反映側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-6に,ファイルの内容を表2-16に示します。
図2-6 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成(Windows)
![[図データ]](figure/rz02s060.gif)
- 注※
- Datareplicatorの定義を格納する,任意のディレクトリを示す環境変数です。
表2-16 反映側Datareplicatorのディレクトリとファイルの内容
作成タイミング | ディレクトリとファイル名※1※2 | 内容 |
---|
ユーザが作成 | %HDSPATH%¥hdsenv | 反映システム定義ファイル |
任意の名称 | 反映環境定義ファイル |
任意の名称 | 反映定義ファイル |
抽出システム定義ファイルのfile_dupenvオペランドに指定したファイル名 | 二重化定義ファイル |
反映側 Datareplicator の初期起動時 | 任意の名称 | 反映情報キューファイル |
任意の名称 | 反映ステータスファイル |
%HDSPATH%hdsinitstate | 反映マスタステータスファイル |
%HDSPATH%¥errfile1 %HDSPATH%¥errfile2 | 反映エラー情報ファイル |
%HDSPATH%reftrc.trc1 %HDSPATH%reftrc.trc2 | 反映トレースファイル |
任意の名称 | 未反映情報ファイル |
任意の名称※3 | コマンドログファイル |
ユーザが作成 | 任意の名称 | 更新情報定義ファイル※4 |
ユーザが転送 | 任意の名称 | SAMファイル※5 |
更新情報入力コマンドの実行時 | 更新情報入力コマンドの実行ディレクトリ¥unextfile_データ連動識別子 | 抽出対象外データ格納ファイル※6 |
- 注※1
- 各ディレクトリは,任意のローカルドライブの下に作成します。
- 注※2
- 環境変数 HDSPATHは,Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。
- 注※3
- コマンドログファイル名は,環境変数 hds_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「%HDSPATH%¥相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hds_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として%HDSPATH%¥hdscmdlogが仮定されます。
- 実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長-1」を超えないように指定してください。
- 注※4
- 更新情報定義ファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DBのうち, PDMII E2のデータを抽出する反映側Datareplicatorで作成します。それ以外の場合は,作成する必要はありません。
- 注※5
- メインフレーム側の更新情報抽出SAMファイルが,ファイル転送プログラムで転送されてきます。SAMファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DB(PDMII E2,RDB1 E2)とデータ連動する反映側Datareplicatorの場合に作成します。それ以外の場合は必要ありません。
- 注※6
- 抽出対象外データ格納ファイルは,更新情報入力コマンドを実行するたびに作成/再作成されます。ファイル名は,unextfile_に更新情報入力コマンドの実行時に指定したデータ連動識別子が付いた名称になります。