反映側システムでエラーが発生したときの対処について説明します。ここでは,次の項目について説明します。
反映側システムでの障害のために,抽出側DBと反映側DBとの間に不整合が発生した場合は,反映側DBの再作成が必要です。抽出側と反映側の両方のデータ連動の環境を同期を取って初期化し,抽出側DBを基に反映側DBを再作成してください。反映側DBの再作成については,「6.5 抽出側HiRDBの運用」を参照してください。
一つの抽出側システムから複数の反映側システムへ送信している場合に,ある特定の反映側システムで障害が発生したときは,抽出側システムでは部分初期開始を使用すると,障害が発生した反映側システムに対する送信処理だけを初期化できます。この場合,障害が発生した反映側システムに対する送信処理だけを部分初期開始し,障害が発生した反映側システムの反映対象DBを再作成してください。
この場合の運用手順を次に示します。
抽出情報キューファイルが満杯になったときに縮退対象になった送信先システムがある場合,縮退対象になった送信先システムの反映側DBを再作成する必要があります。
この場合の運用手順は,複数の反映側システムへ送信している場合にある特定の反映側システムで障害が発生したときの運用手順と同じです。運用手順については,「(2) 複数の反映側システムへ送信している場合の反映側DBの再作成」を参照してください。