Windows版Datareplicatorで反映情報編集UOCを作成する手順について説明します。Windows版DatareplicatorのUOCは,DLLファイル(xxx.dll)として作成します。
Windows版の場合,反映情報編集UOCは次の開発環境で作成できます。
次に示す手順で,DLLファイルを作成してください。
それぞれの開発環境でのコンパイル,及びリンケージ方法について説明します。
Microsoft Visual C++ Version 5.0を使用してコンパイル,リンケージをする場合,オプションの設定は,プロジェクトメニューから「設定」を選択します。
「プロジェクトの設定」,又は「設定」で設定する項目を次の表に示します。
表8-1 Microsoft Visual C++ Version 5.0の「プロジェクトの設定」,又は「設定」で設定する項目
項目 | カテゴリ | カテゴリの設定 | 設定値 |
---|---|---|---|
コンパイラ | コード生成 | 構造体メンバのアライメント | 8バイト |
使用するランタイムライブラリ | マルチスレッドDLL | ||
呼び出し規約 | _cdecl * | ||
プリプロセッサ | インクルードファイルのパス | Datareplicatorのインストールディレクトリ¥include | |
リンク | インプット | オブジェクト/ライブラリモジュール | CLTDLL.LIB (UOCからSQLを発行する場合に指定) |
追加ライブラリのパス | HiRDBインストールディレクトリ¥CLIENT¥LIB (UOCからSQLを発行する場合に指定) |
リンケージの未解決エラーが発生する場合は,リンケージのときに必要なライブラリすべてを指定してください。
cl.exe /c /D_MT /D_DLL /MD /D"WINVER=0x0400" /D"_WIN32_WINNT=0x0333 /D"_WINNT" /D"NDEBUG" /D"_WINDOWS" /D"WIN32" /D"WIN64" /nologo /I Datareplicatorインストールディレクトリ¥include UOCソースファイル名〔UOCソースファイル名〕… |
link.exe /subsystem:console /incremental:no /machine:IA64 /out: 反映情報編集UOCのDLL名称 /DLL /DEF:defファイル UOCオブジェクト名 |
Visual Studio 2005を使用してコンパイル,リンケージをする場合,オプションの設定は,プロジェクトメニューから「プロパティ」を選択します。
設定する項目を次の表に示します。
表8-2 Visual Studio 2005の「プロパティ」で設定する項目
項目 | カテゴリ | カテゴリの設定 | 設定値 |
---|---|---|---|
プラットフォーム | - | - | Win32 |
構成プロパティ | 全般 | 共通言語ランタイムサポート | 共通言語ランタイムサポートを使用しない |
コンパイラ | コード生成 | 構造体メンバのアライメント | 8バイト |
使用するランタイムライブラリ | マルチスレッドDLL | ||
詳細 | 呼び出し規約 | _cdecl * | |
全般 | 追加のインクルードディレクトリ | Datareplicatorインストールディレクトリ¥include | |
リンク | 全般 | 追加のライブラリディレクトリ | HiRDBインストールディレクトリ¥CLIENT¥LIB (UOCからSQLを発行する場合に指定) |
入力 | 追加の依存ファイル | CLTDLL.LIB (UOCからSQLを発行する場合に指定) |
リンケージの未解決エラーが発生する場合は,リンケージのときに必要なライブラリすべてを指定してください。