反映側Datareplicatorを運用するときの注意を次に示します。
WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表のデータ連動には,前提条件と制限事項があります。
WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表は,1回の更新を1トランザクションとして扱います。このため,WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表と指定していない表を同じトランザクション内で更新しても,反映側Datareplicatorには別々のトランザクションとして送信・反映されます。このとき,トランザクションがすべて反映される前に反映側DBを参照すると,抽出側DBと反映側DBで不整合が発生することがあります。このため,反映処理が完了したことを確認※してから,反映側DBを参照してください。
また,反映側Datareplicatorで障害が発生してロールバックをする場合,WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表では,更新情報の反映処理を実行中に,表の内容が一時的に古くなることがあります。このため,反映処理が完了したことを確認※してから,反映側DBを参照してください。
WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表は,1回の更新を1トランザクションとして扱うため,送信環境定義のsendintvlオペランドに0(トランザクション単位で更新情報を送信)を指定すると,WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表を更新するたびに送信処理が発生して,送信処理のオーバヘッドが大きくなります。このため,WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表をデータ連動する場合は,送信環境定義のsendintvlオペランドに0以外を指定することをお勧めします。
COMPRESSEDオプションを指定している表のデータ連動には,前提条件があります。