スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス

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1.1.9 スキーマパス

スキーマパスとは,認可識別子で明示的に修飾していないルーチン名,インデクス型名,ユーザ定義型名のスキーマの探索順序を決定するものです。

インデクス型名,ユーザ定義型名の場合は,対象となるスキーマにインデクス型名,ユーザ定義型名がないときに,次のスキーマを探索します。

関数名の場合は,呼び出す関数の決定規則に従って候補となる関数がないときに,次のスキーマを探索します。呼び出す関数の決定規則については,「2.20 関数呼出し」を参照してください。

(a) 探索順序

探索するスキーマは,次の順序で仮定されます。

  1. 省略時に仮定する認可識別子のユーザのスキーマ
    省略時に仮定する認可識別子については,「1.1.8 名前の修飾」を参照してください。
  2. MASTERのスキーマ
(b) スキーマパスの適用範囲

認可識別子で修飾しない指定で,定義済みのルーチン名,インデクス型名,ユーザ定義型名の参照時に適用します。