スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 メッセージ
代表的なシステムコールのリターンコードに対する原因と対策を表4-4に示します。表4-4にないエラーについては,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
| システムコール | errno | ニモニック | 考えられる主な原因 | 対策 |
|---|---|---|---|---|
| fcntl | 22 | EINVAL | Windows版でraw I/O機能を使用している場合に,使用できない形式のパーティションを指定しています。 | raw I/O機能で使用できる形式のパーティションを指定してください。raw I/O機能で使用できるパーティションの形式については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。 |
| fork | 11 | EAGAIN | プロセスの数が多過ぎるか,一時的なメモリ不足が発生しています。 | 再度実行しても繰り返し発生する場合は,不要なプロセスを停止させてください。 |
| 12 | ENOMEM | 次のどちらかの原因が考えられます。
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スワップ領域(Windows版の場合は仮想メモリ)が足りない場合は,拡張してください。 これらを拡張できない場合は,不要なプロセスを停止させてください。 一部のプロセスが大量のメモリを消費している場合は,該当するプロセスをいったん停止できないか検討してください。 |
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| malloc | 12 | ENOMEM | 次のどちらかの原因が考えられます。
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スワップ領域(Windows版の場合は仮想メモリ)が足りない場合は,拡張してください。 これらを拡張できない場合は,不要なプロセスを停止させてください。 一部のプロセスが大量のメモリを消費している場合は,該当するプロセスをいったん停止できないか検討してください。 |
| 22 | EINVAL | メモリ管理情報の不正を検知しました。 | 保守員に連絡してください。 | |
| mkdir | 13 | EACCESS | アクセス権限が不正です。 | HiRDB運用ディレクトリ下の,ファイルに対するアクセス権限が正しいか確認してください。 |
| 28 | ENOSPC | ファイルシステムに十分な空き領域がありません。 | ファイルシステム内の不要なファイルを削除するか,又は空き領域に余裕があるファイルシステムにファイルを移行してください。 | |
| msgget | 28 | ENOSPC | UNIX版の場合: msgmni(メッセージキュー識別子数)の指定値が小さいです。 Windows版の場合: インストールドライブの容量,又は使用リソース数が不足しています。 |
UNIX版の場合: msgmniの該当するサーバマシン内で稼働する,全プログラムの所要量を見積もり,指定値を変更した後に該当するサーバマシンを再起動してください。 Windows版の場合: インストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。 又は,必要なメッセージキュー識別子数の値を見積もり,設定してください。メッセージキュー識別子数の見積もり方法,設定方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「リソース数に関連する環境変数の見積もり」を参照してください。 |
| msgrcv | 22 36 |
EINVAL EIDRM |
UNIX版の場合: HiRDB稼働中に,OSのipcrmコマンドやHiRDBのpdsetupコマンドを誤って実行したため,HiRDBが使用するメッセージキューが削除されました。 Windows版の場合: HiRDB稼働中に,HiRDBのインストールディレクトリ下の作業ファイルを削除した可能性があります。 |
HiRDBが異常終了していなければ,強制終了してください。その後,該当するサーバマシンを再起動してください(Windows版の場合,HiRDBのサービスを再度開始してください)。 |
| msgsnd | 11 | EAGAIN | msgmni(メッセージキュー識別子の数),又はmsgtql(メッセージ数)の指定値が小さいです。 | UNIX版の場合: msgmni,msgtqlの該当するサーバマシン内で稼働する,全プログラムの所要量を見積もり,指定値を変更した後に該当するサーバマシンを再起動してください。 Windows版の場合: 必要なメッセージキューテーブル数の値を設定してください。メッセージキューテーブル数の見積もり方法,設定方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「リソース数に関連する環境変数の見積もり」を参照してください。 |
| 22 | EINVAL | HiRDB稼働中に,OSのipcrmコマンドやHiRDBのpdsetupコマンドを誤って実行したため,HiRDBが使用するメッセージキューが削除されました。 | HiRDBが異常終了していなければ,強制終了してください。その後,該当するサーバマシンを再起動してください。 | |
| open | 2 | ENOENT | ファイル,又はディレクトリが見付かりません。 KFPO00107-Eメッセージの呼び出しモジュールにlogblib.cが出力されている場合は,メッセージテキストファイルが見付かりません。その場合の原因を次に示します。 UNIX版の場合: 次のどれかの原因が考えられます。
PDDIR環境変数が正しく設定されていないことが考えられます。 |
UNIX版の場合: エラーの原因に応じて,次の対策をしてください。
PDDIR環境変数が正しく設定されているかどうかを見直してください。コマンドプロンプトからコマンドを実行した場合は,setコマンドでPDDIRが正しく設定されているかどうかを確認してください。 OpenTP1,JP1,DBPARTNER,HiRDB Datareplicator,HiRDB CMなどの製品を使用している場合は,それらの製品のPDDIR環境変数の設定方法が正しいかどうか確認してください。 |
| 6 | ENXIO | ファイルに対するアクセス権がありません。 | デバイスが存在するか,またデバイスが有効化しているかどうかを確認してください。デバイスが有効化されていない場合は有効化してください。それ以外の原因の場合は,使用しているOSのマニュアルを参照し対策してください。 | |
| 13 | EACCES | ファイルに対するアクセス権がありません。 |
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| 17 | EEXIST | 作成しようとしたファイルは既に存在します。 | ファイル名を変更して再度実行するか,又は既存のファイルが不要であれば,削除してから再度実行してください。 | |
| 23 | ENFILE | UNIX版の場合: ファイルのオープン数がシステムの上限を超えました。 Windows版の場合: インストールドライブの容量が不足しています。 |
UNIX版の場合: OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)の,システムでオープンできるファイル最大数(HP-UXの場合はnfile,AIXの場合はmaxuproc×nofiles×固定ライセンス数,Linuxの場合はNR_FILE又はfs.file-max)の指定値を大きくしてください。また,不要なプロセスやウィンドウがありましたら停止してください。 Windows版の場合: インストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。 |
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| 24 | EMFILE | UNIX版の場合: 該当するプロセスでオープンしているファイル数が多過ぎます。 Windows版の場合: インストールドライブの容量が不足しています。 |
UNIX版の場合: HiRDBのコマンドやユティリティのプロセスで発生した場合は,OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)の,プロセスでオープンできるファイル数の最大(HP-UXの場合はmaxfiles,Solarisの場合はrlim_fd_cur,AIXの場合はnofiles,Linuxの場合はINR_OPEN)の値を大きくしてください。 HiRDBのサーバプロセスで発生した場合は,保守員に連絡してください。 Windows版の場合: インストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。 |
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| 999 | ENOENT | Windows版の場合,HiRDBの作業ファイルが破壊されている可能性があります。 | HiRDBが停止しているのを確認してから,次に示すファイルをすべて削除して回復してください。 ただし,4以降のファイルはないことがあります。
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| semget | 12 | ENOMEM | 使用リソース数が不足しています。 | 必要なセマフォ識別子数の値を見積もり,設定してください。セマフォ識別子数の見積もり方法,設定方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「リソース数に関連する環境変数の見積もり」を参照してください。 |
| 28 | ENOSPC | UNIX版の場合: semmni(セマフォ識別子の数),又はsemmns(システム内のセマフォ数)の指定値が小さいです。 Windows版の場合: インストールドライブの容量が不足しています。 |
UNIX版の場合: semmni,及びsemmnsの該当するサーバマシン内で稼働する,全プログラムの所要量を見積もり,指定値を変更した後に該当するサーバマシンを再起動してください。 Windows版の場合 インストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。 |
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| semop | 22 | EINVAL | UNIX版の場合: HiRDB稼働中にOSのipcrmコマンドやHiRDBのpdsetupコマンドを誤って実行したため,HiRDBが使用するセマフォが削除されました。 Windows版の場合: HiRDB稼働中に,HiRDBのインストールディレクトリ下の作業ファイルを削除した可能性があります。 |
HiRDBが異常終了していなければ,強制終了してください。その後,該当するサーバマシンを再起動してください(Windows版の場合,HiRDBのサービスを再開始してください)。 |
| shmat | 22 | EINVAL | UNIX版の場合: HiRDBの共用メモリがありません。 OS起動完了前(/etc/rc実行中)にHiRDBのコマンドを実行した,又は/etc/localrcなどのOS起動完了に実行される環境ファイルに,HiRDBのコマンドを記述したことが考えられます。 Windows版の場合: HiRDB稼働中に,HiRDBのインストールディレクトリ下の作業ファイルを削除した可能性があります。 又は,HiRDBの起動が完了していない状態でコマンドを実行したことが考えられます。 |
UNIX版の場合: OS起動完了前にHiRDBのコマンドを実行したのであれば,OSの起動完了を待って再度コマンドを実行してください。 また,OSの環境ファイル/etc/localrcにはHiRDBのコマンドを記述しないでください。 HiRDBが起動完了していない場合は,HiRDBの起動が完了してからコマンドを実行してください。 Windows版の場合: HiRDBが起動完了していない場合は,HiRDBの起動が完了してからコマンドを実行してください。HiRDBが異常終了していなければ,強制終了してください。その後,HiRDBのサービスを再開始してください。 |
| shmdt | 12 | ENOMEM | Windows版の場合,次のどちらかの原因が考えられます。
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| shmctl | 1 | EPERM | オーナーではないので共用メモリを処理できません。 | KFPH23015-E,KFPO00107-Eメッセージが出力されている場合は,そのメッセージを参照してください。 |
| 12 | ENOMEM | Windows版の場合,次のどちらかの原因が考えられます。
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| shmget | 12 | ENOMEM | UNIX版の場合: 要求されたサイズの共用メモリを確保するだけのメモリ量がサーバマシンにはありません。 Windows版の場合: 表4-5を参照してください。 |
UNIX版の場合: サーバマシンのメモリ使用量を減らしてください。又は,OSの実メモリを増やしてください。 Windows版の場合: 表4-5を参照してください。 |
| 22 | EINVAL | UNIX版の場合: 獲得しようとした共用メモリのサイズが,OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)のshmmaxの指定値を超えました。 Windows版の場合: HiRDB稼働中に,HiRDBのインストールディレクトリ下の作業ファイルを削除した可能性があります。 |
UNIX版の場合: OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)のshmmaxの指定値を大きくしてください。指定を変更した後に該当するサーバマシンを再起動してください。 Windows版の場合: HiRDBが異常終了していなければ,強制終了してください。その後,HiRDBのサービスを再開始してください。 |
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| 28 | ENOSPC | UNIX版の場合: 共用メモリ識別子の数がOSの上限値を超えました。 Windows版の場合: インストールドライブの容量が不足しています。また,共用メモリとしてページングファイルを割り当てている場合は,HiRDBのサービスが共用メモリを管理するためのプロセス固有メモリが不足していることが考えられます。 |
UNIX版の場合: 次に示す項目の中で対処できることを一つ以上してください。 (1)同一マシン上にある共用メモリセグメント数を減らしてください。 (2)OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)のshmmni,及びshmallの指定値を大きくしてください。 Windows版の場合: インストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。また,共用メモリとしてページングファイルを割り当てている場合は,システム全体のメモリの最大使用量を確認して,物理メモリ又はページングファイルを拡張してください。 |
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| write | 5 | EIO | 入出力エラーが発生しました。 | OSやハードウェアの情報に従って対策してください。 |
| 14 | EFAULT | アクセスできない領域に書き込みしようとしました。書き込みしようとしたディスクが切り離された可能性があります。 | 系切り替えに伴うディスクの切り替え中の場合は,問題ありませんので無視してください。HiRDB稼働中に誤ってディスクを切り離してしまった場合は,該当するファイルをバックアップから回復するか,初期化してから使用してください。それ以外の場合は,保守員に連絡してください。 | |
| 27 | EFBIG | ファイルの大きさがシステム制限値を超えました。 | HiRDB管理者,及びルートユーザでのファイルサイズの制限値をHiRDBで使用するファイルより大きく,又は無制限に変更してください。又は使用するファイルサイズを小さくしてください。 | |
| 28 | ENOSPC | ファイルシステムに十分な領域がありません。 | ファイルシステム内の不要なファイルを削除するか,領域に余裕のあるファイルシステムに移行してください。 | |
| abort creat execl execle execlp execv execvp fopen fork gethostbyaddr gethostbyname mmap msgctl msgget msgrcv msgsnd open read readv select semctl semget semop shmat shmctl shmdt shmget signal sigrelse sigset sigsetmask sigvector stat system write writev など |
22 | EINVAL | Windows版の場合,メモリ不足が考えられます。 | Windows版の場合,次に示す項目の中で対処できることをしてください。
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| tempnam | 12 | ENOMEM | UNIX版の場合: 次のどちらかの原因が考えられます。
次のどちらかの原因が考えられます。
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UNIX版の場合: スワップ領域が足りない場合は,スワップ領域を拡張してください。拡張できない場合は,不要なプロセスを停止させてください。 一部のプロセスが大量のメモリを消費している場合は,該当するプロセスをいったん停止できないか検討してください。 Windows版の場合: 仮想メモリが足りない場合は,仮想メモリを拡張してください。拡張できない場合は,不要なプロセスを停止させてください。 一部のプロセスが大量のメモリを消費している場合は,該当するプロセスをいったん停止できないか検討してください。 |
| 13 | EACCES | ディレクトリパスに対するアクセス権がありません。 | tempnamが作成するファイル名称のディレクトリパスに,実行者のアクセス権限があるか確認してください。アクセス権限がない場合にはアクセス権限を与えてください。ディレクトリパスを次に示します。 UNIX版の場合:
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| 24 | EMFILE | UNIX版の場合: 次のどちらかの原因が考えられます。
次のどちらかの原因が考えられます。
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UNIX版の場合:
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| bind | UNIX版の場合: 226(HP-UX) 67(AIX) 125(Solaris) 98(Linux) Windows版の場合: 10048 |
EADDRINUSE WSAEADDRINUSE |
HiRDBで設定したポート番号がほかのプログラムと重複しているか,又はHiRDBで複数設定したポート番号の中で重複しているおそれがあります。 | HiRDBで設定したポート番号を見直し,重複しないようにしてください。 |
| shmat | 12 | ENOMEM | 次のどれかの原因が考えられます。
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| 項番 | 共用メモリの割り当て場所※1 | 要因 | 確認方法 | 対処方法 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ファイル,ページングファイル共通 | リソースが不足している場合 | 共用メモリ使用数の設定値を確認してください。 | 必要な共用メモリ使用数の値を見積もり,設定してください。共用メモリ使用数の見積もり方法,設定方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「リソース数に関連する環境変数の見積もり」を参照してください。 |
| 2 | ファイルの場合 | インストールディスクの空き容量が不足している場合 | HiRDBをインストールしたドライブに,十分な空き容量があるかを確認してください。 | 空き容量が少ないときは,不要なファイルを削除してください。 |
| 3 | 仮想メモリの初期値と最大値の指定が異なるため,ディスクページングファイルを配置したディスクに空き容量がない場合 | ディスクページングファイルを配置したディスクに空き容量があるかを確認してください。 | ディスクに空き容量がないときは,仮想メモリを再配置してください。仮想メモリを再配置するときは,ドライブに連続した領域を作成するように,初期サイズと最大サイズを同じ値(固定値)にしてください。 | |
| 4 | メモリが不足している場合 | 仮想メモリ(ページングファイル)に十分な空き容量があるかを確認してください。 | 仮想メモリを拡張又は再配置してください。仮想メモリを拡張又は再配置するときは,ドライブに連続した領域を作成するように,初期サイズと最大サイズを同じ値(固定値)にしてください。 | |
| 5 | ページングファイルがあるディスクに十分な空き容量があるかを確認してください。 | 仮想メモリに拡張が必要ならば拡張してください。このとき,仮想メモリの指定値は,初期値と最大値を同じ値に指定してください。 | ||
| 6 | インストール情報が正しく参照できない場合 | インストール情報を確認してください。インストール情報については,pdntenvコマンドで表示できます。pdntenvコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。 | pdntenvコマンドでShmFileの値を確認してください。ShmFileの値がregular,page,又は空白以外の場合は,Windowsのレジストリファイルが破損しているおそれがあるため,保守員へ連絡してください。 | |
| 7 | メモリのページ固定に失敗した場合 | HiRDBシステム定義,又はコマンドラインにメモリのページ固定をする設定があるかどうか確認してください。 | メモリのページ固定をする場合,共用メモリの割り当て場所はページングファイルである必要があります。共用メモリの割り当て場所をページングファイルに変更してください。 | |
| 8 | ページングファイルの場合 | インストールディスクの空き容量が不足している場合 | HiRDBをインストールしたドライブに,十分な空き容量があるかを確認してください。 | 空き容量が少ないときは,不要なファイルを削除してください。 |
| 9 | 仮想メモリの初期値と最大値の指定が異なるため,ディスクページングファイルを配置したディスクに空き容量がない場合 | ディスクページングファイルを配置したディスクに空き容量があるかを確認してください。 | ディスクに空き容量がないときは,仮想メモリを再配置してください。仮想メモリを再配置するときは,ドライブに連続した領域を作成するように,初期サイズと最大サイズを同じ値(固定値)にしてください。 | |
| 10 | メモリが不足している場合 | 仮想メモリ(ページングファイル)に十分な空き容量があるかを確認してください。 | 仮想メモリを拡張又は再配置してください。仮想メモリを拡張又は再配置するときは,ドライブに連続した領域を作成するように,初期サイズと最大サイズを同じ値(固定値)にしてください。 | |
| 11 | ページングファイルがあるディスクに十分な空き容量があるかを確認してください。 | 仮想メモリに拡張が必要ならば拡張してください。このとき,仮想メモリの指定値は,初期値と最大値を同じ値に指定してください。 | ||
| 12 | インストール情報が正しく参照できない場合 | インストール情報を確認してください。インストール情報については,pdntenvコマンドで表示できます。pdntenvコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。 | pdntenvコマンドでShmFileの値を確認してください。ShmFileの値がregular,page,又は空白以外の場合は,Windowsのレジストリファイルが破損しているおそれがあるため,保守員へ連絡してください。 | |
| 13 | HiRDBのサービスが開始していない場合 | HiRDBのサービスが開始状態かどうかを確認してください。 | HiRDBのサービスが停止状態のときはサービスを開始してください。 | |
| 14 | メモリのページ固定に失敗した場合 | 仮想メモリやページングファイルを配置したディスクに十分な空き容量があるかを確認してください。十分な空き容量があるにもかかわらず,このエラーになる場合は,物理メモリに連続領域がないため,ページ固定に失敗しています。 | 次に示すどれかの処置をしてください。
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| 15 | 共用メモリをメモリ内にページ固定できる権限がありません。 | 次に示すどちらかの処置をしてください。
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| 項番 | ShmFileの値 | 割り当て場所 |
|---|---|---|
| 1 | regular | HiRDB運用ディレクトリ下のファイル |
| 2 | page | ページングファイル |
| 3 | 空白 | HiRDB運用ディレクトリ下のファイル |
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