1.2.4 データ連動できるデータベース

Datareplicatorを使ってデータ連動できるデータベースについて説明します。

<この項の構成>
(1) データベースの種類
(2) データベースの種類とデータ連動の関係

(1) データベースの種類

Datareplicatorでデータ連動できるデータベースには,構造型データベース(構造型データベース,階層型データベース,ネットワーク型データベース)とリレーショナル型データベースがあります。以降,このマニュアルでは構造型データベースを構造型と,リレーショナル型データベースをリレーショナル型と表記します。

データベースの種類と抽出側DB,反映側DBとの関係を次の表に示します。

表1-4 データ連動できるデータベースの種類と抽出側DB,反映側DBとの関係

抽出側システム反映側システム
種 類抽出側DB種 類反映側DB
リレーショナル型HiRDB
XDM/RD E2
TMS-4V/SP
RDB1 E2
リレーショナル型HiRDB
構造型XDM/SD E2XDM/RD E2
階層型ADM
ネットワーク型PDMII E2
注※
TMS-4V/SPのデータは階層型ですが,TMS-4V/SP/データ連携支援がリレーショナル構造で出力するため,Datareplicatorではリレーショナル型に分類されます。

(2) データベースの種類とデータ連動の関係

リレーショナル型からリレーショナル型へのデータ連動の概念を図1-8に,構造型からリレーショナル型へのデータ連動の概念を図1-9に示します。

図1-8 リレーショナル型からリレーショナル型へのデータ連動の概念

[図データ]

注※1
抽出側DBがHiRDBの場合の例です。抽出側DBがXDM/RD E2のときは,抽出側Datareplicatorの代わりにXDM/DSが必要です。
注※2
反映側DBがHiRDBの場合の例です。反映側DBがXDM/RD E2のときは,反映側Datareplicatorの代わりにXDM/DSが必要です。
注※3
抽出側DBの表を形式,表名,列名などがすべて同一の反映側DBの表に反映する場合,反映定義を省略できます。

図1-9 構造型からリレーショナル型へのデータ連動の概念

[図データ]
注※
反映定義を省略したときは,反映側DBの「認可識別子.表識別子」には抽出側DBの「スキーマ.レコード型」が対応します。