監視マシン上のJP1/Cm2/Network Node Managerの表示画面に,Datareplicatorの稼働状態を表示するアイコンを作成します。このアイコンの色の表示で,Datareplicatorの抽出側プロセス又は反映側プロセスが正常に稼働しているかどうかを監視マシンで判断できます。
マシンをグループ化している場合は,Datareplicatorのアイコンの色が変化すると,マシンのアイコンやマシングループのアイコンの色も変化します。そのため,多数のマシンの中から,障害が発生しているマシンをアイコンの色で特定できます。
状態を監視するときは,監視対象マシンにDatareplicatorエージェントをインストールします。監視対象マシンのDatareplicatorエージェントは,マシンにインストールされているすべてのDatareplicatorの状態を取得して,JP1/Cm2のSNMPエージェントに渡します。JP1/Cm2のSNMPエージェントは,受け取ったDatareplicatorの状態を監視マシンのJP1/Cm2/Network Node Managerに送ります。この情報を基にJP1/Cm2/Network Node Manager画面上のDatareplicatorアイコンの色が決まります。
JP1/Cm2/Network Node Manager標準の色設定のときは,正常:「緑」,コマンド停止:「黄」,障害停止:「赤」になります。
JP1/Cm2を使った状態監視の概要を次の図に示します。
図3-28 JP1/Cm2を使った状態監視の概要