HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8

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6.8.3 反映側システムの構成変更

反映側システムの構成を変更する場合の初期化手順について説明します。なお,抽出側システムと反映側システムの両方の構成を変更する場合の初期化手順は,「6.8.2 抽出側システムの構成変更」を参照してください。

手順の流れを次の図に示します。

図6-26 反映側システムの構成変更の手順

[図データ]

手順5以降を実施するには,抽出側DB及び反映側DBを起動してください。

反映側システムの構成変更の手順を図に基づいて説明します。説明の番号は図中の番号に対応しています。

  1. 抽出側Datareplicatorを停止します。
    項番 作業内容 実行コマンド 確認項目
    1 抽出側Datareplicatorを停止します。 hdestop
    2 抽出側Datareplicatorの停止を確認します。 hdestate 標準エラー出力にKFRB04411-Eメッセージが出力されていることを確認してください。
    (凡例)
    −:特にありません。
  2. 反映側Datareplicator中の更新情報がすべて反映されているか確認します。
    項番 作業内容 実行コマンド 確認項目
    1 反映側Datareplicatorのすべてのプロセスが稼働していることを確認します。
    停止しているプロセスがあれば,再起動します。
    hdsstate 表示結果の「PID」が-1になっていないことを確認してください
    2 すべての更新情報が反映されたか確認します。 hdsstate 表示結果の「current used ratio」が0%になっていることを確認してください。又は,表示結果の「Queue write position」と「Queue read position」が同じ位置を示していることを確認してください。
    注※
    抽出システム定義のsendcontrolオペランドにsendmstを指定している場合は,<COMMUNICATION INFORMATION>の「PID:hdstcpmst」に-1が表示されることがあります。
  3. 反映側Datareplicatorを停止します。
    項番 作業内容 実行コマンド 確認項目
    1 反映側Datareplicatorを停止します。 hdsstop
    2 反映側Datareplicatorの停止を確認します。 hdsstate 標準エラー出力にKFRB04302-Eメッセージが出力されていることを確認してください。
    (凡例)
    −:特にありません。
  4. システムの構成を変更します。
  5. 反映側Datareplicatorを初期化します。
    項番 作業内容 実行コマンド 確認項目
    1 反映側Datareplicatorを初期化します。 hdsstart -i -q 標準出力(Windowsの場合はイベントビューア)にKFRB04216-Iメッセージが出力されていることを確認してください。
    注※
    必要に応じてオプションを付けてください。
  6. 抽出側Datareplicator及び反映側Datareplicatorを起動します。
    項番 作業内容 実行コマンド 確認項目
    1 反映側Datareplicatorを起動します。 hdsstart errfile1又はerrfile2にKFRB00100-Iメッセージが出力されていることを確認してください。
    2 抽出側Datareplicatorを起動します。 hdestart msterrfile1又はmsterrfile2にKFRB00502-Iメッセージが出力されていることを確認してください。
    注※
    必要に応じてオプションを付けてください。