多数のデータ連動システムを使うときは,センタ以外の各マシンにオペレータを配置しないで運用することがあります。このようなシステムのDatareplicatorが障害で停止すると,センタのオペレータはシステムの停止を検知できないので対応が遅れてしまうことがあります。
統合ネットワーク管理システム JP1/Cm2のSNMPエージェント機能を使うと,オペレータを配置していない複数のDatareplicatorのシステムを,センタから一括して管理できます。遠隔地から操作するセンタのシステム(マネージャ)を監視マシン,操作する対象のDatareplicatorのシステムを監視対象マシンといいます。
JP1/Cm2で運用を管理できるデータ連動製品は,Datareplicator(UNIX版,Windows版)だけです。VOS3とVOS1のデータ連動製品は,JP1/Cm2で運用を管理できません。
JP1/Cm2のSNMPエージェントの操作については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent」及び関連するJP1/Cm2のマニュアルを参照してください。
JP1/Cm2を使った運用管理の概要を次の図に示します。
図3-27 JP1/Cm2を使った運用管理の概要
JP1/Cm2を使った運用管理には,次に示す機能があります。
JP1/Cm2を使った運用管理に必要な製品を次に示します。
監視マシン又は監視対象マシンがWindowsのシステムの場合は,WindowsのSNMPサービスをインストールする必要があります。