反映側システムの構成を変更する場合の初期化手順について説明します。なお,抽出側システムと反映側システムの両方の構成を変更する場合の初期化手順は,「6.8.2 抽出側システムの構成変更」を参照してください。
手順の流れを次の図に示します。
図6-26 反映側システムの構成変更の手順
反映側システムの構成変更の手順を図に基づいて説明します。説明の番号は図中の番号に対応しています。
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 抽出側Datareplicatorを停止します。 | hdestop | - |
2 | 抽出側Datareplicatorの停止を確認します。 | hdestate | 標準エラー出力にKFRB04411-Eメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 反映側Datareplicatorのすべてのプロセスが稼働していることを確認します。 停止しているプロセスがあれば,再起動します。 | hdsstate | 表示結果の「PID」が-1になっていないことを確認してください※。 |
2 | すべての更新情報が反映されたか確認します。 | hdsstate | 表示結果の「current used ratio」が0%になっていることを確認してください。又は,表示結果の「Queue write position」と「Queue read position」が同じ位置を示していることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 反映側Datareplicatorを停止します。 | hdsstop | - |
2 | 反映側Datareplicatorの停止を確認します。 | hdsstate | 標準エラー出力にKFRB04302-Eメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 反映側Datareplicatorを初期化します。 | hdsstart -i -q※ | 標準出力(Windowsの場合はイベントビューア)にKFRB04216-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
項番 | 作業内容 | 実行コマンド | 確認項目 |
---|---|---|---|
1 | 反映側Datareplicatorを起動します。 | hdsstart※ | errfile1又はerrfile2にKFRB00100-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |
2 | 抽出側Datareplicatorを起動します。 | hdestart※ | msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00502-Iメッセージが出力されていることを確認してください。 |