスタプロセス管理リソースヘッダ | 抽出ノードマスタプロセスが管理するリソースが存在しない場合は,番号6以降の情報は表示されません。 |
7 | プロセス間連絡用共用メモリID | - |
8 | 抽出定義格納用共用メモリID | - |
9 | メッセージテキスト格納用共用メモリID | - |
10 | コマンド連絡用共用メモリID | 抽出システム定義のnodecontrolオペランドにserverを指定していない場合は,0が出力されます。 |
11 | ノード間排他用セマフォ | - |
12 | コマンド排他用セマフォID | 抽出システム定義のnodecontrolオペランドにserverを指定していない場合は,0が出力されます。 |
13 | 抽出ノードマスタプロセスのプロセスID | - |
14 | 稼働トレース収集プロセスのプロセスID | - |
15 | サーバ単位リソースヘッダ | - |
16 | トランザクション情報管理用共用メモリID | 抽出システム定義のnodecontrolオペランドにserverを指定していない場合は,0が出力されます。 |
17 | トランザクション内更新情報管理用共用メモリID | |
18 | トランザクション内分岐情報管理用共用メモリID | |
19 | 送信プロセス管理用共用メモリID | |
20 | サーバ間排他用セマフォ | |
21 | 抽出プロセスのプロセスID | - |
22 | 送信プロセスのプロセスID | 送信プロセス名は次のように表示されます。 抽出システム定義のsendcontrolオペランドにnodemstを指定している場合は,「hdesender(送信先識別子)」。 抽出システム定義のsendcontrolオペランドにsendmstを指定している場合は,「hdesendmst」。 |
23 | 送信プロセス(hdesndprc)のプロセスID | 抽出システム定義のsendcontrolオペランドにsendmstを指定している場合に出力されます。起動しているプロセスの数だけ表示されます。ただし,送信プロセス(hdesndprc)が起動してない場合は,出力されません。 |
24 | 抽出処理監視プロセスID | 抽出システム定義のextwatch_intvlオペランドを指定していない場合は,0が出力されます。 |
規則
残った共用リソースが原因で抽出側Datareplicatorを起動できない場合は,hdestopコマンドを実行して共用リソースを削除してください。hdestopコマンドを実行しても共用リソースを削除できない場合に,このコマンドを実行してください。