滞留監視機能を使用する場合は,次のオペランドを指定してください。
オペランドの詳細については,「5.3 抽出環境定義」,「5.4 送信環境定義」及び「5.9 反映環境定義」を参照してください。
滞留監視機能を使用すると,滞留時間が上記のオペランドに指定されているしきい値を超えたタイミングで1回,しきい値内に戻ったタイミングで1回警告メッセージが出力されます。しきい値を超えている間,及び範囲内にある間に継続して出力されることはありません。メッセージの出力タイミングを次の図に示します。
図3-37 メッセージの出力タイミング
抽出側DBでは,watchintvlオペランドに指定した滞留監視のタイミングで,抽出マスタプロセスが各ノードのその時点での滞留状態を出力します。しきい値を超えた状態(滞留超過)であれば,KFRB00700-W(00066)メッセージが出力されます。一度,滞留超過した状態からしきい値内に戻った状態であれば,KFRB00700-W(00067)メッセージが出力されます。滞留超過したまま,又はしきい値内のままであれば,メッセージは出力されません。
オペランドの詳細については,「5.2 抽出システム定義」を参照してください。
なお,滞留状態とwatchintvlのタイミングによっては,同一のメッセージが連続して出力されたり,KFRB00700-W(00066)メッセージは出力されなくても,KFRB00700-W(00067)メッセージが出力されたりする場合もあります。
滞留監視機能の警告メッセージは,エラー情報ファイル及びsyslogファイルに出力されます。監視項目ごとの警告メッセージの出力先とメッセージ番号について次の表に示します。出力されるメッセージについては,「10.2 メッセージの詳細」を参照してください。
表3-18 監視項目ごとの警告メッセージ出力先とメッセージ番号
監視項目 | 出力場所 | 出力先 | メッセージ番号 |
---|---|---|---|
抽出滞留時間 送信滞留時間 | 滞留が発生したサーバマシン |
| KFRB00066-W |
抽出対象のHiRDBのマネージャが稼働するサーバマシン |
| KFRB00700-W | |
反映滞留時間 | 反映処理が稼働するサーバマシン |
| KFRB00066-W |