BLOBデータをシングルサーバ,又はフロントエンドサーバのユニットのファイルに出力し,出力したユニットのIPアドレスとファイル名を返却します。
WRITE(出力BLOB値,ファイル接頭辞,ファイル出力オプション) |
出力BLOB値には,次の項目を指定できます。なお,出力BLOB値はBLOB型にしてください。
出力BLOB値についての規則を次に示します。
SELECT WRITE(C1,…),C1 FROM …
SELECT WRITE(C1,…),WRITE(C1,…) … FROM …
ファイル接頭辞には,HiRDBが組み立てるファイル名の先頭部分を指定します。ファイル接頭辞はVARCHAR型で,かつ222バイト以内で指定してください。
ファイル接頭辞には,次の項目を指定できます。
ファイル接頭辞についての規則を次に示します。
ファイル出力オプションには,ファイル出力のモードを指定します。ファイル出力オプションは数データ型で指定してください(DESCRIBE INPUT文実行時にはINTEGER型を返却します)。
ファイル出力オプションには,次の項目を指定できます。
また,指定できる値を次に示します。
機能 | 値 |
---|---|
再作成(ファイルがある場合は上書きします) | 0 |
追加書き(ファイルがある場合は終端に追加します) | 1 |
上書き禁止(ファイルがある場合はエラーとします) | 2 |
非同期出力(OSに対して非同期出力を要求します) | 4 |
ファイル出力オプションに埋込み変数,又は?パラメタだけを指定する場合,その埋込み変数,?パラメタは単純構造にしてください。
IPアドレス:ファイル接頭辞-列番号-行カウンタ
←---- ファイル名 ----→
BLOBデータのファイル出力機能を使用した検索例を次に示します。
表T1から,列C1,C2を検索します。このとき,C1のBLOBデータをファイル出力し,そのファイル名を取得します。
表T2から,CONTAINS()が真となるADT1列を検索します。このとき,列値をEXTRACTS()の引数に渡した結果のBLOB値をファイルに出力し,ファイル名を取得します。なお,この例は全件ヒットした場合を示しています。