スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス

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DECLARE CONNECTION HANDLE SET使用する接続ハンドルの宣言

機能

複数接続機能を使用した環境で,UAP中のSQL,又はSQL連絡領域が使用する接続ハンドルを宣言します。

形式

 
 DECLARE CONNECTION HANDLE SET :PDCNCTHDL型変数
 

オペランド

PDCNCTHDL型として宣言した埋込み変数を指定します。

共通規則

  1. DECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの有効範囲は,ソースプログラム上での出現位置によって決定します。あるDECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの変数は,ソースプログラム上の,次に出現するDECLARE CONNECTION HANDLE SET又はDECLARE CONNECTION HANDLE UNSETまでの,すべてのSQLに対して有効となります。
  2. 使用する接続ハンドルの宣言は,同じUAP上で複数回できます。

留意事項

  1. C言語の場合,DECLARE CONNECTION HANDLE SETの記述以前に発行したSQL文に対しては,そのSQL文が単一接続環境で発行されたものとして処理します。
    COBOL言語の場合,複数接続機能を使用したUAPでは,DECLARE CONNECTION HANDLE SETの記述以前にSQL文は記述できません。
  2. DECLARE CONNECTION HANDLE SETで宣言するのは,接続ハンドルの変数の名称であり,値そのものではありません。
  3. 複数接続機能を使用したSQL文の実行結果を格納しているSQL連絡領域を,ほかのモジュールから参照する場合は,そのモジュールでDECLARE CONNECTION HANDLE SETを実行しておく必要があります。

使用例

PDCNCTHDL型変数がCnctHdlの接続ハンドルを宣言します。

 
(C言語の場合)
  EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION;
      PDCNCTHDL CnctHdl;
  EXEC SQL END DECLARE SECTION;
 
  EXEC SQL DECLARE CONNECTION HANDLE SET :CnctHdl;
 
(COBOL言語の場合)
  EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC
      01 CNCTHDL SQL TYPE IS PDCNCTHDL.
  EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC
 
  EXEC SQL DECLARE CONNECTION HANDLE SET :CNCTHDL END-EXEC