HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 8

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2.7.3 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成

反映側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-6に,ファイルの内容を表2-16に示します。

図2-6 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成(Windows)

[図データ]

注※
Datareplicatorの定義を格納する,任意のディレクトリを示す環境変数です。

表2-16 反映側Datareplicatorのディレクトリとファイルの内容

作成タイミング ディレクトリとファイル名12 内容
ユーザが作成 %HDSPATH%\hdsenv 反映システム定義ファイル
任意の名称 反映環境定義ファイル
任意の名称 反映定義ファイル
抽出システム定義ファイルのfile_dupenvオペランドに指定したファイル名 二重化定義ファイル
反映側
Datareplicator
の初期起動時
任意の名称 反映情報キューファイル
任意の名称 反映ステータスファイル
%HDSPATH%hdsinitstate 反映マスタステータスファイル
%HDSPATH%\errfile1
%HDSPATH%\errfile2
反映エラー情報ファイル
%HDSPATH%reftrc.trc1
%HDSPATH%reftrc.trc2
反映トレースファイル
任意の名称 未反映情報ファイル
任意の名称3 コマンドログファイル
ユーザが作成 任意の名称 更新情報定義ファイル4
ユーザが転送 任意の名称 SAMファイル5
更新情報入力コマンドの実行時 更新情報入力コマンドの実行ディレクトリ\unextfile_データ連動識別子 抽出対象外データ格納ファイル6

注※1
各ディレクトリは,任意のローカルドライブの下に作成します。

注※2
環境変数 HDSPATHは,Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。

注※3
コマンドログファイル名は,環境変数 hds_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「%HDSPATH%\相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hds_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として%HDSPATH%\hdscmdlogが仮定されます。
実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長−1」を超えないように指定してください。

注※4
更新情報定義ファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DBのうち, PDMII E2のデータを抽出する反映側Datareplicatorで作成します。それ以外の場合は,作成する必要はありません。

注※5
メインフレーム側の更新情報抽出SAMファイルが,ファイル転送プログラムで転送されてきます。SAMファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DB(PDMII E2,RDB1 E2)とデータ連動する反映側Datareplicatorの場合に作成します。それ以外の場合は必要ありません。

注※6
抽出対象外データ格納ファイルは,更新情報入力コマンドを実行するたびに作成/再作成されます。ファイル名は,unextfile_に更新情報入力コマンドの実行時に指定したデータ連動識別子が付いた名称になります。