INSERT文 形式1(行挿入)
機能
表に,行を列単位で挿入します。直接,値を指定して一つの行の挿入ができます。また,問合せ式本体を使用して,一つ,又は複数の行の挿入もできます。
使用権限(形式1)
表に対するINSERT権限を持つユーザが,その表に行を挿入できます。
ただし,INSERT文中に問合せ指定を指定する場合は,その問合せ指定の表に対してSELECT権限が必要です。
形式1<列単位で表に行を挿入する>
INSERT INTO 〔〔RDノード名称.〕認可識別子.〕表識別子 |
オペランド
データを挿入する列の名称を指定します。
列名についての規則を次に示します。
挿入するデータを取り出す問合せ式本体を指定します。
問合せ式本体については,「2.2 問合せ式」を参照してください。
問合せ指定については,「2.3 問合せ指定」を参照してください。
取り出したデータを挿入する列が繰返し列の場合,その列に対応する問合せ指定の選択式には,添字なしで繰返し列を指定します。
表式については,「2.5 表式」,表参照については,「2.6 表参照」,探索条件については,「2.7 探索条件」を参照してください。
挿入する行のすべての列に既定値を挿入します。
DEFAULT VALUESは,次の形式を指定する場合と同じ意味になります。
VALUES(DEFAULT,DEFAULT,…)
上記のDEFAULTの数は,挿入対象の表の列数と同じです。
挿入の対象となる表が,ほかのユーザで使用されているときは,トランザクションを取り消して無効にする場合,指定します。
WITH ROLLBACKを省略した場合は,挿入の対象となる表が,ほかのユーザで使用されているとき,使用中のユーザのトランザクションが終了してから実行します。
共通規則
参照制約に関する規則
使用例
INSERT INTO ZAIKO
VALUES(:XSCODE,:XSNAME,:XCOL,
:XTANKA,:XZSURYO)
INSERT INTO ZAIKO
(SCODE,SNAME,ZSURYO)
VALUES(:XSCODE,:XSNAME,:XZSURYO)
INSERT INTO ZAIKO
SELECT * FROM ZAIKO2
INSERT INTO ZAIKO(SCODE,SNAME,COL)
VALUES('612S',N'ズボン',N'白')
INSERT INTO JUTYU
VALUES('02561','TT001','302S',50,CURRENT_DATE,CURRENT_TIME)