スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
CREATE USER MAPPING(ユーザマッピング定義)
機能
HiRDBでのSQL文実行時の認可識別子及びパスワードとは異なる,外部のDBのユーザID及びパスワードを使用して外部のDBにアクセスする場合に,認可識別子及びパスワードのマッピングを定義します。
使用権限
- DBA権限を持つユーザ
- すべてのユーザに対してユーザマッピングを定義できます。
形式
CREATE USER MAPPING
FOR PUBLIC
SERVER 外部サーバ名
OPTIONS (オプション名 'オプション値' 〔,オプション名 'オプション値'〕…)
|
オペランド
HiRDBに登録しているすべての認可識別子に対してユーザマッピングを定義します。CREATE USER MAPPINGを実行した後に追加した認可識別子に対しても,ユーザマッピングが有効となります。
認可識別子及びパスワードを変換してアクセスする外部サーバの名称を指定します。
- OPTIONS (オプション名 'オプション値' 〔,オプション名 'オプション値'〕…)
次のオプションを指定します。なお,一つのオプションは重複して指定できません。
- USER 'ユーザID'
- 外部DBアクセス時に使用する外部のDBのユーザIDを指定します。
- ユーザIDは,最大30バイトで指定できます。このオプションは必ず指定してください。
- PASSWD 'パスワード'
- 外部DBアクセス時に使用する外部のDBのパスワードを指定します。
- パスワードは,最大30バイトで指定できます。このオプションを省略した場合,HiRDBはパスワードなしで外部のDBに接続をします。パスワードなしでの外部DBへの接続については,各DBMSのマニュアルを参照してください。
共通規則
- 外部サーバに対してユーザマッピングを定義していない場合,外部サーバに対するアクセスは実行時にエラーとなります。CREATE SERVERで外部サーバを定義するときに,ユーザマッピングも定義するようにしてください。
- ユーザマッピングを定義すると,外部サーバ名で指定した外部のDBへのアクセスを,すべてOPTIONSで指定した外部のDBのユーザID及びパスワードでします。
- 既にユーザマッピングを定義している外部サーバに対して,再度CREATE USER MAPPINGを実行するとエラーになります。
留意事項
- ユーザマッピングの定義を変更する場合は,DROP USER MAPPINGでユーザマッピングを削除した後,再度CREATE USER MAPPINGでユーザマッピングを定義してください。
- CREATE USER MAPPINGは,OLTP下のX/Openに従ったUAPからは指定できません。
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