スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス

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CREATE ALIAS別名定義

機能

ほかのRDノード中の表をアクセスするために,表別名を定義します。

使用権限

DBA権限を持つユーザ
他RDノードにある表に対して,自分,又はほかのユーザの認可識別子の表別名を定義できます。

スキーマ権限を持つユーザ
他RDノードにある表に対して,自分の認可識別子の表別名を定義できます。

形式

 
 CREATE ALIAS〔認可識別子.〕表別名
     FOR RDノード名称.認可識別子.表識別子
 

オペランド

認可識別子
定義する表別名の所有者になるユーザの認可識別子を指定します。
省略した場合,実行するユーザの認可識別子を仮定します。

表別名
表別名の名称を指定します。

RDノード名称
表別名を定義する表があるRDノードの名称を指定します。
自RDノードのRDノード名称は指定できません。

認可識別子
表別名を定義する表の所有者の認可識別子を指定します。

表識別子
表別名を定義する表の名称を指定します。
実表,ビュー表,及び外部表を指定できます。

共通規則

  1. 表別名は,スキーマがなくても定義できます。
  2. 表別名を定義しても,他RDノードへの影響はありません。
  3. 表別名を定義する権限がなくても,定義されている表別名は使用できます。
  4. 表別名の表に対するアクセス権限は,その表別名を定義した表のアクセス権限と同じになります。表のアクセス権限は,他RDノードでチェックします。
  5. 定義する表別名は,自RDノードの同一認可識別子での実表,ビュー表,外部表,及び表別名と重複できません。
  6. CREATE ALIAS実行時には,指定したRDノード,認可識別子,及び表識別子がなくてもエラーにはなりません。

留意事項

  1. CREATE ALIASは,OLTP下のX/Openに従ったUAPからは指定できません。
  2. 表別名に対して表別名を定義した場合,CREATE ALIAS実行時にはエラーになりませんが,アクセス時にはエラーとなります。

使用例

RDノード名称がNOD1,認可識別子がUSR1,表識別子がTBL1の表に,表別名ALS1を定義します。

 
    CREATE ALIAS ALS1 FOR NOD1.USR1.TBL1