抽出側Datareplicatorを運用するときの注意を次に示します。
抽出側システムを初期化した状態で起動したときは,反映側Datareplicatorもhdsstart -i又はhdsstart -i -Dで起動してください。部分初期開始時は,部分初期開始の対象にした送信先に対応する反映側Datareplicatorをhdsstart -i又はhdsstart -i -Dで起動してください。
抽出側システムだけを初期状態で起動した場合には,KFRB02003-E(詳細コード5)でエラーになります。
ただし,反映環境定義でextract_initにnocheckを指定している場合は,反映側Datareplicatorを初期開始又は部分初期開始する必要はありません。
抽出側システムから送信されたイベントのコードが反映環境定義で定義されていない場合,反映処理の動作には何も影響ありません。ただし,反映側Datareplicatorは,イベントの発生としては認識します。
抽出側Datareplicatorの環境変数HDE_BIN_COL_MAXLENを指定(単位:キロバイト)すると,定義長は2GB以上でも実際に扱うデータは小さいBLOB型の列を,表を再定義することなくデータ連動できるようになります。ただし,環境変数HDE_BIN_COL_MAXLENに指定した定義長を超えるBLOB型の列が検出された場合,抽出側Datareplicatorは次の処理を実施します。
出力されるファイルについて説明します。