HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8
表単位反映方式(表単位分割方式,キーレンジ単位分割方式,又はハッシュ分割方式)で反映処理を並列に実行するときの実行単位にする反映グループを定義します。反映グループは,128個まで繰り返し定義できます。フィールド名称,認可識別子,及び表識別子の指定方法については,「5.10.1 定義の規則」を参照してください。
〔{{ group 反映グループ名
by〔 認可識別子.〕表識別子〔{{,〔 認可識別子.〕表識別子 }}…〕
/**** キーレンジ単位分割方式の定義 ****/
〔{{〔 in '反映先FESのホスト名'/ '反映先FESのサーバ識別子'〔 / '反映先FESのポート番号' 〕〕
〔 having キーレンジ分割条件文〔{{,キーレンジ分割条件文}}…〕| other 〕
}}…〕
/**** ハッシュ分割方式の定義 ****/
〔{{ hash
{ in '反映先FESのホスト名'/ '反映先FESのサーバ識別子'〔 / '反映先FESのポート番号' 〕
〔(RDエリア名 {{,RDエリア名}} …|other)〕
〔{{ ,'反映先FESのホスト名'/ '反映先FESのサーバ識別子'〔 / '反映先FESのポート番号' 〕
〔(RDエリア名 {{,RDエリア名}} …|other)〕
}}… 〕
|divide into SQLプロセス分割数 }
}}…〕〕
反映グループ定義を定義している場合,反映側Datareplicatorでは,反映処理をグループ単位に分けて並列処理します。反映グループは反映グループ定義に従って,128グループまで生成できます。反映グループ定義による反映グループの生成を次の表に示します。なお,キーレンジ単位分割方式又はハッシュレンジ分割方式の反映グループを定義する場合,PURGE TABLEが実行されない表でなければなりません。
表5-20 反映グループ定義による反映処理のグループの生成
| 反映処理の分類 | 反映処理実行時の処理グループの生成 |
|---|---|
| 反映グループ定義で指定した表に対する反映 | 反映グループ定義に従って,グループを生成します。 |
| 反映グループ定義で指定しなかった表に対する反映 | 指定されなかったすべての反映対象表で一つのグループを生成します。グループ名はothergrpと設定されます。 |
| UOCによる反映 | UOCごとにグループを生成します。グループ名は,UOC001からUOC128までの範囲で自動的に設定されます。 |
キーレンジ分割条件を指定するときの規則を説明します。
表5-21 キーレンジ分割条件文内の列に指定できる定数
| 列のデータ型 | 指定できる定数 | 指定例 |
|---|---|---|
| INTEGER | −2147483648〜2147483647の整数値 | 123456 |
| SMALLINT | −32768〜32767の整数値 | 12345 |
| DECIMAL(n) | nけたの整数値(n:1〜38) | 1234567890 |
| DECIMAL(n,m) | 整数部が0〜(n−m)けたの固定小数点表現形式 | 123.456789 |
| SMALLFLT | 固定小数点表現形式,及び単精度浮動小数点表現形式 | 1.23E10 |
| FLOAT | 固定小数点表現形式,及び倍精度浮動小数点表現形式 | 1.2345E20 |
| CHAR | 1〜255文字の,シングルクォーテーション(’)で囲まれた文字列 | 'ABCDEF' |
| VARCHAR | ||
| NCHAR | ||
| NVARCHAR | ||
| MCHAR | ||
| MVARCHAR | ||
| DATE | 反映側HiRDBでの文字列表現のフォーマットである’YYYY-MM-DD’だけ YYYY:0001〜9999(年) MM :01〜12(月) DD :01〜31(日) |
'2001-01-01' |
| TIME | 反映側HiRDBでの文字列表現のフォーマットである’HH-MI-SS’だけ HH :00〜23(時) MI :00〜59(分) SS :00〜59(秒) |
'12:00:00' |
| INTERVAL YEAR TO DAY | 精度8,位取り0の固定小数点数である±yyyymmdd. yyyy:0000〜9999(か年) mm :00〜99(か月) dd :00〜99(か日) |
0000010101. |
| INTERVAL HOUR TO SECOND | 精度6,位取り0の固定小数点数である±hhmmss. hh :00〜99(時間) mm :00〜99(分) ss :00〜99(秒) |
−010101. |
| TIMESTAMP | 反映側HiRDBでの文字列表現のフォーマットである’YY-MM-DD HH-MI-SS[.NN…N]’だけ※ YYYY:0001〜9999(年) MM :01〜12(月) DD :01〜31(日) HH :00〜23(時) MI :00〜59(分) SS :00〜59(秒) NN…N:0〜999999(最大6けたの小数秒) |
'2001-01-01 10:45:30.1523' |
反映処理が正常終了又はイベント終了以外で停止している場合に,反映グループ定義を変更すると,前回までの反映処理と定義変更後の反映処理との間で不整合が発生する場合があります。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.