3.5.1 Datareplicatorファイルシステム領域の目的

UNIXのキャラクタ型スペシャルファイルの最低長は1MBです。抽出側Datareplicatorのファイルをキャラクタ型スペシャルファイルに割り当てると使用領域よりも空き領域の方が多くなって,格納効率が悪くなります。Datareplicatorファイルシステム領域を使うと,このような格納効率の悪化を防いで,ファイル領域を効率良く管理できます。

Datareplicatorファイルシステム領域を設定すると,Datareplicatorが使う複数のファイル(システムファイル)を,一つのキャラクタ型スペシャルファイルにまとめることができます。

Datareplicatorファイルシステム領域とDatareplicatorのファイルとの関係を次の図に示します。

図3-31 Datareplicatorファイルシステム領域とDatareplicatorのファイルとの関係

[図データ]

<この項の構成>
(1) Datareplicatorファイルシステム領域に格納できるファイル

(1) Datareplicatorファイルシステム領域に格納できるファイル

システムファイルのうち,Datareplicatorファイルシステム領域に格納できるファイルを次の表に示します。

表3-16 Datareplicatorファイルシステム領域に格納できるファイル

Datareplicatorの種類格納できるファイル
抽出側Datareplicator抽出サーバステータスファイル
抽出情報キューファイル
データ連動用連絡ファイル
反映側Datareplicator反映ステータスファイル
反映情報キューファイル