2.12.2 syslogfileの文字コード変換

syslogfileに出力するメッセージの文字コードをSJISからUTF-8に変換できます。

ただし,JP1/Cm2を使った運用管理に関係するプロセスと,Datareplicatorの運用コマンドのプロセスがsyslogfileに出力するメッセージは,文字コード変換の対象となりません。

文字コードを変換することで,syslogfileに出力されるメッセージの文字コードがUTF-8に統一されるため,次のメリットがあります。

前提条件
syslogfileの文字コード変換を行うためには,次の条件をすべて満たす必要があります。
  • Linux,拡張SYSLOG機能,及び日立コード変換のバージョンの組み合わせが次の表に示す組み合わせと一致する

    表2-25 Linuxのバージョンと,拡張SYSLOG機能,及び日立コード変換のバージョン

    Linuxのバージョン拡張SYSLOG機能のバージョン日立コード変換のバージョン
    RedHat Enterprise Linux 5.1 (IPF)拡張SYSLOG機能 02-00以降日立コード変換-Runtime(64) 02-03以降
    RedHat Enterprise Linux 5.1 (x86)拡張SYSLOG機能 02-01以降日立コード変換-Runtime 02-03以降
    RedHat Enterprise Linux 5.1 (EM64T)
    32ビットアドレッシングモード
    拡張SYSLOG機能 02-01以降日立コード変換-Runtime 02-05以降
    RedHat Enterprise Linux 5.1 (EM64T)
    64ビットアドレッシングモード
    日立コード変換-Runtime(64) 02-05以降
  • 抽出システム定義及び反映システム定義のdblocaleオペランドにsjisを指定し,msglocaleオペランドにsjis-japanese又はenglishを指定している