HiRDBからメインフレーム側DB(XDM/RD E2)へデータ連動する場合,抽出側システムと反映側システムの対応は抽出側HiRDBがシングルサーバの場合とパラレルサーバの場合とで異なります。
抽出側HiRDBがシングルサーバの場合の対応を図4-18に,抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合の対応を図4-19に示します。
図4-18 HiRDBからメインフレーム側DBへデータ連動する場合の,抽出側システムと反映側システムとの対応(抽出側HiRDBがシングルサーバの場合)
図4-19 HiRDBからメインフレーム側DBへデータ連動する場合の,抽出側システムと反映側システムとの対応(抽出側HiRDBがパラレルサーバの場合)
抽出側HiRDBと抽出側Datareplicatorとの対応については,「4.4.1(1) 抽出側HiRDBと抽出側Datareplicatorとの対応」を参照してください。
抽出側DatareplicatorとXDM/DSとを対応付けるために,次の項目を設計する必要があります。
ここでは,抽出側Datareplicatorの指定について説明します。XDM/DSの各項目の指定内容については,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 解説・定義」を参照してください。
変数 | UNIX | Windows |
---|---|---|
m | 1~64※ | 1~63※ |
一つの抽出側Datareplicatorから,複数の反映側XDM/DSに更新情報を送信できます。HiRDBがパラレルサーバの場合には,バックエンドサーバが存在するサーバの抽出側Datareplicatorごとに,複数の反映側XDM/DSに更新情報を送信できます。
逆に,一つの反映側XDM/DSでは,1個の抽出側Datareplicatorからの更新情報を受信できます。さらに,一つの反映側XDM/DSに複数のXDM/DSを稼働させると,1個以上の抽出側システム(データ連動識別子)から更新情報を受信できるようになります。ただし,次の不具合が起こるおそれがあります。
送信先識別子の詳細については,「4.4.1(2)(b) 送信先識別子」を参照してください。
データ連動識別子の詳細については,「4.4.1(2)(c) データ連動識別子」を参照してください。
抽出側Datareplicatorを識別するための識別子を抽出側Datareplicator識別子といいます。抽出側Datareplicator識別子は,抽出システム定義のhdeidオペランドで指定します。
XDM/DSでの反映側の識別子の指定については,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 解説・定義」を参照してください。
抽出側DatareplicatorとXDM/DSとで更新情報を送受信するために,次に示すservicesファイルに通信のサービス名を追加する必要があります。
この通信のサービス名を,抽出側Datareplicatorの送信環境定義のhdeserviceオペランドに指定します。
更新情報を送信するために,抽出側システムのhostsファイルにホスト名を登録する必要があります。
このホスト名を,送信環境定義のhdehostオペランドで指定します。
XDM/DSと反映側DBとの対応については,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 解説・定義」を参照してください。