コマンドやシステム定義の指定で,次に示す反映側Datareplicatorの状態を取得できます。
ステータス情報取得コマンド(hdsstateコマンド)を実行すると,反映側Datareplicatorの状態を確認するためのステータス情報を標準出力に取得できます。ステータス情報は,反映側Datareplicatorが稼働中のときだけ取得できます。
ステータス情報として,反映情報キューファイルの使用状況,受信処理の情報,反映処理の情報などを取得できます。取得例については,「7. コマンドの文法」のhdsstateコマンドの文法を参照してください。
Datareplicatorの稼働状況を取得して性能を把握するために,稼働トレースを取得できます。稼働トレースを取得すると,次に示す運用ができます。
反映側Datareplicatorで稼働トレースを取得するときは,反映システム定義のint_trc_lvlオペランドとint_trc_fileszオペランドを指定します。さらに,データ連動識別子ごとの稼働トレースを取得するときは,反映環境定義のint_trc_getlオペランドを指定します。
取得した稼働トレースを出力するときは,hdstrceditコマンドを使います。
稼働トレースの定義については「5.8 反映システム定義」及び「5.9 反映環境定義」を,hdstrceditコマンドについては「7. コマンドの文法」のhdstrceditコマンドの文法を参照してください。