列データ編集UOC実行時には,環境変数に,共用ライブラリファイルが格納されているディレクトリパスを指定してください。なお,環境変数と共用ライブラリファイルはOSごとに異なります。OS,環境変数,及び共用ライブラリファイルの対応を次の表に示します。
表8-34 OS,環境変数,及び共用ライブラリファイルの対応
OS | 環境変数 | 共用ライブラリファイル |
---|---|---|
HP-UX(32ビット版,又は64ビット版) | SHLIB_PATH | libhdscuoc.sl |
HP-UX(IPF版),Solaris,又はLinux(32ビット版,IPF版,又はEM64T版) | LD_LIBRARY_PATH | libhdscuoc.so |
AIX | LIBPATH | libhdscuoc.a |
環境変数が指定されていない場合や,環境変数で指定したディレクトリパス下に共用ライブラリファイルが存在しない場合は,列データ編集UOCを使わない通常の反映処理が実行されます。
列データ編集UOC関数内では,シグナルの操作をしないでください。
列データ編集UOC関数内で操作できるファイルは,ユーザ独自のファイルだけ(関数内でオープンしたファイルだけ)です。ファイルの規則を次に示します。
共用メモリは,Datareplicatorやほかのシステムと同じ共用メモリを使わないでください。
列データ編集UOC関数内,又は列データ編集UOC関数の延長で,SQLを実行しないでください。このようにSQLを実行すると,Datareplicatorのトランザクション管理が不正になることがあります。
AIX版では,hds_ucoledit1()からhds_ucoledit8()までの関数のすべてを作成しておいてください。すべてを作成していない場合,反映処理の実行時にエラーとなります。
列データ編集UOCでのデータの受け渡しは要素データごとになります(1回の列データ編集UOC関数の呼び出しで,一つの要素データを列データ編集UOC関数へ渡します)。このため,繰返し列の要素数を列データ編集UOCで増やしたり減らしたりすることはできません。