抽出側Datareplicatorの環境変数の設定内容を次の表に示します。
表2-17 抽出側Datareplicatorの環境変数の設定内容
環境変数 | 設定内容 |
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PATH | 次に示すパスを追加します。
- 抽出側Datareplicatorのインストールディレクトリ¥bin※1
- %PDDIR%¥bin※2
- %PDDIR%client¥utl※2
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TZ | 抽出側Datareplicatorのメッセージ出力時のタイムゾーンを指定します。HiRDBのシステム定義に指定した内容と合わせてください。 |
PDDIR※3※4 | 抽出側HiRDBの運用ディレクトリを指定します。 |
PDCONFPATH※3※4 | 抽出側HiRDBのシステム定義ファイルを格納するディレクトリを指定します。 |
PDNAMEPORT※3 | 抽出側HiRDBのポート番号を指定します。 |
PDHOST※3 | 抽出側HiRDBのホスト名を指定します。 |
PDUSER | 抽出側HiRDBの接続ユーザを指定します。 |
HDEPATH | 抽出側Datareplicatorの運用ディレクトリを指定します。このディレクトリ下に抽出側Datareplicatorの定義ファイル,ステータスファイル,エラー情報ファイルを作成します。さらに,このディレクトリは抽出側Datareplicatorのコアファイル(プロセス全体のダンプファイル)の出力先になります。 なお,Windowsの場合は運用ディレクトリ名に丸括弧を使用できます。
- 注意
- 抽出側Datareplicatorと反映側Datareplicatorが同じマシン上にある場合には,環境変数HDEPATHとHDSPATHとで同じディレクトリを指定しないでください。
- 抽出側HiRDBが複数のサーバマシンから構成されるパラレルサーバの場合,それぞれのサーバマシン上の抽出側Datareplicatorの運用ディレクトリを同一にしてください。
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HDE_BIN_COL_MAXLEN | Datareplicator内部で扱うBLOB型の列の定義長を,実際の定義長よりも小さい値で指定します(単位:キロバイト)。定義長は2GB以上でも実際に扱うデータは小さいBLOB型の列の場合,表を再定義することなくデータ連動できるようになります。
- 注意
- この環境変数に指定された値は,hdeprepコマンド実行時に有効になります。
- 指定するBLOB型の列の定義長は,262,143KB以内にしてください。
- この環境変数に指定された値は,抽出対象となるすべてのBLOB型の列に対して有効となります。
- この環境変数に指定した定義長を超えるBLOB型の列が検出された場合の処理については,「6.4.3(4) 環境変数HDE_BIN_COL_MAXLENについての注意」を参照してください。
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- 注※1
- コマンドライブラリの名称として,インストール時に設定されます。詳細については,「2.6.4 インストール時に登録される内容」を参照してください。
- 注※2
- 抽出側HiRDBを標準セットアップしている場合は,インストール時に設定されます。抽出側HiRDBを識別子付きセットアップしている場合は,必ず設定してください。
- 注※3
- 抽出側HiRDBの環境変数です。HiRDBの設定内容については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- 注※4
- 抽出側HiRDBがパラレルサーバで,さらにサーバマシンごとに異なる設定をしている場合には,抽出システム定義でサーバマシンごとに個別に定義できます。抽出システム定義での個別の定義を省略すると,そのサーバマシン下の抽出側Datareplicatorでは,抽出側Datareplicatorのコマンドを実行するユーザの環境に対して設定した環境変数の値に従います。