全般規定

埋込み言語は,埋込み型のUAPを作成する場合にプログラム用SQLと一緒に使用して,埋込み変数の宣言,及びリターンコードによる処理の宣言をするSQLです。

埋込み言語の種類と機能を次の表に示します。

表6-1 埋込み言語の種類と機能

種 類機 能
BEGIN DECLARE SECTION
(埋込みSQL開始宣言)
埋込み変数宣言節の始まりを示します。埋込み変数宣言節には SQL中で使用する埋込み変数,及び標識変数を指定します。
END DECLARE SECTION
(埋込みSQL終了宣言)
埋込み変数宣言節の終わりを示します。
ALLOCATE CONNECTION HANDLE(接続ハンドルの割り当て)複数接続機能を使用した環境で,UAPが使用する接続ハンドルを割り当てます。
FREE CONNECTION HANDLE(接続ハンドルの解放)ALLOCATE CONNECTION HANDLEで割り当てた接続ハンドルを解放します。
DECLARE CONNECTION HANDLE SET(使用する接続ハンドルの宣言)複数接続機能を使用した環境で,UAP中のSQLが使用する接続ハンドルを宣言します。
DECLARE CONNECTION HANDLE UNSET(使用する接続ハンドルの全解除)この文以前にDECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの,使用の宣言をすべて解除します。
GET CONNECTION HANDLE(接続ハンドル取得)X/Open XAインタフェース環境下で複数接続機能を使用する場合,UAPが使用する接続ハンドルを割り当てます。
COPY(登録原文の引き込み)登録原文をソースプログラム中に引き込みます。
GET DIAGNOSTICS(診断情報取得)直前に実行したSQL文がCREATE PROCEDURE,CREATE FUNCTION,CREATE TYPE,ALTER PROCEDURE,ALTER ROUTINE,ALTER TRIGGER,CREATE TRIGGER,CALL文,又はWITH句指定のある動的SELECT文,若しくはカーソル宣言の場合に,そのエラー情報,及び診断情報を診断領域から取得します。また,直前に実行したSQL文がリモートデータベースアクセスを実行した場合に,分散サーバが返したエラー情報を取得します。
COMMAND EXECUTE(UAPからのコマンド実行)UAP中から,HiRDBのコマンド,及びOSのコマンドを実行します。
SQL先頭子SQLの始まりを示します。
SQL終了子SQLの終わりを示します。
WHENEVER(埋込み例外宣言)SQLの実行後にHiRDBがSQL連絡領域に設定したリターンコードによって,UAPの処理を宣言します。
SQLCODE変数SQLの実行後にHiRDBから返されるリターンコードを受け取ります。
SQLSTATE変数SQLの実行後にHiRDBから返されるリターンコードを受け取ります。
PDCNCTHDL型変数の宣言複数接続機能を使用した環境で,使用する接続情報を持つハンドルを宣言します。
INSTALL JARHiRDBサーバにJARファイルを登録します。
REPLACE JARHiRDBサーバにJARファイルを再登録します。
REMOVE JARHiRDBサーバのJARファイルを削除します。
INSTALL CLIBHiRDBサーバにCライブラリファイルを新規登録します。
REPLACE CLIBHiRDBサーバにCライブラリファイルを再登録します。
REMOVE CLIBHiRDBサーバのCライブラリファイルを削除します。
DECLARE AUDIT INFO SETHIRDBサーバにアクセスするアプリケーションのアカウント情報などユーザ任意接続情報を設定します。