JP1/Cm2を使った運用管理をするときに設定する項目について説明します。
監視マシン(マネージャ)で設定する項目を次に示します。
DatareplicatorのMIBファイル(hdsMIB)を,監視マシンの任意のディレクトリにコピーします。JP1/Cm2/Network Node ManagerでMIBのロードを実行すると,情報取得,遠隔操作が使えるようになります。DatareplicatorのMIBファイル格納ディレクトリとファイル名を次に示します。
UNIX版Datareplicatorの監視対象マシンで設定する項目を次に示します。
監視対象マシン上でhdspathlistコマンドを実行して,監視対象Datareplicatorの運用ディレクトリ(HDSPATH又はHDEPATH)を設定します。JP1/Cm2は,hdspathlistコマンドで設定した運用ディレクトリに対応するDatareplicatorを監視対象にします。
HiRDBの環境変数が必要なDatareplicatorのコマンドを遠隔操作で実行するときは,シェルスクリプトを作成する必要があります。このシェルスクリプトには,HiRDBの環境変数の設定とDatareplicatorのコマンドを記述します。HiRDBの環境変数が必要なDatareplicatorのコマンドを次に示します。
遠隔操作で上記のコマンドを実行するときに,作成したシェルスクリプトのファイル名を指定すると,シェルスクリプトに記述した環境でDatareplicatorのコマンドを実行します。上記以外のコマンドを遠隔操作で実行するときは,シェルスクリプトを作成しなくても実行できます。
シェルスクリプトの作成方法を次に示します。
JP1/Cm2/Extensible SNMP AgentでDatareplicatorのMIBファイル(hdsMIB)を登録します。JP1/Cm2/Extensible SNMP Agentを設定する方法については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent」を参照してください。
Datareplicatorエージェント起動コマンド(hdsagtstartコマンド)を実行するユーザに,JP1/Cm2/Extensible SNMP Agentの環境変数 $OV_BINを設定します。
状態監視をするDatareplicatorエージェントを自動で起動するときは,下記のパス名を /etc/localrcに登録しておきます。
監視時間間隔などDatareplicatorエージェントの設定を変更するときは,hdsagtoptコマンドを実行します。
Windows版Datareplicatorの監視対象マシンで設定する項目を次に示します。
[ネットワークコンピュータ]の[サービス]で,SNMPサービスを設定します。
状態監視をするDatareplicatorエージェントを自動で起動するときは,Windowsの[サービス]で「HiRDB Datareplicator(Agent)」サービスを自動起動に設定します。監視時間間隔などDatareplicatorエージェントの設定を変更するときは,hdsagtoptコマンドを実行します。