スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
システム定義のpd_overflow_suppressでオーバフローエラー抑止が設定されている場合は,次に示すような場合でもエラーとしないで,オーバフローが発生した演算の結果をナル値として処理を続行します。
オーバフローエラー抑止の対象を次に示します。
表2-102 オーバフローエラー抑止の対象となるスカラ関数
| 分類 | スカラ関数 | スカラ関数の種別 |
|---|---|---|
| 変換関数 | DEGREES | システム定義スカラ関数 |
| NUMEDIT | ||
| STRTONUM | ||
| 数学関数 | ABS | システム組込みスカラ関数 |
| MOD | ||
| CEIL | システム定義スカラ関数 | |
| COSH | ||
| EXP | ||
| FLOOR | ||
| POWER | ||
| ROUND | ||
| SINH | ||
| TAN | ||
| TANH | ||
| TRUNCYEAR | ||
| 日付操作 | ADD_INTERVAL | |
| NEXT_DAY | ||
| ROUNDMONTH |
ただし,オーバフロー抑止が設定されていても,次の場合はエラーになるので注意してください。
オーバフローが発生した場合,SQL連絡領域のSQLWARNBに'W'が設定されるので,SQLWARNBを参照してオーバフローの発生の有無を確認できます。
オーバフローエラー抑止が設定されている場合の処理の例を,次に示す管理表(KANRI)を使用して説明します。
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