HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8
機能
反映側Datareplicatorを終了します。
形式
| hdsstop〔 -t{ event|immediate|force }|-q 待ち時間〕 〔 -w 〕 |
オプション
規則
表7-14 -tオプションと終了モードとの関係
| オプション | 終了モード | 終了時の動作内容 |
|---|---|---|
| なし | 正常終了 | hdsstopコマンドの実行後,抽出側システムの稼働単位まで反映処理を終了した時点で,反映側Datareplicatorが終了します。抽出側DBがHiRDBの場合の稼働単位は,抽出側システム全体の正常開始から正常終了までです。抽出側DBがメインフレーム側DBの場合の稼働単位については,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 解説・定義」を参照してください。 なお,抽出システムとの接続状態や,hdsstopコマンドに指定したオプションによっては,上記以外の場合でも正常終了になる場合があります。詳細は「表7-15 正常終了の条件」を参照してください。 |
| -t event | イベント終了 | hdsstopコマンドの実行後,最初に抽出側システムから送信されたイベントを反映処理が検知した時点で,反映側Datareplicatorが終了します。ただし,イベントを検知する前に,抽出側システムの稼働単位までの反映が終了した場合には,イベントを待たないで,反映側Datareplicatorが終了します。 表単位反映方式で反映処理が稼働している場合は,最も遅いグループの反映が終了した時点で反映処理が終了します。 このオプションは,計画的に停止する場合にだけ使ってください。 急に停止させたい場合や受信分の反映を完了させて終了させたい場合には,このオプションは使わないでください。 |
| -t immediate | 即時終了 | hdsstopコマンドの実行後,現在反映処理中の更新情報の反映が終了した時点で反映側Datareplicatorが終了します。 表単位反映方式で反映処理が稼働している場合は,最も進んでいるグループから停止し,最も反映の遅れているグループの反映が,最も進んでいるグループの停止地点に到達した時点で反映側Datareplicatorが終了します。hdsstopコマンドの実行後から,最も進んでいるグループの反映が終了する時点までに更新情報を受信した場合には,更新情報が反映情報キューファイルに格納された時点で受信処理が終了します。 |
| -t force | 強制終了 | 更新情報の反映状態に関係なく,hdsstopコマンドの実行後,強制的に反映側Datareplicatorが終了します。同期点処理中の場合には,同期点処理が終了した後に,反映側Datareplicatorが終了します。 強制終了すると,反映側DBと抽出側DBとで一時的な不整合が生じることがあります。この場合,次回の起動時に開始モードを再開始とすると,反映側DBが自動的に回復されます。 |
表7-15 正常終了の条件
| 抽出システムとの接続状態 | 反映状態 | 正常終了の可否 | |
|---|---|---|---|
| 接続中※1 | 受信分反映完了 | × | |
| 受信分反映未完了 | ×※3 | ||
| 未接続 | 送信完了通知あり (抽出側の正常停止) |
受信分反映完了 | ○ |
| 受信分反映未完了 | ×※4 | ||
| 送信完了通知なし (抽出側強制停止※2) |
受信分反映完了 | ○ | |
| 受信分反映未完了 | ×※4 | ||
注意
表7-16 hdsstopコマンド又はhdsrfctlコマンドを複数回実行した場合の動作
| 後に実行したコマンド | 先に実行したコマンド | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| hdsstopコマンドの -tオプションの指定 | hdsrfctlコマンドの -mオプションの指定 | ||||||||
| なし | event | immediate | force | trn | tbl | spd | immediate | ||
| hdsstop コマンドの -tオプション の指定 |
なし | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| event | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| immediate | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| force | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| hdsrfctl コマンドの -mオプション の指定 |
trn | × | × | × | × | × | × | △ | △ |
| tbl | × | × | × | × | × | × | △ | △ | |
| spd | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | × | |
| immediate | × | × | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
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