HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8
反映トランザクション同期機能使用時に想定される障害とその対応方法を次の表に示します。
表3-23 反映トランザクション同期機能使用時の障害運用
| 障害内容 | 対応策 |
|---|---|
| hdeeventコマンドの実行漏れのため同期が取れないで,抽出情報キューファイル及び反映情報キューファイルが満杯になる。 | 同期反映グループを解除して対応してください。 |
| 長大なトランザクションなどが原因で,抽出情報キューファイルが満杯になる。 | データ連動回復機能で回復してください。 |
| ディスク障害などのため,一部のデータ連動識別子の更新情報や同期イベントが失われる。 | データ連動回復機能で回復してください。 |
| 通信障害のため,一部のバックエンドサーバの同期イベントが受け取れない。 | 通信障害の回復を待ち,続きを受信してください。 |
| 反映情報キューファイルが満杯で,同期イベントが受け取れない。 | 同期反映グループを解除して反映側システムを再起動し,反映情報キューファイルに空きを作ります。すべてのログの反映が完了した時点で,再度同期反映グループを構成してください。 |
| 反映側DBのリソース不足や,タイムアウトのため,反映できない。 | 次のどちらかの方法で対策します。
|
| 一部のデータ連動識別子の反映実行エラー(SQLエラーなど)のため,同期が取れない。 | 次のどちらかの方法で対策します。
|
| 同期イベントが失われたり,シーケンスがずれたりする。 | 同期反映グループを解除して対応してください。 |
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