スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
埋込み言語は,埋込み型のUAPを作成する場合にプログラム用SQLと一緒に使用して,埋込み変数の宣言,及びリターンコードによる処理の宣言をするSQLです。
埋込み言語の種類と機能を次の表に示します。
表6-1 埋込み言語の種類と機能
種 類 | 機 能 |
---|---|
BEGIN DECLARE SECTION (埋込みSQL開始宣言) |
埋込み変数宣言節の始まりを示します。埋込み変数宣言節には SQL中で使用する埋込み変数,及び標識変数を指定します。 |
END DECLARE SECTION (埋込みSQL終了宣言) |
埋込み変数宣言節の終わりを示します。 |
ALLOCATE CONNECTION HANDLE(接続ハンドルの割り当て) | 複数接続機能を使用した環境で,UAPが使用する接続ハンドルを割り当てます。 |
FREE CONNECTION HANDLE(接続ハンドルの解放) | ALLOCATE CONNECTION HANDLEで割り当てた接続ハンドルを解放します。 |
DECLARE CONNECTION HANDLE SET(使用する接続ハンドルの宣言) | 複数接続機能を使用した環境で,UAP中のSQLが使用する接続ハンドルを宣言します。 |
DECLARE CONNECTION HANDLE UNSET(使用する接続ハンドルの全解除) | この文以前にDECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの,使用の宣言をすべて解除します。 |
GET CONNECTION HANDLE(接続ハンドル取得) | X/Open XAインタフェース環境下で複数接続機能を使用する場合,UAPが使用する接続ハンドルを割り当てます。 |
COPY(登録原文の引き込み) | 登録原文をソースプログラム中に引き込みます。 |
GET DIAGNOSTICS(診断情報取得) | 直前に実行したSQL文がCREATE PROCEDURE,CREATE FUNCTION,CREATE TYPE,ALTER PROCEDURE,ALTER ROUTINE,ALTER TRIGGER,CREATE TRIGGER,CALL文,又はWITH句指定のある動的SELECT文,若しくはカーソル宣言の場合に,そのエラー情報,及び診断情報を診断領域から取得します。また,直前に実行したSQL文がリモートデータベースアクセスを実行した場合に,分散サーバが返したエラー情報を取得します。 |
COMMAND EXECUTE(UAPからのコマンド実行) | UAP中から,HiRDBのコマンド,及びOSのコマンドを実行します。 |
SQL先頭子 | SQLの始まりを示します。 |
SQL終了子 | SQLの終わりを示します。 |
WHENEVER(埋込み例外宣言) | SQLの実行後にHiRDBがSQL連絡領域に設定したリターンコードによって,UAPの処理を宣言します。 |
SQLCODE変数 | SQLの実行後にHiRDBから返されるリターンコードを受け取ります。 |
SQLSTATE変数 | SQLの実行後にHiRDBから返されるリターンコードを受け取ります。 |
PDCNCTHDL型変数の宣言 | 複数接続機能を使用した環境で,使用する接続情報を持つハンドルを宣言します。 |
INSTALL JAR | HiRDBサーバにJARファイルを登録します。 |
REPLACE JAR | HiRDBサーバにJARファイルを再登録します。 |
REMOVE JAR | HiRDBサーバのJARファイルを削除します。 |
INSTALL CLIB | HiRDBサーバにCライブラリファイルを新規登録します。 |
REPLACE CLIB | HiRDBサーバにCライブラリファイルを再登録します。 |
REMOVE CLIB | HiRDBサーバのCライブラリファイルを削除します。 |
DECLARE AUDIT INFO SET | HIRDBサーバにアクセスするアプリケーションのアカウント情報などユーザ任意接続情報を設定します。 |
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