抽出側DBから抽出した更新情報を,送信先識別子ごとに選択して送信するための定義をします。送信文は省略できます。送信文の指定方法によって,送信先へ送信される更新情報は異なります。送信文の指定と送信される更新情報を次の表に示します。
表5-8 送信文の指定と送信される更新情報
送信文の指定 | 送信される更新情報 | |
---|---|---|
送信文で指定した送信先 | 送信文で指定していない送信先 | |
送信文の指定なし(全省略) | - | 全送信先に,すべての更新情報名の更新情報が送信されます。 |
一部の送信先に対して送信文を指定 | 送信文に指定した更新情報名の更新情報だけが送信されます。 | すべての更新情報名の更新情報が送信されます。 |
すべての送信先に対して送信文を指定 | - |
〔{{ send 送信先識別子 from 更新情報名
〔 where 列名{比較演算子 定数|in(定数〔,定数〕…)
|flike(比較開始位置,定数)}
〔 and 列名{比較演算子 定数|in(定数〔,定数〕…)
|flike(比較開始位置,定数)}〕〕
}}…〕
表5-9 選択条件に指定できるマッピングキー列属性
列属性 | 長さ,精度 | 位取り | 指定できる長さ |
---|---|---|---|
char(n) | n≦255 | - | 1≦n≦255 |
mchar(n) | n≦255 | - | 1≦n≦255 |
nchar(n) | n≦127 | - | 1≦n≦127 |
varchar(n) | n≦255 | - | 1≦n≦255 |
mvarchar(n) | n≦255 | - | 1≦n≦255 |
nvarchar(n) | n≦127 | - | 1≦n≦127 |
[large] decimal(m,n) | 1≦m≦38 | 0≦n≦38 | 1≦m≦38,m≧n |
integer | 4バイト | - | 4バイト |
smallint | 2バイト | - | 2バイト |
表5-10 選択条件に指定できる定数
定数種別 | 説明 | 指定例 |
---|---|---|
文字列定数 | アポストロフィで囲んだ文字列。 文字列定数としてアポストロフィを指定するときは,二つ続けて指定することで1文字のデータとして認識されます。1から255バイトまで指定できます。 | 'AB''CD' '日本' |
真数定数 又は符号なし整数 | 符号(+,-),数字,小数点から構成される文字列。 10進数で29けたまで指定できます。 | -100 12.3 |
表5-11 選択条件列属性と定数との関連
列属性 | 定 数 | |
---|---|---|
文字列定数 | 真数定数 又は符号なし整数 | |
char(n) | ○※1 | × |
mchar(n) | ○※1 | × |
nchar(n) | ○※1 | × |
varchar(n) | ○※2 | × |
mvarchar(n) | ○※2 | × |
nvarchar(n) | ○※2 | × |
[large] decimal(m,n) | × | ○ |
integer | × | ○※3 |
smallint | × | ○※4 |