スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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付録G.3 ディクショナリ表の詳細

参照するために必要なデータディクショナリ表の定義情報を表ごとに示します。

なお,各ディクショナリ表にVARCHAR又はMVARCHARのデータ型の列がありますが,これはデータベース初期設定ユティリティ,又はデータベース構成変更ユティリティのdictionary datatypeオペランドで,データ型をどちらにするか設定してください。

<この項の構成>
(1) SQL_PHYSICAL_FILES表の内容
(2) SQL_RDAREAS表の内容
(3) SQL_TABLES表の内容
(4) SQL_COLUMNS表の内容
(5) SQL_INDEXES表の内容
(6) SQL_USERS表の内容
(7) SQL_RDAREA_PRIVILEGES表の内容
(8) SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容
(9) SQL_VIEW_TABLE_USAGE表の内容
(10) SQL_VIEWS表の内容
(11) SQL_DIV_TABLE表の内容
(12) SQL_INDEX_COLINF表の内容
(13) SQL_DIV_INDEX表の内容
(14) SQL_DIV_COLUMN表の内容
(15) SQL_ROUTINES表の内容
(16) SQL_ROUTINE_RESOURCES表の内容
(17) SQL_ROUTINE_PARAMS表の内容
(18) SQL_ALIASES表の内容
(19) SQL_TABLE_STATISTICS表の内容
(20) SQL_COLUMN_STATISTICS表の内容
(21) SQL_INDEX_STATISTICS表の内容
(22) SQL_DATATYPES表の内容
(23) SQL_DATATYPE_DESCRIPTORS表の内容
(24) SQL_TABLE_RESOURCES表の内容
(25) SQL_PLUGINS表の内容
(26) SQL_PLUGIN_ROUTINES表の内容
(27) SQL_PLUGIN_ROUTINE_PARAMS表の内容
(28) SQL_INDEX_TYPES表の内容
(29) SQL_INDEX_RESOURCES表の内容
(30) SQL_INDEX_DATATYPE表の内容
(31) SQL_INDEX_FUNCTION表の内容
(32) SQL_TYPE_RESOURCES表の内容
(33) SQL_INDEX_TYPE_FUNCTION表の内容
(34) SQL_EXCEPT表の内容
(35) SQL_FOREIGN_SERVERS表の内容
(36) SQL_USER_MAPPINGS表の内容
(37) SQL_IOS_GENERATIONS表の内容
(38) SQL_TRIGGERS表の内容
(39) SQL_TRIGGER_COLUMNS表の内容
(40) SQL_TRIGGER_DEF_SOURCE表の内容
(41) SQL_TRIGGER_USAGE表の内容
(42) SQL_PARTKEY表の内容
(43) SQL_PARTKEY_DIVISION表の内容
(44) SQL_AUDITS表の内容
(45) SQL_REFERENTIAL_CONSTRAINTS表の内容
(46) SQL_KEYCOLUMN_USAGE表の内容
(47) SQL_TABLE_CONSTRAINTS表の内容
(48) SQL_CHECKS表の内容
(49) SQL_CHECK_COLUMNS表の内容
(50) SQL_DIV_TYPE表の内容
(51) SQL_SYSPARAMS表の内容
(52) SQL_INDEX_XMLINF表の内容
(53) SQL_SEQUENCES表の内容

(1) SQL_PHYSICAL_FILES表の内容

この表では,HiRDBファイルの情報(HiRDBファイルとRDエリアとの関係)を管理します(1行で1HiRDBファイル分)。

SQL_PHYSICAL_FILES表の内容を次の表に示します。

表G-2 SQL_PHYSICAL_FILES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 SERVER_NAME CHAR(8) サーバ名称(バックエンドサーバ名又はディクショナリサーバ名)。
2 PHYSICAL_FILE_NAME VARCHAR(167) HiRDBファイル名。
3 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
HiRDBファイルを割り当てたRDエリア名。
4 INITIAL_SIZE INTEGER HiRDBファイルのセグメント数。
5 PHYSICAL_FILE_ID INTEGER 物理ファイルID。

(2) SQL_RDAREAS表の内容

この表では,RDエリアの定義情報を管理します(1行で1RDエリア分)。

SQL_RDAREAS表の内容を次の表に示します。

表G-3 SQL_RDAREAS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
RDエリアの名称。
2 SERVER_NAME CHAR(8) サーバ名称(バックエンドサーバ名又はディクショナリサーバ名) 。
3 RDAREA_TYPE CHAR(1) RDエリアの種類。
M:マスタディレクトリ用RDエリア
D:データディレクトリ用RDエリア
S:データディクショナリ用RDエリア
W:ワーク用のユーザ用RDエリア
U:ユーザ用RDエリア
P:データディクショナリLOB用RDエリア
L:ユーザLOB用RDエリア
R:レジストリ用RDエリア
K:レジストリLOB用RDエリア
A:リスト用RDエリア
4 PAGE_SIZE INTEGER ページ長(単位:バイト) 。
5 SEGMENT_SIZE INTEGER セグメントサイズ(単位:ページ) 。
6 FILE_COUNT INTEGER HiRDBファイル数。
7 N_TABLE INTEGER 格納表数(定義数)。
初期値は0となります。表と順序数生成子を定義している場合は,表と順序数生成子を合わせて500が上限値となります。
8 N_INDEX INTEGER 格納インデクス数(定義数)。
初期値は0となります。
9 RDAREA_ID INTEGER RDエリアID。
10 REBALANCE_TABLE CHAR(1) リバランス表の有無。
Y:リバランス表あり
ナル値:リバランス表なし
11 MAX_ENTRIES INTEGER 最大リスト登録数。
リスト用RDエリア以外の場合,又はmax entriesを指定していない場合はナル値となります。
12 EXTENSION CHAR(1) RDエリアの増分指定有無。
U:指定あり
N:指定なし
13 EXTENSION_SEGMENT_SIZE INTEGER 増分セグメント数。
RDエリアの増分指定がない場合はナル値となります。
14 ORIGINAL_RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
UNIX版の場合:
オリジナルRDエリアの名称。
レプリカRDエリアでない場合はナル値となります。
Windows版の場合:
システムが使用する情報(内容は空となります)。
15 ORIGINAL_RDAREA_ID INTEGER UNIX版の場合:
オリジナルRDエリアのID。
レプリカRDエリアでない場合はナル値となります。
Windows版の場合:
システムが使用する情報(内容は空となります)。
16 GENERATION_NUMBER SMALLINT UNIX版の場合:
世代番号。
オリジナルRDエリア及びレプリカRDエリア以外のRDエリアの場合はナル値となります。
Windows版の場合:
システムが使用する情報(内容は空となります)。
17 REPLICA_COUNT SMALLINT UNIX版の場合:
レプリカカウンタ。
オリジナルRDエリア以外の場合,及びレプリカRDエリアがなくなったRDエリアの場合はナル値となります。
Windows版の場合:
システムが使用する情報(内容は空となります)。
18 REPLICA_STATUS CHAR(1) UNIX版の場合:
レプリカステータス。
C:カレントRDエリア
S:サブRDエリア
オリジナルRDエリア及びレプリカRDエリア以外のRDエリアの場合はナル値となります。
Windows版の場合:
システムが使用する情報(内容は空となります)。
19 SHARED CHAR(1) 共用RDエリアの指定。
S:共用RDエリア
ナル値:非共用RDエリア
20 N_SEQUENCE INT 格納順序数生成子数。
順序数生成子数が0の場合はナル値となります。表と順序数生成子を定義している場合は,表と順序数生成子を合わせて500が上限値となります。

(3) SQL_TABLES表の内容

この表では,スキーマ内にある表の情報を管理します(1行で1表分)。

なお,SQL_TABLES表の行は,表を定義するときに作成され,表を削除するときに削除されます。

SQL_TABLES表の内容を次の表に示します。

表G-4 SQL_TABLES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30) ,又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 TABLE_TYPE CHAR(16) 表の種別。
BASE TABLE:実表
VIEW:ビュー表
READ ONLY VIEW:読み込み専用ビュー表
FOREIGN TABLE:外部表
4 TABLE_ID INTEGER 表ID。
システム内のユニークな内部IDを示します。
5 N_COLS SMALLINT 構成列数。
6 N_INDEX SMALLINT インデクス定義数。
次のインデクスの定義数の合計です。
  • B-treeインデクス(主キー,クラスタキー,及び部分構造インデクスを含む)
  • プラグインインデクス
  • 外部インデクス
初期値は0です。
7 DCOLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
分割列名(複数列の分割,及びマトリクス分割の場合は先頭の分割キーの列名)。
非分割表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
8 VDEFLEN INTEGER ビュー解析情報長。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
9 FREE_AREA SMALLINT ページ内未使用領域の比率(%)。
ビュー表及び外部表の場合は0となります。
10 FREE_PAGE SMALLINT セグメント内空きページ(未使用ページ)比率(%)。
ビュー表及び外部表の場合は0となります。
11 TABLE_COMMENT VARCHAR(255),又は
MVARCHAR(255)
コメント。
初期値はナル値となります。
12 CREATE_TIME CHAR(14) 表作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS) 。
13 ENQ_RESOURCE_SIZE CHAR(1) 排他資源単位。
P:ページ単位
行単位の排他の場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
14 DEFAULT_COLUMN SMALLINT 既定値(DEFAULT句又はWITH DEFAULT)の指定列数。※2
ビュー表及びディクショナリ表の場合はナル値となります。
15 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
非分割格納先RDエリア名称。
分割表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
16 DEFINITION_CACHE_SIZE INTEGER 表定義キャッシュサイズ(単位: バイト)。
ディクショナリの場合はナル値となります。
17 STATISTICS_CACHE_SIZE INTEGER 統計情報キャッシュサイズ(単位:バイト)。
初期値はナル値となります。
18 N_RDAREA INTEGER 格納先RDエリア数(1〜1024)。
ビュー表及び外部表の場合は0となります。
19 FIX_TABLE CHAR(1) FIX指定。
F:指定あり
N:指定なし
20 VIEW_LEVEL INTEGER ビュー定義のネスト数。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
21 N_BASETABLE INTEGER ビュー表の基となる表の数。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
22 ROW_LENGTH INTEGER FIX表の行長。
FIX表でない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
23 N_NOTNULL INTEGER 非ナル値列数。※2
ビュー表,及びディクショナリ表の場合はナル値となります。
24 COMPRESS_TYPE VARCHAR(8) データ圧縮情報。
  • 圧縮種別(先頭1バイト)
 S:データ抑制(SUPPRESS)
  • 2バイト目以降
 抑制データ型
  D:DECIMAL
SUPPRESSを指定していない表,ビュー表,ディクショナリ表,及び外部表の場合はナル値となります。
25 DIV_TYPE CHAR(1) 分割種別。
P:境界値分割,及びマトリクス分割
H:フレキシブルハッシュ分割
F:FIXハッシュ分割
M:ハッシュ混在マトリクス分割
非分割表,キーレンジ分割表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
26 HASH_NAME VARCHAR(8),又は
MVARCHAR(8)
ハッシュ関数名。
"HASH1"
"HASH2"
"HASH3"
"HASH4"
"HASH5"
"HASH6"
"HASH0"
"HASHA"
"HASHB"
"HASHC"
"HASHD"
"HASHE"
"HASHF"
HASHを指定していない表,マトリクス分割表,ビュー表,ディクショナリ表,及び外部表の場合はナル値となります。
27 N_LOB_COLUMN SMALLINT データ型がBLOBの列数。
ビュー表,及びBLOBの列がない表の場合はナル値となります。
28 N_LOB_RDAREA INTEGER 表が持つユーザLOB用RDエリア数。
ビュー表,BLOBの列がない表,BLOB属性を含む抽象データ型がない表,及び外部表の場合はナル値となります。
29 CHANGE_TIME CHAR(14) 表定義の変更時刻(YYYYMMDDHHMMSS)。
表の初期作成時はナル値となります。
30 N_DIV_COLUMN SMALLINT 分割キー列数(2〜16)。
非分割表,単一列分割キーを指定した表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
31 COLUMN_SUP_INF CHAR(1) 列ごとのデータ抑制指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
列ごとのデータ抑制を指定していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
32 N_ADT_COLUMN SMALLINT データ型が抽象データ型の列数。
抽象データ型が定義されていない表,及び外部表の場合はナル値となります。
33 WITHOUT_ROLLBACK CHAR(1) WITHOUT ROLLBACK指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
WITHOUT ROLLBACKを指定していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
34 N_EXCEPT_VALUES INTEGER インデクス除外キー値の数。
除外値指定がないインデクス,及びビュー表の場合はナル値となります。
35 EXCEPT_VALUES_LEN INTEGER インデクス除外キー値の合計長(バイト)。
除外値指定がないインデクス,及びビュー表の場合はナル値となります。
36 REBALANCE CHAR(1) リバランス機能の使用有無。
Y:使用します。
リバランス機能を使用しない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
37 INDEXLOCK_OPT CHAR(1) システムが使用する情報。
38 N_PK_COLUMNS SMALLINT 主キーの列数。
主キーを定義していない場合はナル値となります。
39 FOREIGN_SERVER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
外部サーバ名。
外部表でない場合はナル値となります。
40 FOREIGN_SERVER_ID INTEGER 外部サーバID。
外部表でない場合はナル値となります。
41 BASE_FOREIGN_TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基になる外部サーバ上の,表の所有者の認可識別子又はスキーマ名。
外部表でない場合はナル値となります。
42 BASE_FOREIGN_TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基になる外部サーバ上の表の名称。
外部表でない場合はナル値となります。
43 N_RDAREA_BEFORE_REBALANCE INTEGER ALTER TABLE ADD RDAREA実行前の分割情報数(SQL_DIV_TABLE表の行数)※1
リバランスを開始した場合,及びリバランス表以外の表,ビュー表,外部表の場合はナル値となります。
44 ON_REBALANCE CHAR(1) リバランス実行状態。
Y:実行中
ナル値:実行中でない
リバランス開始後にYとなり,リバランスが正常終了するとナル値になります。
45 SEGMENT_REUSE CHAR(1) SEGMENT REUSEの指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
SEGMENT REUSEにNOを指定している場合(省略している場合も含む),及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
46 N_REUSE_SEGMENT INTEGER 空き領域の再利用を開始するセグメント数。※3
SEGMENT REUSEにNOを指定している場合(SEGMENT REUSEを省略している場合も含む),及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
47 REUSE_SEGMENT_SIZE CHAR(10) 空き領域の再利用を開始するセグメント数の指定値。※4
SEGMENT REUSEにセグメント数以外を指定している場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
48 REUSE_SEGMENT_SIZE_TYPE CHAR(1) 空き領域の再利用を開始するセグメント数の単位。
K:K指定時
M:M指定時
ナル値:省略時
SEGMENT REUSEにセグメント数以外を指定している場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
49 INSERT_ONLY CHAR(1) 改竄防止機能の指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
改竄防止機能を使用していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
50 DELETE_PROHIBIT_TERM_TYPE CHAR(1) 行削除禁止期間の種別。
I:日間隔データ
Y:ラベル付き間隔(YEAR)
M:ラベル付き間隔(MONTH)
D:ラベル付き間隔(DAY)
ナル値:指定なし
改竄防止機能を使用していない場合,行削除禁止期間を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
51 DELETE_PROHIBIT_TERM CHAR(10) 行削除禁止期間の指定値※5
改竄防止機能を使用していない場合,行削除禁止期間を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
52 SYSGEN_COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
挿入履歴保持列の名称。
改竄防止機能を使用していない場合,行削除禁止期間を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
53 N_TRIGGER INTEGER トリガ定義数。
トリガ未定義,ビュー表,外部表,及びディクショナリ表の場合はナル値となります。
54 N_DIV_DIMENSION SMALLINT 分割次元数。
マトリクス分割表以外の場合はナル値となります。
55 AUDIT_TABLE_OPTION CHAR(1) この表が監査証跡表であるかどうかの値。
Y:監査証跡表
V:監査証跡表を基にしたビュー表
監査証跡表,及び監査証跡表を基にしたビュー表以外の場合はナル値となります。
56 N_PARENTS SMALLINT 外部キーの数。
参照制約を定義していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
57 N_CHILDREN SMALLINT この表の主キーを参照する外部キーの数。
被参照表以外の表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
58 N_FK_COLUMNS SMALLINT 外部キーの列数の合計。
参照制約を定義していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
59 CHECK_PEND CHAR(1) 参照制約の検査保留状態の種別。
C:保留状態
ナル値:非保留状態
ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
60 N_CHECK INTEGER 定義した検査制約の数。
検査制約を定義していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
61 N_CHECK_LIMIT INTEGER 検査制約制限値※6
検査制約を定義していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
62 CHECK_PEND2 CHAR(1) 検査制約の検査保留状態の種別。
C:保留状態
ナル値:非保留状態
ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
63 CHK_SOURCE_LEN INTEGER 検査制約の探索条件の長さの合計。
検査制約を定義していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
64 SHARED CHAR(1) 共用表の指定。
S:共用表
ナル値:非共用表
65 CHANGE_TIME_INSERT_ONLY CHAR(14) 改竄防止表への変更時間(YYYYMMDDHHMMSS)。
表定義時,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
66 N_UPDATE_COLUMN SMALLINT 更新可能列属性の指定列数。
更新可能列属性を指定していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
67 TABLE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パブリックビュー表の定義者。
パブリックビュー表以外の場合,ナル値となります。
68 N_CONSTRUCTOR_COLUMN SMALLINT システムが使用する情報。常にナル値となります。
69 CONSTRUCTOR_TYPE CHAR(1) システムが使用する情報。常にナル値となります。
70 NONE_DFLTCST_CLMCOUNT SMALLINT 既定文字集合以外の文字集合の指定列数。
文字集合を指定していない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
71 CHARSET_SPECCOUNT SMALLINT 文字集合を指定した列数。
文字集合を指定していない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
72 N_PARTIAL_STRUCTURE_INDEXES SMALLINT 部分構造インデクス定義数。
部分構造インデクスを定義していない場合,ビュー表の場合,及び外部表の場合はナル値となります。

注※1
リバランス表に対して,ALTER TABLE ADD RDAREAでRDエリアを追加した場合,RDエリア追加前の分割情報数(SQL_DIV_TABLE表の行数)が格納されます。ただし,一度設定した分割情報数は,リバランスユティリティ(pdrbal)を実行してリバランスが終了するまでは,ALTER TABLE ADD RDAREAでRDエリアを追加しても更新されません。リバランスが終了するとナル値となります。

注※2
HiRDB External Data Access機能で外部表を作成した場合,列オプションNULLABLEに'NO'を指定しているときは,NOT NULL WITH DEFAULTが仮定されます。そのため,DEFAULT_COLUMN列のWITH DEFAULT指定列数とN_NOTNULL列の非ナル値列数がそれぞれカウントアップされます。

注※3
セグメント数の単位を指定した場合,値は次のように格納されます。
'K'指定時:指定値×1024
'M'指定時:指定値×10242

注※4
値は,右詰めの文字形式で格納されます。なお,セグメント数の単位('K',及び'M')は含まれません。

注※5
行削除禁止期間の種別によって,次のように格納されます。
'I'の場合:"+YYYYMMDD."の文字形式
'Y','M',及び'D'の場合:右詰めの文字形式

注※6
検査制約制限値は,検査制約の探索条件中で指定した論理演算子の数(CASE式のWHEN探索条件中のAND,ORを除くANDの数,及びORの数)の合計と,検査制約数の合計となります。
例:
次のように表定義をした場合,検査制約制限値は4となります(論理演算子(ANDとOR)の合計が2,検査制約数の合計が2)。
 
CREATE TABLE "ZAIKO"
  ("GNO" CHAR(5),"GNAME" CHAR(8),"TANKA" INTEGER,
    "SURYO" INTEGER,"NYUKOBI" DATE)
  CHECK("SURYO"≧100 AND "SURYO"≦1000)
  CONSTRAINT "SURYOKISOKU"
  CHECK("NYUKOBI"=DATE('1992-08-21')
    OR "NYUKOBI"=DATE('1992-09-21'))
  CONSTRAINT "NYUKOBIKISOKU"

(4) SQL_COLUMNS表の内容

この表では,列の定義情報を管理します(1行で1列分)。

なお,SQL_COLUMNS表の行は,表を定義するときに作成され,表を削除(スキーマの削除も含む)するときに削除されます。

SQL_COLUMNS表の内容を次の表に示します。

表G-5 SQL_COLUMNS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列を含む表の名称。
3 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名。
4 TABLE_ID INTEGER 表ID。
5 COLUMN_ID SMALLINT 列ID。
1から始まる整数です。0以下はありません。
6 DATA_TYPE CHAR(24) データ型。※1
7 DATA_LENGTH CHAR(7) 列データ長。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
8 IS_NULLABLE CHAR(3) 列ナル情報。※5
YES:ナル値を許容する
NO:ナル値を許容しない
9 DIVIDED_KEY CHAR(1) 分割キー。
Y:分割キー
空白:分割キー以外
10 CLUSTER_KEY CHAR(1) クラスタキー。
Y:クラスタキー構成列
空白:クラスタキー構成列以外
11 COLUMN_COMMENT VARCHAR(255),又は
MVARCHAR(255)
コメント。
初期値はナル値となります。
12 BASE_TYPE CHAR(1) 基の列の種別。※8
C:列
F:集合関数
E:そのほか
実表及び外部表の場合はナル値となります。
13 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基の列を含む実表の所有者。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
14 BASE_TABLE VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基の列を含む実表の名称。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
15 BASE_COLUMN VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基の列名。
実表及び外部表の場合はナル値となります。
16 DEFAULT_COLUMN CHAR(1) WITH DEFAULTの指定。※5
Y:指定あり
N:指定なし
ビュー表の場合はナル値となります。
17 COLUMN_OFFSET SMALLINT 列オフセット。
FIX表でない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
18 HASH_KEY CHAR(1) ハッシュキー。
Y:ハッシュキー
空白:ハッシュキー以外
19 RECOVERY_TYPE CHAR(1) RECOVERYの指定。
A:ALL
P:PARTIAL
N:NO
データ型がBLOB以外の場合はナル値となります。※9
20 LOB_LENGTH CHAR(20) 列長の指定値。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
データ型がBLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。※9
21 LOB_LENGTH_TYPE CHAR(1) 列長のタイプ(列長の単位) 。
K:K指定時
M:M指定時
G:G指定時
空白:省略時
データ型がBLOB以外の場合はナル値となります。※9
22 DATA_TYPE_CODE SMALLINT データ型コード。※2
23 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT 列データ長コード。※3
24 LOB_LENGTH_CODE CHAR(8) BLOB列データ長コード。※4※6
データ型がBLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。
25 DIVCOL_ORDER SMALLINT 分割キー指定順序(0〜16)。
該当する表内で1から始まるユニークな値です。分割キーの指定順に+1した値となります。分割キーでない列は0を設定します。
非分割表,単一列分割キーを指定した表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
26 SUPPRESS_INF CHAR(1) データ抑制指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
データ抑制を指定していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
27 PLUGIN_DESCRIPTION VARCHAR(255) プラグインオプションの内容。
PLUGIN句の指定がない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
28 UDT_OWNER VARCHAR(30) ユーザ定義型の所有者。
ユーザ定義型でない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
29 UDT_NAME VARCHAR(30) ユーザ定義型の型名称。
ユーザ定義型でない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
30 UDT_TYPE_ID INTEGER ユーザ定義型の型ID。
ユーザ定義型でない場合,及び外部表の場合はナル値となります。
31 MAX_ELM SMALLINT 繰返し列の最大要素数。
繰返し列でない列の場合はナル値となります。
32 NO_SPLIT CHAR(1) NO SPLITの指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
ビュー表,外部表の場合,及びALTER TABLE CHANGE SPLIT実行時の場合はナル値となります。
33 PRIMARY_KEY CHAR(1) 主キー種別。
Y:主キーです。
空白:主キーではありません。
34 COLLATING_SEQUENCE CHAR(1) 外部サーバとHiRDB External Data Accessの文字列型列の文字コード及び照合順序。
S:SAME
D:DIFFERENT
外部表以外の場合,及び外部表列のデータ型が文字列型以外の場合はナル値となります。
35 TRAILING_SPACE CHAR(1) 外部表の文字列型列の文字列後方の空白有無。
Y:空白があります。
N:空白がありません。
外部表以外の場合,及び外部表列のデータ型が可変長文字列型以外の場合はナル値となります。
36 SYSTEM_GENERATED CHAR(1) SYSTEM GENERATEDの指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
SYSTEM GENERATEDを指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
37 DEFAULT_CLAUSE CHAR(1) DEFAULT句の指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし
DEFAULT句を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
38 DEFAULT_VALUE VARCHAR(32000),又は
MVARCHAR(32000)※7
DEFAULT句に指定した既定値(文字形式)。※10
DEFAULT句を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
39 DEFAULT_VALUE2 VARCHAR(32000),又は
MVARCHAR(32000)※7
DEFAULT句に指定した既定値(定数指定時に,32,001〜64,000バイト目までの値を文字形式で格納)。※10
定数指定でない場合,DEFAULT句を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
40 DEFAULT_VALUE3 VARCHAR(3),又は
MVARCHAR(3)
DEFAULT句に指定した既定値(定数指定時に,64,001バイト目以降の値を文字形式で格納)。※10
定数指定でない場合,DEFAULT句を指定していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
41 CHECK_COLUMN CHAR(1) 検査制約の指定。
Y:あり
検査制約を定義していない場合,及びビュー表,外部表の場合はナル値となります。
42 FOREIGN_KEY CHAR(1) 外部キーの種別。
Y:外部キー構成列
ナル値:非外部キー構成列
43 UPDATABLE CHAR(1) 更新可能列属性。
U:更新できます(UPDATE)
N:ナル値から非ナル値へ一度だけ更新できます(UPDATE ONLY FROM NULL)
更新可能列属性を指定していない表,ビュー表,及び外部表の場合はナル値となります。
44 CONSTRUCTOR_TYPE CHAR(1) システムが使用する情報。常にナル値となります。
45 CHARSET_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
文字集合所有者(常に"MASTER")。
文字集合を指定していない場合はナル値となります。
46 CHARSET_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
文字集合名。
"EBCDIK":文字集合にEBCDIKを指定した場合
"UTF16":文字集合にUTF16を指定した場合
文字集合を指定していない場合はナル値となります。
47 CHARSET_ID INTEGER 文字集合ID。
文字集合を指定していない場合はナル値となります。
文字集合IDについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

注※1
データ型によって格納する値は次のように異なります。
データ型 格納する値
INTEGER INTEGER
SMALLINT SMALLINT
DECIMAL DECIMAL
FLOAT FLOAT
DOUBLE PRECISION
SMALLFLT SMALLFLT
REAL
CHAR CHAR
VARCHAR VARCHAR
NCHAR NCHAR
NVARCHAR NVARCHAR
MCHAR MCHAR
MVARCHAR MVARCHAR
DATE DATE
TIME TIME
TIMESTAMP TIMESTAMP
INTERVAL YEAR TO DAY INTERVAL YEAR TO DAY
INTERVAL HOUR TO SECOND INTERVAL HOUR TO SECOND
BINARY BINARY
BLOB BLOB
抽象データ型 ADT
BOOLEAN BOOLEAN

注※2
データ型によって格納する値は次のように異なります。
データ型 格納する値
ナル値の指定ができる場合 ナル値の指定ができない場合
INTEGER F1 F0
SMALLINT F5 F4
DECIMAL E5 E4
FLOAT E1 E0
DOUBLE PRECISION
SMALLFLT E3 E2
REAL
CHAR C5 C4
VARCHAR C1 C0
NCHAR B5 B4
NVARCHAR B1 B0
MCHAR A5 A4
MVARCHAR A1 A0
DATE 71 70
TIME 79 78
TIMESTAMP 7D 7C
INTERVAL YEAR TO DAY 65 64
INTERVAL HOUR TO SECOND 6F 6E
BINARY 91 90
BLOB 93 92
抽象データ型 83 82
BOOLEAN 21 20

注※3
DECIMAL型,INTERVAL YEAR TO DAY型,INTERVAL HOUR TO SECOND型の場合は,精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納し,それ以外の場合は,2バイトの2進形式で長さ(NCHAR型,NVARCHAR型の場合は文字数)を格納します。ただし,BLOB型,BINARY型,及び抽象データ型の場合は0になります。

注※4
列長の指定値を,4バイトごとに区切られた8バイトの2進形式で格納します。

注※5
HiRDB External Data Access機能で外部表を作成した場合,列オプションNULLABLEに'YES'を指定したときは,IS_NULLABLE列にYESが,DEFAULT_COLUMN列にNが仮定されます。NULLABLEに'NO'を指定した場合は,NOT NULL WITH DEFAULTが仮定され,IS_NULLABLE列にNOが,DEFAULT_COLUMN列にYが仮定されます。また,NULLABLEに'NO'を指定した場合,SQL_TABLES表のDEFAULT_COLUMN列とN_NOTNULL列の値がカウントアップされます。

注※6
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

注※7
NO SPLITを指定しています。

注※8
選択式が次のどれかの場合に,E(そのほか)が設定されます。
  • スカラ演算(四則演算,日付演算,時刻演算,連結演算,CASE式,及びスカラ関数)
  • 定数
  • CAST指定
  • 関数呼出し(プラグイン関数を除く)
  • USER
  • CURRENT_DATE
  • CURRENT_TIME
  • CURRENT_TIMESTAMP

注※9
ビュー表の列の場合,結果のデータ型がBLOBとなる関数呼出しを指定していると,次の値を設定します。これによって,関数定義時に指定した形式とは異なる形式となることがあります。
  • RECOVERY_TYPE列にはNULLを設定する
  • LOB_LENGTH列には割り切れる最大の単位(K,M,又はG)で割った値を設定する
  • LOB_LENGTH_TYPE列には,割り切れる最大の単位を設定する

注※10
DEFAULT句を指定した場合に格納される値を次の表に示します。

表G-6 DEFAULT句を指定した場合に格納される値

既定値 データ型※1 DEFAULT_VALUE列,DEFAULT_VALUE2列,又はDEFAULT_VALUE3列に格納される値※2
データ長(文字形式での長さ) 既定値(文字形式)
省略 すべて ナル値 ナル値
NULL すべて 4 'NULL'
USER CHAR,及びMCHAR 4 'USER'
VARCHAR,及びMVARCHAR
CURRENT DATE DATE,又はCHAR(10) 12 'CURRENT△DATE'※3
CURRENT_DATE 12 'CURRENT_DATE'
CURRENT TIME TIME,又はCHAR(8) 12 'CURRENT△TIME'※3
CURRENT_TIME 12 'CURRENT_TIME'
CURRENT TIMESTAMP(p)
(p:小数秒精度)
TIMESTAMP,CHAR(19),CHAR(22),CHAR(24),又はCHAR(26) 20 'CURRENT△TIMESTAMP(p)'※3※7
CURRENT_TIMESTAMP(p)
(p:小数秒精度)
20 'CURRENT_TIMESTAMP(p)'※7
定数 文字列定数 文字列定数
例1:'HiRDB'
例2:'2002-10-24△10:50:23.1234'
CHAR,又はMCHAR 指定した既定値長+2※4 指定した既定値※4
例:''HiRDB''
VARCHAR,又はMVARCHAR
DATE,TIME,又はTIMESTAMP 指定した既定値長+2※4 指定した既定値※4
例:''2002-10-24△10:50:23.1234''
混在文字列定数
例:M'100年'
CHAR,又はMCHAR 指定した既定値長+3※4 指定した既定値※4
例:'M'100年''
VARCHAR,又はMVARCHAR
各国文字列定数
例:N'ソフト'
NCHAR,又はNVARCHAR 指定した既定値長+3※4 指定した既定値※4
例:'N'ソフト''
16進文字列定数
例1:X'48692D43'
例2:X'2002102410502312'
CHAR,VARCHAR,MCHAR,MVARCHAR,又はBINARY 指定した既定値長+3※4 例:'X'48692D43''※4※6
DATE,TIME,又はTIMESTAMP(p) 例:'X'2002102410502312''※4※6
数定数 整数定数
例:10
INTEGER,SMALLINT,DECIMAL,FLOAT,又はSMALLFLT 指定した既定値長※5 指定した既定値※5
例:'10'
浮動小数点定数
例:15e+3
INTEGER,SMALLINT,DECIMAL,FLOAT,又はSMALLFLT 22又は23 指定した既定値※5
例:'+1.500000000000000E+04'
(左から,±1バイト,仮数部17バイト(10進数定数),'E'1バイト,±1バイト,指数部2〜3バイト(10のべき乗))
10進数定数
例1:15.5
例2:-010101.
例3:00011399.
INTEGER,SMALLINT,DECIMAL,FLOAT,SMALLINT,INTERVAL YEAR TO DAY,又はINTERVAL HOUR TO SECOND 指定した既定値長※5 指定した既定値※5
例1:'△15.5'
例2:'-010101.'
例3:
INTERVAL YEAR TO DAYの場合,'+00020199.'
INTEGERの場合,'△00011399.'
(INTERVAL YEAR TO DAY,及びINTERVAL HOUR TO SECONDの場合,値を補正し,先頭に正負を表す符号が付きます(それ以外の場合,正の値のときは空白になります))
(凡例)△:1バイトの空白
注※1
BLOB,抽象データ型,及び32,001バイト以上のBINARYを除きます。
注※2
データ長が32,001バイト未満の場合,DEFAULT_VALUE2列及びDEFAULT_VALUE3列はナル値となります。データ長が32,001〜64,000バイトの場合,DEFAULT_VALUE3列がナル値となります。
注※3
CURRENTと,DATE,TIME,及びTIMESTAMPの間の空白は一つに編集します。
注※4
指定した既定値を文字形式の定数表現で格納します。データ長及び既定値に,定数表現のM,N,X,及びアポストロフィを含みます。したがって,データ長の範囲は,文字列定数の場合' 'を含めて2〜32,002バイト,混在文字列定数及び各国文字列定数の場合M' ',N' 'を含めて3〜32,003バイト,16進文字列定数の場合X' 'を含めて3〜64,003バイトとなります。
指定した定数の先頭1〜32,000バイト目までをDEFAULT_VALUE列に,32,001〜64,000バイト目までをDEFAULT_VALUE2列に,64,000バイト以降をDEFAULT_VALUE3列に格納します。
例:
16進文字列定数で32,000バイト分の既定値を指定した場合(Xとアポストロフィを含めて合計64,003バイト)
VARCHAR(32000) DEFAULT X'C1C1C1…C1C1C1'
DEFAULT_VALUE列には,先頭から32,000バイト「X'C1C1C1…」が格納されます。
DEFAULT_VALUE2列には,続きの32,000バイト「C1C1C1…」が格納されます。
DEFAULT_VALUE3列には,残りの3バイト「C1'」が格納されます。
注※5
指定した既定値が,文字形式の定数表現で格納されます。データ長には,文字形式表現での長さを格納します。
例:
数定数で既定値を指定した場合
INTEGER DEFAULT 100
DEFAULT_VALUE列には,先頭から3バイト「100」が格納されます。
DEFAULT_VALUE2列及びDEFAULT_VALUE3列には,ナル値が格納されます。
注※6
値はすべて大文字です(指定した値が小文字でも大文字で格納されます)。
注※7
既定値に指定するCURRENT_TIMESTAMP値の小数秒精度(p)を省略した場合,p=0が仮定されます。

(5) SQL_INDEXES表の内容

この表では,次に示すインデクスに関する情報を管理します(1行で1インデクス分)。

SQL_INDEXES表の内容を次の表に示します。

表G-7 SQL_INDEXES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
5 TABLE_ID INTEGER 表ID。
6 UNIQUE_TYPE CHAR(1) ユニークタイプ。
U:ユニーク
N:非ユニーク
7 COLUMN_COUNT SMALLINT インデクス構成列数。
8 CREATE_TIME CHAR(14) インデクス作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS) 。
9 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
非分割格納先RDエリア名称。
分割キーインデクス及び外部インデクスの場合はナル値となります。
10 CLUSTER_KEY CHAR(1) インデクス種別。
Y:クラスタキーのインデクス
N:クラスタキーのインデクス以外
11 DIV_INDEX CHAR(1) インデクス構成列の先頭列の種別。
Y:分割キー(複数列分割キーの場合は,CREATE TABLEで指定した分割キーと先頭から同じ並び順),又はプラグインインデクス
N:分割キー以外
12 FREE_AREA SMALLINT ページ内未使用領域の比率(%)。
外部インデクスの場合は0となります。
13 COLUMN_ID_LIST VARCHAR(64) インデクスを構成する列IDリスト。
+-で昇順降順を示します。単一列インデクス(クラスタキーのインデクス以外)の降順指定時には+を設定します。プラグインインデクスの場合は常に+を設定します。
14 SPLIT_OPT CHAR(1) ページスプリットオプション。
U:アンバランススプリット
アンバランススプリットを指定していないインデクス,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
15 ATTR_COUNT SMALLINT インデクスを構成する抽象データ型の属性の数。
CREATE INDEX(形式1)の場合はナル値となります。
16 INDEX_TYPE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の所有者。
CREATE INDEX(形式1)の場合,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
17 INDEX_TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の名称。
CREATE INDEX(形式1)の場合,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
18 INDEX_TYPE_ID INTEGER インデクス型のID。
CREATE INDEX(形式1)の場合,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
19 PLUGIN_DESCRIPTION VARCHAR(255) プラグインオプションの内容。
PLUGIN指定がない場合,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
20 N_FUNCTION INTEGER 適用関数の数。
CREATE INDEX(形式1)の場合,及び外部インデクスの場合はナル値となります。
21 EXCEPT_VALUES CHAR(1) 除外値指定の有無。
Y:あり
N:なし
22 N_EXCEPT_VALUES SMALLINT インデクスの除外キー値の数。
除外値指定のないインデクスの場合はナル値となります。
23 ARRAY_TYPE CHAR(1) インデクス構成列の種別。
M:インデクス構成列に繰返し列を含みます。
ナル値:インデクス構成列に繰返し列を含みません。
24 LOCK_OPT CHAR(1) システムが使用する情報。
25 PRIMARY_KEY CHAR(1) インデクスの種別。
Y:主キーインデクスです。
ナル値:主キーインデクスではありません。
26 DIV_IN_SRV CHAR(1) 非分割キーインデクスのサーバ内横分割の有無。
Y:サーバ内分割しています。
ナル値:サーバ内分割していません。
分割キーインデクスの場合もナル値となります。
27 SHARED CHAR(1) 共用インデクスの指定。
S:共用インデクス
ナル値:非共用インデクス
28 N_PARTIAL_STRUCTURE_PATHS SMALLINT 部分構造インデクスの構成部分構造パス数。
部分構造インデクスを定義していない場合はナル値となります。
29 USING_UNIQUE_TAG CHAR(1) 部分構造パスのユニーク種別
'Y':部分構造パスがユニークである
NULL:上記以外
部分構造インデクスを定義していない場合,及びUSING UNIQUE TAGを指定していない場合はナル値となります。

注※
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

(6) SQL_USERS表の内容

この表では,ユーザの実行権限,及びDBA権限の情報を管理します(1行で1ユーザ分)。

なお,この表を参照できるのは,DBA権限所有者,及び監査人だけです。

SQL_USERS表の内容を次の表に示します。

表G-8 SQL_USERS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 USER_ID VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
権限を持つユーザの名称。
2 DBA_PRIVILEGE CHAR(1) DBA権限。
Y:DBA権限がある
N:DBA権限がない
初期値はNとなります。
3 SCHEMA_PRIVILEGE CHAR(1) スキーマ定義権限。
Y:スキーマ定義権限がある
S:スキーマを所有している
N:スキーマ定義権限がない
初期値はNとなります。
4 CREATE_TIME CHAR(14) スキーマ生成時の時刻。(YYYYMMDDHHMMSS)。
初期値,及びDROP SCHEMA
実行時はナル値となります。
5 AUDIT_PRIVILEGE CHAR(1) 監査権限の有無。
Y:監査権限あり
ナル値:監査権限なし
監査人以外のユーザの場合はナル値となります。
6 AUTH_ERR_COUNT SMALLINT 連続認証失敗回数。
連続認証失敗回数を指定していない場合,ユーザ認証の連続失敗が0回の場合,及び連続認証失敗回数をクリアした場合,ナル値となります。
7 CON_LOCK_TIME TIMESTAMP(0) 連続認証失敗アカウントロック日時。
連続認証失敗回数を指定していない場合,及び連続認証失敗アカウントロック状態でない場合,ナル値となります。
8 PWD_LOCK_TIME TIMESTAMP(0) パスワード無効アカウントロック日時。
パスワード文字列制限を指定していない場合,及びパスワード無効アカウントロック状態でない場合,ナル値となります。
9 PASSWORD_TEST CHAR(1) パスワード制限の違反種別コード。
L:最小許容バイト数
U:認可識別子の指定禁止
S:単一文字種の指定禁止
パスワード無効アカウントロック状態になるユーザを事前調査していない場合,及び事前調査後に違反がなかった場合,ナル値となります。

注※
連続認証失敗アカウントロック状態になって,設定したアカウントロック期間経過後にCONNECTをしていない場合は,連続認証失敗アカウントロック状態でないときでもナル値にはなりません。

(7) SQL_RDAREA_PRIVILEGES表の内容

この表では,RDエリア利用権限の付与状況を管理します(1行で1RDエリアの1ユーザ分)。

SQL_RDAREA_PRIVILEGES表の内容を次の表に示します。

表G-9 SQL_RDAREA_PRIVILEGES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 GRANTEE VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
RDエリア利用権限を持つユーザの名称,又は'PUBLIC'。
2 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
RDエリア名。
3 GRANT_TIME CHAR(14) 該当する権限を受け取った時刻
(YYYYMMDDHHMMSS) 。

(8) SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容

この表では,表のアクセス権限の付与状況を管理します(1行で1ユーザ分)。

なお,SQL_TABLE_PRIVILEGES表の行は,GRANT アクセス権限で該当するユーザが表に対してアクセス権限を与えられたときに作成されます。また,REVOKE アクセス権限で該当するユーザが表に対してすべての権限を失効したときに行が削除されます。

SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容を次の表に示します。

表G-10 SQL_TABLE_PRIVILEGES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 GRANTOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表のアクセス権限を許可するユーザの名称,又はパブリックビュー表の定義者。
2 GRANTEE VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表のアクセス権限を受けるユーザの名称,ロール名,又は'PUBLIC'。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
アクセス権限を許可する表の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
アクセス権限を許可する表の名称。
5 SELECT_PRIVILEGE CHAR(1) SELECT権限の有無。
G:許可される(表の所有者の場合)
Y:許可される
N:許可されない
初期値はNとなります。
6 INSERT_PRIVILEGE CHAR(1) INSERT権限の有無。
G:許可される(表の所有者の場合)
Y:許可される
N:許可されない
初期値はNとなります。
7 DELETE_PRIVILEGE CHAR(1) DELETE権限の有無。
G:許可される(表の所有者の場合)
Y:許可される
N:許可されない
初期値はNとなります。
8 UPDATE_PRIVILEGE CHAR(1) UPDATE権限の有無。
G:許可される(表の所有者の場合)
Y:許可される
N:許可されない
初期値はNとなります。
9 GRANT_TIME CHAR(14) 該当する権限を受け取った時刻(YYYYMMDDHHMMSS) 。
10 GRANTEE_TYPE CHAR(1) 表のアクセス権限を受ける相手の種別。
G:ディレクトリサーバに登録したロール
GRANTEEがユーザ又はPUBLICの場合はナル値となります。

(9) SQL_VIEW_TABLE_USAGE表の内容

この表では,ビュー表の基になる実表の情報を管理します(1行で1ビュー表分)。

SQL_VIEW_TABLE_USAGE表の内容を次の表に示します。

表G-11 SQL_VIEW_TABLE_USAGE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 VIEW_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ビュー表の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
2 VIEW_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ビュー表の名称。
3 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基になる表,又は利用資源の所有者。パブリックビュー表,又はパブリックルーチンの場合はPUBLIC。
4 BASE_TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
基になる表,又は利用資源の名称。
5 BASE_TYPE CHAR(1) 基になる表,又は利用資源の種別。
R:実表
V:ビュー表
F:外部表
P:ユーザ定義関数(プラグイン提供関数を除く)
6 BASE_ROUTINE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
利用資源がパブリック関数の場合の,パブリック関数定義者。
利用資源がパブリック関数以外の場合はナル値となります。

(10) SQL_VIEWS表の内容

この表では,ビュー表の定義情報を管理します(1行で1ビュー表分)。

SQL_VIEWS表の内容を次の表に示します。

表G-12 SQL_VIEWS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 VIEW_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ビュー表の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
2 VIEW_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ビュー表の名称。
3 SOURCE_ORDER INTEGER 複数行に分けて格納した場合の順序(1〜n) 。
4 IS_UPDATABLE CHAR(3) 更新の可能性。
YES:可能性がある
NO:可能性がない
5 VIEW_DEFINITION VARCHAR (32000),又は
MVARCHAR(32000)
ビュー定義のソース文。
6 VIEW_ID INTEGER ビューID。

(11) SQL_DIV_TABLE表の内容

この表では,データベース内の表の分割情報を管理します(n行で1表分)。

SQL_DIV_TABLE表の内容を次の表に示します。

表G-13 SQL_DIV_TABLE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 DIV_NO INTEGER 分割条件指定順序。
該当する表内で1から始まるユニークな値で,分割条件の指定順に1を加えた値となります。
4 TABLE_ID INTEGER 表ID。
5 DCOND CHAR(2) 分割条件コード。
表の分割格納条件値を文字形式で格納(格納される値は,=,^=,<,<=,>, >=のどれか)します。ユーザが< >,及び!=を指定した場合,^=で格納します。
マトリクス分割表の場合は<=が格納されます。
分割格納条件指定なし,及びハッシュ分割の場合は空白となります。
6 DCVALUES VARCHAR(256),又は
MVARCHAR(256)
分割条件値。
分割キーに文字集合の指定がある場合でも,格納される値は変換されません。
分割格納条件指定なし,又はハッシュ分割の場合はナル値となります。
7 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
分割格納先RDエリア名。
8 DCVALUES2 VARCHAR(255),又は
MVARCHAR(255)
第2次元キーの分割条件値(格納形式はDCVALUESと同じ)。
マトリクス分割表以外の場合,及びマトリクス分割表で境界値指定がない場合はナル値となります。

(12) SQL_INDEX_COLINF表の内容

この表は,インデクスの構成列情報を管理します(n行で1インデクス分)。

SQL_INDEX_COLINF表の内容を次の表に示します。

表G-14 SQL_INDEX_COLINF表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
5 INDEX_ORDER INTEGER インデクスを構成する列の順序(インデクスを構成する列名順を識別する番号で,1から始まる整数) 。
6 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名(インデクス構成列名) 。
7 ASC_DESC CHAR(1) 昇順,又は降順。
A:昇順
D:降順
空白:昇降順なし(プラグインインデクスの場合)
単一列インデクスの降順指定時には,昇順として格納します。

(13) SQL_DIV_INDEX表の内容

この表では,インデクスの分割情報(CREATE TABLE時に指定した分割条件,及び格納RDエリア名)を管理します(n行で1インデクス分)。

SQL_DIV_INDEX表の内容を次の表に示します。

表G-15 SQL_DIV_INDEX表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 DIV_NO INTEGER RDエリア定義順序。
該当するインデクス内で1から始まるユニークな値で,RDエリアの定義順序に1を加えた値となります。
5 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
6 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
(分割)格納先RDエリア名。

注※ 該当する列の値とSQL_DIV_TABLEのDIV_NOとは関連性はありません。


(14) SQL_DIV_COLUMN表の内容

この表では,BLOB型列の分割情報(CREATE TABLE時に指定した格納RDエリア名)を管理します(n行で1列分)。

SQL_DIV_COLUMN表の内容を次の表に示します。

表G-16 SQL_DIV_COLUMN表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名。
4 DIV_NO INTEGER 格納順序。
5 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザLOB用RDエリアの名称。
6 STORE_NO INTEGER 常に1。
7 MASTER_RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
対応する表のユーザ用RDエリアの名称。
8 N_LEVEL SMALLINT レベル数。
BLOB型の列の場合はナル値となります。
9 COMPONENT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
コンポーネント名。
BLOB型の列の場合はナル値となります。
10 LOB_NO SMALLINT LOB属性番号。
BLOB型の列の場合はナル値となります。

(15) SQL_ROUTINES表の内容

この表では,ルーチンの定義情報を管理します(1行で1ルーチン分)。

SQL_ROUTINES表の内容を次の表に示します。

表G-17 SQL_ROUTINES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ROUTINE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチンの所有者。パブリックルーチンの場合はPUBLIC。
2 ROUTINE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチン名称。※9
3 OBJECT_ID INTEGER オブジェクトID。
4 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特定名称。※2
5 ROUTINE_TYPE CHAR(1) ルーチン種別。
P:手続き
F:関数
6 ROUTINE_VALID CHAR(1) 有効フラグ。
Y:有効ルーチン
N:無効ルーチン
7 INDEX_VALID CHAR(1) インデクス状態変化フラグ。
Y:インデクス状態有効
N:インデクス状態無効※1
8 CREATE_TIME CHAR(14) ルーチン作成時の時刻(YYYYMMDDHHMMSS)。
SQL手続き文の場合はSQL解析時刻,外部ルーチンの場合はルーチン定義作成時刻となります。
9 ALTER_TIME CHAR(14) ルーチン再作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS)。
初期値はナル値となります。
10 OBJECT_SIZE INTEGER オブジェクトサイズ(単位:バイト)。
外部ルーチンの場合は0となります。
11 SOURCE_SIZE INTEGER 定義ソースサイズ(単位:バイト)。
外部ルーチン及びレジストリ操作用プロシジャの場合は0となります。
12 ISOLATION_LEVEL SMALLINT データ保証レベル(0〜2)。
手続きの場合に有効となります。
13 OPTIMIZE_LEVEL INTEGER SQL最適化オプション(10進数に変換した形式)。
CREATE PROCEDURE,ALTER PROCEDURE,CREATE TYPE,及びALTER ROUTINEのOPTIMIZE LEVEL指定値を設定します。
14 SQL_LEVEL SMALLINT SQLレベル(0〜2)。
手続きの場合に有効となります。
15 N_PARAM INTEGER パラメタの数。
16 N_RESOURCE INTEGER オブジェクト内で使用するリソースの数。
17 PARAM_LOCATION INTEGER 定義ソース文中の手続き文の開始位置。※7
18 ROUTINE_COMMENT VARCHAR(255),又は
MVARCHAR(255)
コメント。
初期値はナル値となります。
19 DEF_SOURCE BLOB 定義ソース文(コンパイルオプション部分は除きます)。
システム定義関数,レジストリ操作用プロシジャ,及びトリガ動作手続きの場合はナル値になります。
20 ROUTINE_ADT_OWNER VARCHAR(30) ルーチンを定義した抽象データ型の所有者。
抽象データ型内で定義したルーチン以外の場合はナル値となります。
21 ROUTINE_ADT_NAME VARCHAR(30) ルーチンを定義した抽象データ型の名称。
抽象データ型内で定義したルーチン以外の場合はナル値となります。
22 ROUTINE_BODY CHAR(1) 関数のルーチン本体種別。
S:SQL手続き
E:外部ルーチン
T:トリガ動作手続き
外部ルーチン以外のプロシジャ(トリガ動作手続きは除く)の場合はナル値となります。
23 FUNCTION_TYPE CHAR(1) 関数種別。
C:システム定義関数のコンストラクタ
空白:ユーザ定義関数
手続きの場合はナル値となります。
24 EXTERNAL_NAME VARCHAR(255) 外部ルーチン名(ライブラリ名!オペレーション名)。
Javaで定義した場合は,Javaメソッド名。
外部ストアドルーチン以外の場合はナル値となります。
25 EXTERNAL_LANGUAGE CHAR(20) 外部記述言語種別。
C:C言語
Java:Java言語
外部ストアドルーチン以外の場合はナル値となります。
26 PARAMETER_STYLE VARCHAR(20) パラメタスタイル(外部ストアドルーチン種別) 。
PLUGIN:プラグイン
RDSQL:RDSQL
Java:Java
外部ストアドルーチン以外の場合はナル値となります。
27 ENCAPSULATION_LEVEL VARCHAR(10) 隠蔽レベル(PUBLIC,PRIVATE,又はPROTECTED)。
抽象データ型で定義されたルーチン以外の場合はナル値となります。
28 RETURN_UDT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
戻り値のデータ型の所有者。
戻り値がユーザ定義型の関数以外の場合はナル値となります。
29 RETURN_UDT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
戻り値のデータ型の名称。
戻り値がユーザ定義型の関数以外の場合はナル値となります。
30 RETURN_UDT_TYPE_ID INTEGER 戻り値のデータ型のID。
戻り値がユーザ定義型の関数以外の場合はナル値となります。
31 RETURN_DATA_TYPE CHAR(24) 戻り値のデータ型。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
関数以外の場合はナル値となります。
32 RETURN_DATA_TYPE_CODE SMALLINT 戻り値のデータ型コード。
関数以外の場合はナル値となります。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
33 RETURN_DATA_LENGTH_CODE SMALLINT 戻り値のデータ長コード。※3
手続きの場合はナル値となります。
34 RETURN_DATA_LENGTH CHAR(7) 戻り値のデータ長。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
手続きの場合はナル値となります。
35 RETURN_LOB_LENGTH_CODE CHAR(8) 戻り値のBLOBデータ長コード。※4※8
手続きの場合,又は戻り値がBLOB,BINARY以外の関数の場合はナル値となります。
36 RETURN_LOB_LENGTH CHAR(20) 戻り値のBLOBデータ長指定値。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
手続きの場合,又は戻り値がBLOB,BINARY以外の関数の場合はナル値となります。
37 RETURN_LOB_LENGTH_TYPE CHAR(1) 戻り値のBLOBデータ長種別。
K:K指定時
M:M指定時
G:G指定時
空白:省略時
手続きの場合,又は戻り値がBLOB以外の関数の場合はナル値となります。
38 ADDITIONAL_OPTIMIZE_LEVEL INTEGER SQL拡張最適化オプション(10進数に変換した形式)。
CREATE PROCEDURE,ALTER PROCEDURE,CREATE TYPE,及びALTER ROUTINEのADD OPTIMIZE LEVEL指定値を設定します。
バージョンが06-00より前のHiRDBで作成したルーチンの場合はナル値となります。
39 CLASS_NAME VARCHAR(255) パッケージ名.クラス名。※5
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
40 JAR_NAME VARCHAR(255) Javaアーカイブファイル名。
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
41 DYNAMIC_RESULT_SETS SMALLINT 返却する結果集合の最大数。
結果集合の最大数を指定していない場合はナル値となります。
42 SQL_SPECIFICATION CHAR(1) システムが使用する情報。
43 RETURNS_JAVA_DATA_TYPE VARCHAR(255) 戻り値のデータ型に対応するJavaの戻り値のデータ型。※6
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
44 RETURNS_JAVA_DATA_TYPE_CODE INTEGER 戻り値のデータ型に対応するJavaの戻り値のデータ型コード。※6
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
45 RETURN_DATA_MAX_ELM SMALLINT 戻り値のデータ型の最大要素数。
戻り値のデータ型にARRAYを指定していない場合はナル値となります。
46 N_JAVA_RESULT_SETS INTEGER Java.sql.ResultSet[]の指定数。
Java.sql.ResultSet[]を指定していない場合はナル値となります。
47 FOR_UPDATE_EXCLUSIVE_LOCK CHAR(1) ISOLATION LEVELが2以外でのFOR UPDATE EXCLUSIVE指定の有無。
Y:あり
ナル値:なし
バージョン07-01より前のHiRDBで作成したルーチンの場合,FOR UPDATE EXCLUSIVEを指定していない場合,及びISOLATION LEVELが2の場合はナル値となります。
48 SUBSTR_LENGTH SMALLINT SQLコンパイルオプションのSUBSTR LENGTHの指定値。
バージョン08-00より前のHiRDBで作成したルーチンの場合,及び文字コード種別がUnicode(UTF-8)でない場合はナル値となります。
49 RETCSET_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
戻り値のデータ型の文字集合所有者(常に"MASTER")。
戻り値のデータ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
50 RETCSET_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
戻り値のデータ型の文字集合名。
EBCDIK:文字集合にEBCDIKを指定した場合
UTF16:文字集合にUTF16を指定した場合
戻り値のデータ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
51 RETCSET_ID INTEGER 戻り値のデータ型の文字集合ID。
戻り値のデータ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
文字集合IDについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
52 ROUTINE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パブリックルーチンの定義者。
パブリックルーチン以外の場合はナル値となります。

注※1
ルーチン内のインデクス情報が無効になった状態(ルーチンは実行できません)。この場合,ALTER ROUTINE又はALTER PROCEDUREでSQLオブジェクトを再作成する必要があります。

注※2
手続きの場合は,ルーチン名称と同じになります。関数の場合は,システムが内部的にルーチン名称とオブジェクトIDから生成した,次のような名称を付けます。
  'F' ルーチン名称(最大19バイト) オブジェクトID(10バイト)

注※3
DECIMAL型,INTERVAL YEAR TO DAY型,INTERVAL HOUR TO SECOND型の場合は,精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納し,それ以外の場合は,2バイトの2進形式で長さ(NCHAR型,NVARCHAR型の場合は文字数)を格納します。ただし,BLOB型及び抽象データ型の場合は0になります。

注※4
列長の指定値を4バイトごとに区切られた8バイトに2進形式で格納します。

注※5
パッケージ名.クラス名の格納形式を次に示します。
  • パッケージ名の指定がある場合
    パッケージ名.クラス名
  • パッケージ名の指定がない場合
    クラス名

注※6
RETURNS_JAVA_DATA_TYPEには,次のJavaデータ型を文字列として格納します。RETURNS_JAVA_DATA_TYPE_CODEには,次のJavaデータ型の16進数の値が格納されます。
Javaデータ型 16進数の値
byte[] 1000
byte[][] 100A
short 1002
short[] 1003
int 1004
int[] 1005
float 1006
float[] 1007
double 1008
double[] 1009
java.match.BigDecimal 2000
java.match.BigDecimal[] 2001
java.lang.String 2002
java.lang.String[] 2003
java.sql.Date 2004
java.sql.Date[] 2005
java.sql.Time 2006
java.sql.Time[] 2007
java.lang.Double 2008
java.lang.Double[] 2009
java.lang.Float 200A
java.lang.Float[] 200B
java.lang.Integer 200C
java.lang.Integer[] 200D
java.lang.Short 200E
java.lang.Short[] 200F
java.sql.Timestamp 2010
java.sql.Timestamp[] 2011
void 0000

注※7
SQL文の先頭から手続き文開始位置までを,1から数えた値が設定されます。ただし,外部ルーチン(Javaストアドルーチン)の場合は,SQL文の先頭から外部ルーチン指定(EXTERNAL NAME句)の開始位置までの値となります。
なお,次の場合は0が設定されます。
  • 外部ルーチン(Javaストアドルーチンを除く)
  • レジストリ操作用プロシジャ
  • トリガ動作手続き

注※8
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

注※9
トリガ動作手続きの場合,次のルーチン名称(長さ22バイト)が格納されます。
  '(TRIGyyyymmddhhmmssth)'
  yyyymmddhhmmssth:トリガ定義時のタイムスタンプ(100分の1秒単位)

(16) SQL_ROUTINE_RESOURCES表の内容

この表では,ルーチンで使用するリソース情報を管理します(n行で1ルーチン分)。

SQL_ROUTINE_RESOURCES表の内容を次の表に示します。

表G-18 SQL_ROUTINE_RESOURCES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ROUTINE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチンの所有者。パブリックルーチンの場合はPUBLIC。
2 ROUTINE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチン名称。
3 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特定名称。※1
4 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源所有者。パブリックビュー表,又はパブリックルーチンの場合はPUBLIC。
5 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源識別子。
6 BASE_TYPE CHAR(1) 使用資源種別。
R:実表
V:更新できるビュー表
U:読み込み専用のビュー表
I:インデクス
D:データ型
P:ルーチン
F:外部表
T:トリガ
Q:順序数生成子
7 ROUTINE_TYPE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型内のルーチンの場合,その抽象データ型の所有者。
抽象データ型内で定義したルーチン以外の場合はナル値となります。
8 ROUTINE_TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型内のルーチンの場合,その抽象データ型の名称。
抽象データ型内で定義したルーチン以外の場合はナル値となります。
9 SELECT_OPERATION※2 CHAR(1) 検索対象の指定有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
10 INSERT_OPERATION※2 CHAR(1) データの挿入対象の有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
11 UPDATE_OPERATION※2 CHAR(1) データの更新対象の有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
12 DELETE_OPERATION※2 CHAR(1) データの削除対象の有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
13 LOCK_OPERATION※2 CHAR(1) データの挿入対象の有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
14 PURGE_OPERATION※2 CHAR(1) PURGE TABLE文でのデータの削除対象の有無。
Y:指定しています。
ナル値:指定していません。
使用資源種別がR及びV以外の場合はナル値となります。※3
15 BASE_ROUTINE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源がパブリックルーチンの場合の,パブリックルーチン定義者。
使用資源がパブリックルーチン以外の場合はナル値となります。
16 ROUTINE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パブリックルーチンの定義者。
パブリックルーチン以外の場合はナル値となります。

注※1
手続きの場合は,ルーチン名称と同じになります。関数の場合は,システムが内部的にルーチン名称とオブジェクトIDから生成した,次のような名称を付けます。
  'F' ルーチン名称(最大19バイト) オブジェクトID(10バイト)

注※2
SQLオブジェクトにビュー表を使用している場合,このビュー表の基表である実表(基表がビュー表の場合も最上位の基表である実表)には,使用しているすべてのビュー表の操作種別をマージした情報が設定されます。

注※3
使用資源種別がビュー表(V)の場合,実際にSQLオブジェクト中に含まれないビュー表についてはナル値が設定されます。

(17) SQL_ROUTINE_PARAMS表の内容

この表では,ルーチンのパラメタ情報を管理します(n行で1ルーチン分)。

SQL_ROUTINE_PARAMS表の内容を次の表に示します。

表G-19 SQL_ROUTINE_PARAMS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ROUTINE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチンの所有者。パブリックルーチンの場合はPUBLIC。
2 ROUTINE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチン名称。
3 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特定名称。
4 PARAMETER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタ名称。※4
5 PARAMETER_NO INTEGER パラメタ指定順序(該当するルーチン内で1から始まるユニークな番号)。
6 DATA_TYPE CHAR(24) データ型。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
データ型がBLOBの場合はナル値となります。
7 DATA_LENGTH CHAR(7) データ長。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
データ型がBLOB,BINARYの場合,又はユーザ定義型の場合はナル値となります。
8 LOB_LENGTH CHAR(20) 列長の指定値。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
データ型がBLOB,BINARY以外の場合はナル値となります。
9 LOB_LENGTH_TYPE CHAR(1) 列長の種別。
K:K指定時
M:M指定時
G:G指定時
空白:省略時
データ型がBLOB以外の場合はナル値となります。
10 PARAMETER_MODE CHAR(5) パラメタの入出力モード。
IN:入力モード
NOUT:出力モード
INOUT:入出力モード
NONE:上記のどれにも該当しない場合
11 DATA_TYPE_CODE SMALLINT データ型コード。
データ型がBLOBの場合はナル値となります。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
12 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT データ長コード。※1
データ型がBLOB,BINARYの場合,又はユーザ定義型の場合はナル値となります。
13 LOB_LENGTH_CODE CHAR(8) 列長の指定値。※2※3
データ型BLOB,BINARY以外の場合はナル値となります。
14 UDT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタのデータ型の所有者。
パラメタがシステム定義型の場合はナル値となります。
15 UDT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタのデータ型の名称。
パラメタがシステム定義型の場合はナル値となります。
16 UDT_TYPE_ID INTEGER パラメタのデータ型のID。
パラメタがシステム定義型の場合はナル値となります。
17 JAVA_DATA_TYPE VARCHAR(255) 対応するJavaパラメタのデータ型。
格納形式については,SQL_ROUTINES表のRETURNS_JAVA_DATA_TYPE列を参照してください。
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
18 JAVA_DATA_TYPE_CODE INTEGER 対応するJavaパラメタのデータ型コード。
格納形式については,SQL_ROUTINES表のRETURNS_JAVA_DATA_TYPE_CODE列を参照してください。
Javaで記述した外部ルーチン以外の場合はナル値となります。
19 MAX_ELM SMALLINT パラメタの最大要素数。
パラメタの要素数の指定がない場合はナル値となります。
20 TRIGGER_COLUMN CHAR(1) トリガ動作手続きの新旧値相関名で指定した列に対するパラメタ情報。
O:旧値相関名で参照された列
N:新値相関名で参照された列
ナル値:上記以外
トリガ動作手続き以外,新旧値相関名で指定した列に対応するパラメタ以外の場合はナル値となります。
21 TRIGGER_TABLE_ID INTEGER パラメタに置き換える前の列を定義している表ID。
トリガ動作手続き以外,新旧値相関名で指定した列に対応するパラメタ以外の場合はナル値となります。
22 TRIGGER_COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタに置き換える前の列名。
トリガ動作手続き以外,新旧値相関名で指定した列に対応するパラメタ以外の場合はナル値となります。
23 PARMCSET_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
データ型の文字集合所有者(常に"MASTER")。
データ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
24 PARMCSET_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
データ型の文字集合名。
EBCDIK:文字集合にEBCDIKを指定した場合
UTF16:文字集合にUTF16を指定した場合
データ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
25 PARMCSET_ID INTEGER データ型の文字集合ID。
データ型の文字集合を指定していない場合はナル値となります。
文字集合IDについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

注※1
DECIMAL型,INTERVAL YEAR TO DAY型,INTERVAL HOUR TO SECOND型の場合は,精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納し,それ以外の場合は,2バイトの2進形式で長さ(NCHAR型,NVARCHAR型の場合は文字数)を格納します。ただし,BLOB型及び抽象データ型の場合は0になります。

注※2
列長の指定値を4バイトごとに区切られた8バイトに2進形式で格納します。

注※3
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

注※4
トリガ動作手続きの場合,パラメタ名(長さ27バイト)は次のようになります。
 
'(T#tbl_id#col_id#nnnnn)'
 
tbl_id:
表ID(16進数,8けた(8けたに満たない場合は前に0を格納))
col_id:
列ID(16進数,8けた(8けたに満たない場合は前に0を格納))
nnnnn:
00001:旧値相関名で修飾した列に対応するパラメタ
00002:新値相関名で修飾した列に対応するパラメタ

(18) SQL_ALIASES表の内容

この表では,表の別名情報(CREATE ALIAS時に指定した表の別名,及び対象となる表の3部名)を管理します(1行で1別名分)。Windows版の場合は,SQL_ALIASES表の内容は空となります。

SQL_ALIASES表の内容を次の表に示します。

表G-20 SQL_ALIASES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ALIAS_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
別名の所有者。
2 ALIAS_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
別名。
3 ALIAS_TYPE CHAR(1) 別名の対象種別。
T:表
空白:その他
4 RDNODE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
RDノード名称。
5 BASE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
別名の対象の所有者。パブリックビュー表の場合はPUBLIC。
6 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
別名の対象の名称。

(19) SQL_TABLE_STATISTICS表の内容

この表では,表の統計情報を管理します(1行で1表分)。

なお,統計情報がない場合(CREATE TABLE直後など),この表の内容は空となります。

SQL_TABLE_STATISTICS表の内容を次の表に示します。

表G-21 SQL_TABLE_STATISTICS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 N_PAGE FLOAT 格納ページ数(統計情報)。
pdgetcstの-cオプションにlvl1を指定した場合は,ナル値となります。
4 N_ROW FLOAT 全行数(統計情報)。
5 UPDATE_TIME CHAR(14) 更新日時(YYYYMMDDHHMMSS)。

(20) SQL_COLUMN_STATISTICS表の内容

この表では,列の統計情報を管理します(1行で1列分)。

なお,統計情報がない場合(CREATE TABLE直後など),この表の内容は空となります。

SQL_COLUMN_STATISTICS表の内容を次の表に示します。

表G-22 SQL_COLUMN_STATISTICS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列を含む表の名称。
3 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名。
4 N_UNIQUE FLOAT ユニーク値数(統計情報)。
5 N_MAX_DUP_KEY FLOAT 最大重複キー値数(統計情報)。
6 N_MIN_DUP_KEY FLOAT 最小重複キー値数(統計情報)。
7 N_NULL FLOAT ナル値の数。
8 UPDATE_TIME CHAR(14) 更新日時(YYYYMMDDHHMMSS)。
9 RANGE_VALUES VARCHAR(2872) 列値度数分布情報(統計情報)。

注※
pdgetcstのパラメタファイルで設定した列値の最大値,最小値はRANGE_VALUES列の中に内部形式に変換して格納しています。このため,最大値,及び最小値を参照するには次に示すSQLを実行する必要があります。ただし,検索結果は16進表示となります。

・列値の最大値を検索するSQL
  
SELECT HEX(SUBSTR("RANGE_VALUES"),33,a)
    FROM "MASTER".SQL_COLUMN_STATISTICS
    WITHOUT LOCK NOWAIT
  
aには列のデータ長をバイト単位で指定します。ただし,文字列型データの場合,16バイトで切り捨てているため,16以下の値を指定します。
 

・列値の最小値を検索するSQL
・列のデータ型がDECIMAL又はNUMERIC型で,かつ精度が32けた以上の場合
  
SELECT HEX(SUBSTR("RANGE_VALUES”,33+a,a))
    FROM "MASTER".SQL_COLUMN_STATISTICS
    WITHOUT LOCK NOWAIT
  
・列のデータ型が上記以外の場合
  
SELECT HEX(SUBSTR("RANGE_VALUES"),49,a)
    FROM "MASTER".SQL_COLUMN_STATISTICS
    WITHOUT LOCK NOWAIT
  
aには列のデータ長をバイト単位で指定します。ただし,文字列型データの場合,16バイトで切り捨てているため,16以下の値を指定します。

<例>
INT型の列の列値の最大値を参照する場合
  
SELECT HEX(SUBSTR("RANGE_VALUES"),33,4)
    FROM "MASTER".SQL_COLUMN_STATISTICS
    WITHOUT LOCK NOWAIT
  
出力結果(列値の最大値が10の場合)
'0000000A'

(21) SQL_INDEX_STATISTICS表の内容

この表では,インデクスの統計情報を管理します(1行で1インデクス分)。

なお,統計情報がない場合(CREATE TABLE直後など),この表の内容は空となります。

SQL_INDEX_STATISTICS表の内容を次の表に示します。

表G-23 SQL_INDEX_STATISTICS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 N_ENTRY FLOAT キーエントリ数(統計情報)。
5 N_IXPG FLOAT リーフページ数(統計情報)。
6 N_LEVEL SMALLINT レベル数(統計情報)。
7 SEQ_RATIO INTEGER シーケンシャル度(統計情報)。
8 UPDATE_TIME CHAR(14) 更新日時(YYYYMMDDHHMMSS)。

(22) SQL_DATATYPES表の内容

この表では,ユーザ定義型の情報を管理します(1行で1ユーザ定義型分)。

SQL_DATATYPES表の内容を次の表に示します。

表G-24 SQL_DATATYPES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の所有者。
2 TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の名称。
3 META_TYPE CHAR(1) ユーザ定義型の種別。
A:抽象データ型
4 TYPE_ID INTEGER ユーザ定義型のID。
5 N_ATTR SMALLINT 属性の数。
6 CREATE_TIME CHAR(14) 作成時刻(YYYYMMDDHHMMSS) 。
7 N_SUBTYPE INTEGER サブタイプの数。
8 SOURCE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
スーパタイプの抽象データ型の所有者。
スーパタイプの抽象データ型がない場合はナル値となります。
9 SOURCE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
スーパタイプの抽象データ型の名称。
スーパタイプの抽象データ型がない場合はナル値となります。
10 SOURCE_TYPE_ID INTEGER スーパタイプの抽象データ型のID。
スーパタイプの抽象データ型がない場合はナル値となります。
11 ROOT_TYPE_ID INTEGER スーパタイプの抽象データ型が,更にスーパタイプを持っている場合,その最上位の抽象データ型のID。
12 LEVEL_NO SMALLINT スーパタイプの抽象データ型が,更にスーパタイプを持っている場合,その最上位の抽象データ型からの世代数。
13 TYPE_COMMENT VARCHAR(255) コメント。
初期値,及びコメントがない場合はナル値となります。
14 N_LOB_ATTR SMALLINT BLOB型の属性数。
15 N_ADT_ATTR SMALLINT 抽象データ型の属性数。
16 N_LARGE_BINARY_ATTR SMALLINT 32,001バイト以上のBINARY型の属性数。

(23) SQL_DATATYPE_DESCRIPTORS表の内容

この表では,ユーザ定義型の構成属性の情報を管理します(1行で1属性分)。

SQL_DATATYPE_DESCRIPTORS表の内容を次の表に示します。

表G-25 SQL_DATATYPE_DESCRIPTORS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の所有者。
2 TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の名称。
3 OBJECT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
属性名。
4 TYPE_ID INTEGER ユーザ定義型のID。
5 META_TYPE CHAR(1) ユーザ定義型の種別。
S:システム定義型
A:抽象データ型
6 ORDINAL_POSITION SMALLINT 順序位置。
7 ENCAPSULATION_LEVEL VARCHAR(10) 隠蔽レベル(PUBLIC,PRIVATE,又はPROTECTED) 。
8 IS_NULLABLE CHAR(3) 列のナル値情報。
YES:ナル値を許します。
NO:ナル値を許しません。
9 DATA_TYPE CHAR(24) データ型。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
10 DATA_TYPE_CODE SMALLINT データ型コード。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
11 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT データ長コード。※1
12 DATA_LENGTH CHAR(7) データ長。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
13 LOB_LENGTH_CODE CHAR(8) BLOB属性長コード。※2※3
BLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。
14 LOB_LENGTH CHAR(20) BLOB属性長指定値。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。
BLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。
15 LOB_LENGTH_TYPE CHAR(1) BLOB属性長の種別(単位)。
K:K指定時
M:M指定時
G:G指定時
空白:省略時
BLOB以外の場合はナル値となります。
16 UDT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の属性に更に抽象データ型がある場合,その属性の抽象データ型の所有者。
システム定義型の場合はナル値となります。
17 UDT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の属性に更に抽象データ型がある場合,その属性の抽象データ型の名称。
システム定義型の場合はナル値となります。
18 DATA_COMMENT VARCHAR(255) コメント。
初期値,及びコメントがない場合はナル値となります。
19 NO_SPLIT CHAR(1) NO SPLITの指定有無。
Y:指定あり
ナル値:指定なし

注※1
DECIMAL型,INTERVAL YEAR TO DAY型,INTERVAL HOUR TO SECOND型の場合は,精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納し,それ以外の場合は,2バイトの2進形式で長さ(NCHAR型,NVARCHAR型の場合は文字数)を格納します。ただし,BLOB型及び抽象データ型の場合は0になります。

注※2
列長の指定値を4バイトごとに区切られた8バイトに2進形式で格納します。

注※3
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

(24) SQL_TABLE_RESOURCES表の内容

この表では,表で使用するリソース情報を管理します(1行で1リソース分)。

SQL_TABLE_RESOURCES表の内容を次の表に示します。

表G-26 SQL_TABLE_RESOURCES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の所有者。
4 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の識別子。
5 BASE_TYPE CHAR(1) 使用している資源の種別。
A:抽象データ型

(25) SQL_PLUGINS表の内容

この表では,プラグイン情報を管理します(1行で1プラグイン分)。

SQL_PLUGINS表の内容を次の表に示します。

表G-27 SQL_PLUGINS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 PLUGIN_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
プラグイン所有者。
2 PLUGIN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
プラグイン名称。
3 PLUGIN_TYPE CHAR(1) プラグイン種別。
D:データ型プラグイン
I:インデクス型プラグイン
4 TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型,又はインデクス型の所有者。
5 TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型,又はインデクス型の名称。
6 CREATE_TIME CHAR(14) プラグイン組み込み時刻。
7 PLUGIN_LIB_NAME VARCHAR(255) ライブラリパス名。
8 PLUGIN_COMMENT VARCHAR(255) コメント。
初期値,及びコメントがない場合はナル値となります。
9 PLUGIN_VERSION VARCHAR(10) プラグインのバージョン。
プラグインが初期バージョンの場合はナル値となります。
10 PLUGIN_EXT_FUNC VARCHAR(255) プラグイン拡張機能コード(システムが使用する情報)。

(26) SQL_PLUGIN_ROUTINES表の内容

この表では,プラグインのルーチン情報を管理します(1行で1プラグインルーチン分)。

SQL_PLUGIN_ROUTINES表の内容を次の表に示します。

表G-28 SQL_PLUGIN_ROUTINES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ROUTINE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ルーチンの所有者。
2 PLUGIN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
プラグイン名称。
3 OPERATION_NAME VARCHAR(255) オペレーション名。
4 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特定名称。
5 N_PARAM INTEGER パラメタ数。
6 TIMING_DESCRIPTOR VARCHAR(30) 契機指示子。
7 OPERATION_DESCRIPTOR VARCHAR(255) オペレーション修飾情報。

注※ 次の形式で名称を付けます。

'P' 関数名 登録日時
P:プラグイン実装の関数であることを示すコードです。
関数名:特定名称が30文字以下になるように前部の文字を切り捨てます(最大15文字)。
登録日時:年月日時分秒を14文字で表します。

(27) SQL_PLUGIN_ROUTINE_PARAMS表の内容

この表では,プラグインのルーチンのパラメタ情報を管理します(1行で1パラメタ分)。

SQL_PLUGIN_ROUTINE_PARAMS表の内容を次の表に示します。

表G-29 SQL_PLUGIN_ROUTINE_PARAMS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 ROUTINE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
所有者。
2 PLUGIN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
プラグイン名称。
3 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特定名称。
4 PARAMETER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタ名称。
5 PARAMETER_MODE CHAR(7) パラメタ入出力属性。
IN:入力属性
OUT:出力属性
INOUT:入出力属性
RETURNS:戻り値属性
PICKUP:ROWID出力属性
6 PARAMETER_DESCRIPTOR VARCHAR(255) パラメタ修飾情報。
プラグインIDLで記述されているパラメタ修飾情報を,そのまま文字列として保持します。パラメタ修飾情報の指定がない場合はナル値となります。
7 SPECIFIC_BIND_OPERATION_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
特化済みバインドオペレーション名。
バインドオペレーション指定がない場合はナル値となります。
8 PARAMETER_TYPE CHAR(1) パラメタモード。
空白:normal(SQLで扱えるデータ型)
I:indicator
N:new data
C:current data
D:dbifb
K:index key inf
P:pointer
R:rowid
U:utlifb
T:pointer*
normal以外はプラグイン固有のパラメタです。
9 PARAMETER_NO INTEGER 抽象データ型関数のパラメタ指定順序位置。
10 DATA_TYPE CHAR(24) パラメタのデータ型。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
パラメタモードがD,K,P,R,U,又はTの場合はナル値となります。
11 DATA_TYPE_CODE SMALLINT パラメタのデータ型コード。
パラメタモードがD,K,P,R,U,又はTの場合はナル値となります。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
12 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT パラメタのデータ型定議長コード。※1
パラメタモードがD,K,P,R,U,又はTの場合はナル値となります。
13 DATA_LENGTH CHAR(7) パラメタのデータ型定議長。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。パラパラメタモードがD,K,P,R,U,又はTの場合はナル値となります。
14 LOB_LENGTH_CODE CHAR(8) LOB列長コード又はBINARY列長コード。※2※3
パラメタモードがnormalで,かつデータ型がBLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。
15 LOB_LENGTH CHAR(20) LOB列長指定値又はBINARY列長指定値。
右詰めで文字形式にして格納します(上位の0は空白にします)。パラメタモードがnormalで,かつデータ型がBLOB及びBINARY以外の場合はナル値となります。
16 LOB_LENGTH_TYPE CHAR(1) LOB列長の種別(単位)。
K:K指定時
M:M指定時
G:G指定時
空白:省略時
パラメタモードがnormalで,かつデータ型がBLOB以外の場合はナル値となります。
17 UDT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタデータ型の所有者。
データ型がユーザ定義型以外の場合はナル値となります。
18 UDT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
パラメタデータ型の名称。
データ型がユーザ定義型以外の場合はナル値となります。
19 UDT_TYPE_ID INTEGER パラメタデータ型のID。
データ型がユーザ定義型以外の場合はナル値となります。

注※1
DECIMAL型,INTERVAL YEAR TO DAY型,INTERVAL HOUR TO SECOND型の場合は,精度,位取りをそれぞれ1バイトに格納し,それ以外の場合は,2バイトの2進形式で長さ(NCHAR型,NVARCHAR型の場合は文字数)を格納します。ただし,BLOB型及び抽象データ型の場合は0になります。

注※2
列長の指定値を4バイトごとに区切られた8バイトに2進形式で格納します。

注※3
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

(28) SQL_INDEX_TYPES表の内容

この表では,インデクス型情報を管理します(1行で1インデクス型分)。

SQL_INDEX_TYPES表の内容を次の表に示します。

表G-30 SQL_INDEX_TYPES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 INDEX_TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の所有者。
2 INDEX_TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の名称。
3 INDEX_TYPE_ID INTEGER インデクス型のID。
4 CREATE_TIME CHAR(14) 作成時刻。
5 ADT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の所有者。
6 ADT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の名称。
7 N_FUNCTION INTEGER インデクス型で定義したインデクスで利用できる抽象データ型関数の数。

(29) SQL_INDEX_RESOURCES表の内容

この表では,インデクスで使用するリソース情報を管理します(1行で1リソース分)。

SQL_INDEX_RESOURCES表の内容を次の表に示します。

表G-31 SQL_INDEX_RESOURCES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス定義表の所有者。
2 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
3 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の所有者。
4 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の識別子。
5 BASE_TYPE CHAR(1) 使用している資源の種別。
I:インデクス型

(30) SQL_INDEX_DATATYPE表の内容

この表では,インデクスの対象項目情報を管理します(1行で1対象項目分(1段分))。

SQL_INDEX_DATATYPE表の内容を次の表に示します。

表G-32 SQL_INDEX_DATATYPE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
5 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名(インデクス構成列名) 。
6 N_LEVEL SMALLINT レベル数(抽象データ型を構成する属性名の順序を識別する番号。1から始まる整数) 。
7 ADT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の所有者。
8 ADT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の名称。
9 ADT_ATTR_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型の属性名。
10 ADT_ATTR_ID SMALLINT 属性の位置。

(31) SQL_INDEX_FUNCTION表の内容

この表では,インデクスで利用する抽象データ型関数の情報を管理します(1行で一つの抽象データ型関数分)。

SQL_INDEX_FUNCTION表の内容を次の表に示します。

表G-33 SQL_INDEX_FUNCTION表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスを含む表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
5 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列名称(インデクス構成列名)。
6 ADT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型関数の所有者名。
7 ADT_FUNCTION_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型関数の名称(ルーチン名称) 。
8 ADT_FUNCTION_OBJECT_ID INTEGER 抽象データ型関数のオブジェクトID。

(32) SQL_TYPE_RESOURCES表の内容

この表では,ユーザ定義型で使用するリソース情報を管理します(1行で1リソース分)。

SQL_TYPE_RESOURCES表の内容を次の表に示します。

表G-34 SQL_TYPE_RESOURCES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の所有者。
2 TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ユーザ定義型の名称。
3 BASE_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の所有者。
4 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用している資源の識別子。
5 BASE_TYPE CHAR(1) 使用している資源の識別子。
A:抽象データ型

(33) SQL_INDEX_TYPE_FUNCTION表の内容

この表では,インデクス型を定義したインデクスで利用できる抽象データ型関数の情報を管理します(n行で1インデクス型分)。

SQL_INDEX_TYPE_FUNCTION表の内容を次の表に示します。

表G-35 SQL_INDEX_TYPE_FUNCTION表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 INDEX_TYPE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の所有者。
2 INDEX_TYPE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス型の名称。
3 ADT_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型関数の所有者。
4 ADT_FUNCTION_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
抽象データ型関数の識別子。
5 ADT_FUNCTION_OBJECT_ID INTEGER 抽象データ型関数のオブジェクトID。

注※ 特定名称ではありません。


(34) SQL_EXCEPT表の内容

この表では,インデクスの除外キー値の情報を管理します(n行で1インデクスの除外キー群分)。また,1行では1インデクスの一つの除外値(複数列インデクスの場合は,除外値群)を管理します。

SQL_EXCEPT表の内容を次の表に示します。

表G-36 SQL_EXCEPT表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスがある表の名称。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクスの名称。
4 INDEX_ID INTEGER インデクスID。
5 TABLE_ID INTEGER 表ID。
6 EXCEPT_VALUE VARCHAR(573),又は
MVARCHAR(573)
除外キー値の内容。
構成列ごとの指定値を,文字形式でコンマで区切ります。
初期値はナル値となります。

(35) SQL_FOREIGN_SERVERS表の内容

この表では,HiRDB External Data Access機能使用時にHiRDBがアクセスする外部サーバのDBMS情報を管理します(1行で1外部サーバ分)。

HiRDB External Data Accessを組み込んでいない場合,この表の内容は空となります。ただし,HiRDB External Data Accessを組み込んでデータベースを構築した後に,HiRDB External Data Accessを取り外した場合は,表の中のデータは残った状態となります。

SQL_FOREIGN_SERVERS表の内容を次の表に示します。

表G-37 SQL_FOREIGN_SERVERS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 FOREIGN_SERVER_NAME VARCHAR(3 0),又は
MVARCHAR(30)
外部サーバ名。
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3
2 FOREIGN_SERVER_ID INTEGER 外部サーバID。
3 FOREIGN_SERVER_TYPE VARCHAR(30) サーバ種別。※1
HIRDB:HiRDB
XDMRD:HiRDB on XDM
DB2_UDB_OS390:DB2 Universal Database for OS/390
ORACLE:Oracle
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3
4 FOREIGN_SERVER_VERSION VARCHAR(30) サーババージョン。※1
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3
5 AUTHORIZATION_IDENTIFIER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
外部サーバの所有者。
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3
6 CREATE_TIME CHAR(14) 外部サーバの作成時間(YYYYMMDDHHMMSS)。
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3
7 CHANGE_TIME CHAR(14) 外部サーバ定義の変更時間(YYYYMMDDHHMMSS)。
行作成時,及びDROP SERVER実行後はナル値となります。※3
8 N_FOREIGN_TABLE INTEGER 外部サーバに定義した表の数。
9 USING_BES CHAR(8) 外部サーバにアクセスするバックエンドサーバの名称。※2
DROP SERVER実行後はナル値となります。※3

注※1
HiRDBがアクセスする外部サーバのサーバ種別とサーババージョンは,次のように設定されます。
DBMS製品名称 サーバ種別 サーババージョン
XDM/RD E2 XDMRD 6.0
HiRDB Version 5.0 HIRDB 5.0
HiRDB Version 6以降 HIRDB 6.0
Oracle8i ORACLE 8.1.5
Oracle9i ORACLE 9.2
Oracle10g ORACLE 10.1
DB2 Universal Database for OS/390 Version 6 DB2_UDB_OS390 6.0

注※2
左詰めで8バイトに満たない場合,空白が埋められます。

注※3
外部サーバIDを再利用するためにDROP SERVERを実行した場合,行は削除されないで,外部サーバID(FOREIGN_SERVER_ID)以外がナル値になります。ただし,表の定義数(N_FOREIGN_TABLE)は0となります。その後に実行するCREATE SERVERでは,未使用外部サーバIDの最小値が割り当てられます。未使用の外部サーバIDがない場合は,最大値+1の値が割り当てられます。

(36) SQL_USER_MAPPINGS表の内容

この表では,HiRDB External Data Access機能使用時に外部サーバにアクセスする場合の,HiRDB上の認可識別子と外部サーバ上のユーザIDとのマッピング情報を管理します(1行でHiRDB上の1ユーザに対する1マッピング分)。

HiRDB External Data Accessを組み込んでいない場合,この表の内容は空となります。ただし,HiRDB External Data Accessを組み込んでデータベースを構築した後に,HiRDB External Data Accessを取り外した場合は,表の中のデータは残った状態となります。

SQL_USER_MAPPINGS表の内容を次の表に示します。

表G-38 SQL_USER_MAPPINGS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 AUTHORIZATION_IDENTIFIER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
マッピングの変換元となるHiRDBの認可識別子(常にPUBLICとなります)。
2 FOREIGN_SERVER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
外部サーバ名。
3 FOREIGN_SERVER_ID INTEGER 外部サーバID。
4 CREATE_TIME CHAR(14) ユーザマッピングの作成時間(YYYYMMDDHHMMSS)。
5 CHANGE_TIME CHAR(14) ユーザマッピング定義の変更時間(YYYYMMDDHHMMSS)。
6 USER_ID VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
外部サーバ上のユーザの名称。

(37) SQL_IOS_GENERATIONS表の内容

この表では,インナレプリカ機能使用時のHiRDBファイルシステム領域の世代情報を管理します(1行で1HiRDBファイルシステム領域分)。

HiRDB Staticizer Optionを組み込んでいない場合,この表の内容は空となります。ただし,HiRDB Staticizer Optionを組み込んでデータベースを構築した後に,HiRDB Staticizer Optionを取り外した場合は,表の中のデータは残った状態となります。

Windows版の場合は,SQL_IOS_GENERATIONS表の内容は空となります。

SQL_IOS_GENERATIONS表の内容を次の表に示します。

表G-39 SQL_IOS_GENERATIONS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 FILE_SYSTEM_NAME VARCHAR(165) HiRDBファイルシステム領域名(絶対パス名)。
2 GENERATION_NUMBER SMALLINT 世代番号。
3 SERVER_NAME CHAR(8) サーバ名(BES又はSDS)。
4 ORIGINAL_FILE_SYSTEM_NAME VARCHAR(165) オリジナルHiRDBファイルシステム領域名(絶対パス名)。

注※
HiRDB/パラレルサーバのディクショナリ表を,そのままHiRDB/シングルサーバで使用する場合でも,サーバ名は変更されません。
左詰めで8文字に満たない場合,残りの部分には空白が入ります。

(38) SQL_TRIGGERS表の内容

この表では,スキーマ内にあるトリガの情報を管理します(1行で1トリガ分)。

SQL_TRIGGERS表の内容を次の表に示します。

表G-40 SQL_TRIGGERS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TRIGGER_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの所有者。
2 TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガ名称。
3 OBJECT_ID INTEGER オブジェクトID。
4 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の所有者。
5 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の名称。
6 TRIGGER_VALID CHAR(1) トリガ有効フラグ。
Y:有効
N:無効
トリガ動作手続きのSQL_ROUTINES表のROUTINE_VALID列と同じ値です。
7 INDEX_VALID CHAR(1) インデクス有効フラグ。
Y:有効
N:無効
トリガ動作手続きのSQL_ROUTINES表のINDEX_VALID列と同じ値です。
8 ACTION_TIME CHAR(1) トリガ動作時期。
A:AFTER
B:BEFORE
9 EVENT CHAR(1) トリガ契機種別。
I:INSERT
D:DELETE
U:UPDATE
10 ACTION_TYPE CHAR(1) トリガ動作単位。
R:ROW
S:STATEMENT
11 OLD_ROW_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
旧値相関名(OLD ROWに指定した相関名)。
OLD ROWを指定していない場合はナル値となります。
12 NEW_ROW_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
新値相関名(NEW ROWに指定した相関名)。
NEW ROWを指定していない場合はナル値となります。
13 CREATE_TIME VARCHAR(16) トリガ定義の作成時刻。
14 ALTER_TIME CHAR(14) トリガのSQLオブジェクトの再作成時刻。
トリガ動作手続きのSQL_ROUTINES表のALTER_TIME列と同じ値です。
トリガのSQLオブジェクトを再作成していない場合はナル値となります。
15 DEF_SOURCE_LEN INTEGER トリガ定義のソース長。
16 SPECIFIC_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガ動作手続きの特定名。
17 N_UPDATE_COLUMNS SMALLINT トリガ契機列の数。
INSERTトリガ,DELETEトリガ,及びトリガ契機列を指定していないUPDATEトリガの場合は0となります。
18 REFERENCING_TABLE_ID INTEGER 参照表の表ID。
参照制約動作で作成されたトリガ以外の場合はナル値となります。
19 REFERENCE_ACTION CHAR(2) 参照制約動作種別。
DC:ON DELETE CASCADE
UC:ON UPDATE CASCADE
参照制約動作で作成されたトリガ以外の場合はナル値となります。
20 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
参照制約の制約名。
参照制約動作で作成されたトリガ以外の場合はナル値となります。

(39) SQL_TRIGGER_COLUMNS表の内容

この表では,UPDATEトリガの契機列のリスト情報を管理します(1行で1契機列分)。

SQL_TRIGGER_COLUMNS表の内容を次の表に示します。

表G-41 SQL_TRIGGER_COLUMNS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TRIGGER_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの所有者。
2 TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの名称。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の名称。
5 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
列リストに指定した列名。
6 TABLE_ID INTEGER トリガを定義した表のID。

(40) SQL_TRIGGER_DEF_SOURCE表の内容

この表では,トリガ定義のソース情報を管理します(1行で1トリガ定義ソース分)。

SQL_TRIGGER_DEF_SOURCE表の内容を次の表に示します。

表G-42 SQL_TRIGGER_DEF_SOURCE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TRIGGER_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの所有者。
2 TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの名称。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の名称。
5 SOURCE_NO INTEGER 定義ソース通し番号。
6 DEF_SOURCE VARCHAR(32000),
又は
MVARCHAR(32000)
定義ソース(SQLコンパイルオプション,WITH PROGRAMは含みません)。

(41) SQL_TRIGGER_USAGE表の内容

この表では,トリガ動作条件中で参照している資源情報を管理します(1行でトリガ動作条件中で参照している1資源名称分)。

SQL_TRIGGER_USAGE表の内容を次の表に示します。

表G-43 SQL_TRIGGER_USAGE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TRIGGER_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの所有者。
2 TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガの名称。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
トリガを定義した表の名称。
5 BASE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源の所有者。パブリックルーチンの場合はPUBLIC。
6 BASE_TABLE VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源の表名。
使用資源種別がF(関数)の場合はナル値となります。
7 BASE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源名称(特定名又は列名)。
8 BASE_TYPE CHAR(1) 使用資源種別。
F:関数
C:列名
9 TABLE_ID INTEGER 表ID。
使用資源種別がF(関数)の場合はナル値となります。
10 BASE_ID INTEGER 使用資源ID(オブジェクトID又は列ID)。
11 BASE_ROUTINE_CREATOR VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
使用資源がパブリック関数の場合の,パブリック関数定義者。
使用資源がパブリック関数以外の場合はナル値となります。

(42) SQL_PARTKEY表の内容

この表では,マトリクス分割表の分割キーの情報を管理します(1行で1分割キー分)。

HiRDB Advanced Partitioning Optionを組み込んでいない場合,この表の内容は空となります。ただし,HiRDB Advanced Partitioning Optionを組み込んでデータベースを構築した後に,HiRDB Advanced Partitioning Optionを取り外した場合は,表の中のデータは残った状態となります。

SQL_PARTKEY表の内容を次の表に示します。

表G-44 SQL_PARTKEY表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 KEY_NO SMALLINT 分割キー番号(次元番号1又は2)。
4 KEY_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
分割キー列名。
5 COLUMN_ID SMALLINT 分割キー列ID。
6 N_DIVISION SMALLINT キー内分割数。
7 HASH_KEY_NO SMALLINT ハッシュキー列内通番。
境界値分割の次元の場合,ナル値となります。

(43) SQL_PARTKEY_DIVISION表の内容

この表では,マトリクス分割表の分割条件値の情報を管理します(1行で1分割条件値分)。

HiRDB Advanced Partitioning Optionを組み込んでいない場合,この表の内容は空となります。ただし,HiRDB Advanced Partitioning Optionを組み込んでデータベースを構築した後に,HiRDB Advanced Partitioning Optionを取り外した場合は,表の中のデータは残った状態となります。

SQL_PARTKEY_DIVISION表の内容を次の表に示します。

表G-45 SQL_PARTKEY_DIVISION表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 KEY_NO SMALLINT 分割キー番号(次元番号1又は2)。
4 IN_DIM_NO SMALLINT 分割キー内通番。
5 DCVALUES VARCHAR(255),又は
MVARCHAR(255)
分割条件値(指定した分割条件値が文字形式で格納されます)。
分割キーに文字集合の指定がある場合でも,格納される値は変換されません。
分割キー内の最後の境界値の場合,ハッシュ分割の次元の場合,ナル値となります。

(44) SQL_AUDITS表の内容

この表では,監査対象の情報を管理します(1行で1オブジェクト又は1ユーザに対する1イベント分)。

SQL_AUDITS表の内容を次の表に示します。

表G-46 SQL_AUDITS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 EVENT_TYPE VARCHAR(30) CREATE AUDIT FOR 操作種別で指定したイベントタイプの名称※1又は'ANY'。
2 EVENT_SUBTYPE VARCHAR(30) イベントサブタイプの名称※2又は'ANY'。
CREATE AUDIT FOR ANYを指定した場合はナル値となります。
3 OBJECT_TYPE VARCHAR(30) CREATE AUDIT 選択オプションで指定したオブジェクトの種別。※3
オブジェクトを指定していない場合,及びHiRDBのバージョンが07-03より前の場合はナル値となります。
4 OBJECT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
CREATE AUDIT 選択オプションで指定したオブジェクトの所有者。
オブジェクトを指定していない場合,及びHiRDBのバージョンが07-03より前の場合はナル値となります。
5 OBJECT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
CREATE AUDIT 選択オプションで指定したオブジェクトの名称。
オブジェクトを指定していない場合,及びHiRDBのバージョンが07-03より前の場合はナル値となります。
6 USER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
イベント実行者の認可識別子(ナル値となります)。
7 ANY_VALID CHAR(1) CREATE AUDIT WHENEVER ANYの指定有無。
Y:指定あり
N:指定なし
8 SUCCESSFUL_VALID CHAR(1) CREATE AUDIT WHENEVER SUCCESSFULの指定有無。
Y:指定あり
N:指定なし
9 UNSUCCESSFUL_ANY_VALID CHAR(1) CREATE AUDIT WHENEVER UNSUCCESSFULの指定有無。
Y:指定あり
N:指定なし
10 AUDIT_TYPE CHAR(1) 取得情報種別。
E:CREATE AUDIT AUDITTYPE EVENT指定の場合
A:CREATE AUDIT AUDITTYPE ANY指定の場合
ただし,CREATE AUDIT AUDITTYPE PRIVILEGE指定の場合,及びAUDITTYPEを省略している場合,ナル値となります。

注※1
イベントタイプを次に示します。
SESSION,PRIVILEGE,DEFINITION,ACCESS,及びUTILITY

注※2
イベントサブタイプを次に示します。
CONNECT,AUTHORIZATION,DISCONNECT,GRANT,REVOKE,CREATE,DROP,ALTER,SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,PURGE,CALL,OPEN,LOCK,PDLOAD,PDRORG,及びPDEXP

注※3
オブジェクトの種別を次に示します。
ALIAS,FOREIGN INDEX,FOREIGN TABLE,FUNCTION,INDEX,PROCEDURE,SCHEMA,SERVER,TABLE,TRIGGER,DATA TYPE,USER MAPPING,VIEW,LIST,COMMENT,及びSEQUENCE

(45) SQL_REFERENTIAL_CONSTRAINTS表の内容

この表では,参照制約の対応状況を管理します(1行で1制約分)。

SQL_REFERENTIAL_CONSTRAINTS表の内容を次の表に示します。

表G-47 SQL_REFERENTIAL_CONSTRAINTS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約名。
2 CONSTRAINT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約の所有者。
3 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の名称。
4 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の所有者。
5 COLUMN_COUNT SMALLINT 外部キーの構成列数。
6 COLUMN_NAME VARCHAR(527),又は
MVARCHAR(527)
外部キーがある表の列名。
各列を引用符で囲んで,コンマで連結します。
7 COLUMN_NO VARCHAR(32) 外部キーがある表の列ID(16個分)
8 R_OWNER VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
参照する表の所有者。
9 R_TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
参照する表の名称。
10 DELETE_RULE CHAR(11) 削除規則(RESTRICT,又はCASCADE)。
11 UPDATE_RULE CHAR(11) 更新規則(RESTRICT,又はCASCADE)。
12 CONSTRAINT_TIME CHAR(14) 制約を定義した日時(YYYYMMDDHHMMSS)。
13 CHECK_PEND CHAR(1) 検査保留状態の種別。
C:保留
ナル値:非保留
14 DELETE_TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ON DELETE参照制約動作で作成されたトリガの名称(DRAYYYYMMDDHHMMSSth)。
ON DELETE参照制約動作でトリガが作成されていない場合はナル値となります。
15 UPDATE_TRIGGER_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ON UPDATE参照制約動作で作成されたトリガの名称(DRAYYYYMMDDHHMMSSth)。
ON UPDATE参照制約動作でトリガが作成されていない場合はナル値となります。
16 R_COLUMN_NAME VARCHAR(527),又は
MVARCHAR(527)
主キー構成列の列名。
各列を引用符で囲んで,コンマで連結します。
17 R_COLUMN_NO VARCHAR(32) 主キー構成列の列ID(16個分)

注※
エンディアンが異なる接続形態でも,SQLの結果はエンディアン変換されません。したがって,アクセスする場合は,アプリケーション側でエンディアンを考慮して変換する必要があります。

(46) SQL_KEYCOLUMN_USAGE表の内容

この表では,外部キーを構成する列情報を管理します(1行で1列分)。

SQL_KEYCOLUMN_USAGE表の内容を次の表に示します。

表G-48 SQL_KEYCOLUMN_USAGE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 CONSTRAINT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約の所有者。
2 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約名。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の名称。
5 COLUMN_NAME VVARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した列名。
6 COLUMN_ORDER SMALLINT 制約を定義した列の位置。

(47) SQL_TABLE_CONSTRAINTS表の内容

この表では,スキーマ内にある整合性制約の情報を管理します(1行で1整合性制約分)。

SQL_TABLE_CONSTRAINTS表の内容を次の表に示します。

表G-49 SQL_TABLE_CONSTRAINTS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 CONSTRAINT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約の所有者。
2 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約名。
3 CONSTRAINT_TYPE VARCHAR(30) 制約の種類。
FOREIGN KEY:外部キー
CHECK:検査制約
4 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の所有者。
5 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の名称。

(48) SQL_CHECKS表の内容

この表では,検査制約の情報を管理します(1行で1検査制約分)。

SQL_CHECKS表の内容を次の表に示します。

表G-50 SQL_CHECKS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 CONSTRAINT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
検査制約の所有者。
2 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約名。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の名称。
5 CHK_SOURCE_LEN INTEGER 検査制約の探索条件の長さ。
6 CHK_SOURCE BINARY(2000000) 検査制約の探索条件。
7 CREATE_TIME CHAR(14) 検査制約を定義した時刻(YYYYMMDDHHMMSS)。
8 CHECK_PEND2 CHAR(1) 検査保留状態の種別。
C:保留
ナル値:非保留
9 N_CHK_COLUMN INTEGER 検査制約定義中に指定した制約の列数(重複排除した数)。

(49) SQL_CHECK_COLUMNS表の内容

この表では,検査制約で使用している列の情報を管理します(1行で一つの検査制約で使用している1列分)。

SQL_CHECK_COLUMNS表の内容を次の表に示します。

表G-51 SQL_CHECK_COLUMNS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 CONSTRAINT_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
検査制約の所有者。
2 CONSTRAINT_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約名。
3 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の所有者。
4 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約を定義した表の名称。
5 COLUMN_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
制約で使用している列名。

(50) SQL_DIV_TYPE表の内容

この表では,キーレンジ分割とハッシュ分割を組み合わせたマトリクス分割表の分割キーの情報を管理します(1行で1分割キー数分)。

SQL_DIV_TYPE表の内容を次の表に示します。

表G-52 SQL_DIV_TYPE表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の名称。
3 KEY_NO SMALLINT 分割キー番号(次元番号)。
4 DIV_TYPE CHAR(1) 次元内分割種別。
P:境界値分割
F:FIXハッシュ分割
H:フレキシブルハッシュ分割
5 HASH_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
ハッシュ関数名。
"HASH1"
"HASH2"
"HASH3"
"HASH4"
"HASH5"
"HASH6"
"HASH0"
ハッシュ分割以外の次元の場合,ナル値となります。
6 N_DIV_COLUMN SMALLINT 次元内分割列数。

(51) SQL_SYSPARAMS表の内容

この表では,連続認証失敗回数制限,及びパスワードの文字列制限の情報を管理します(1行で1設定項目数分,n行で一つの連続認証失敗回数制限の情報分,又は一つのパスワードの文字列制限の情報分)。なお,SQL_SYSPARAMS表は,DBA権限所有者,及び監査人だけが参照できます。

SQL_SYSPARAMS表の内容を次の表に示します。

表G-53 SQL_SYSPARAMS表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 PARAM_KIND VARCHAR(20) パラメタ種別(CONNECTION_SECURITY)。
2 FUNCTION_KEY VARCHAR(20) 機能名。
CONNECT:
連続認証失敗回数制限の場合
PASSWORD:
パスワードの文字列制限の場合
3 PARAM_KEY VARCHAR(20) 指定項目。
機能名がCONNECTの場合は次のどれかです。
PERMISSION_COUNT:連続認証失敗許容回数
LOCK_MINUTE:アカウントロック期間(単位:分)
LOCK_MINUTE_CODE:アカウントロック期間コード
機能名がパスワードの文字列制限の場合は次のどれかです。
MIN_LENGTH:最小許容バイト数
USER_IDENTIFIER:認可識別子指定禁止
SIMILAR:単一文字種禁止
4 INT_VALUE INTEGER INT型データ値
5 CHAR_VALUE VARCHAR(30) CHAR型データ値

注※
INT型データ値,及びCHAR型データ値に格納される値を次の表に示します。
PARAM_KEYの設定値 SQLでの指定値 INT_VALUE CHAR_VALUE
PERMISSION_COUNT 定数 定数 定数
指定なし 2 2
LOCK_MINUTE 定数 定数 定数
UNLIMITED ナル値 UNLIMITED
指定なし 1440 1440
LOCK_MINUTE_CODE 定数 定数 定数
UNLIMITED ナル値 UNLIMITED
指定なし 1000000 1000000
MIN_LENGTH 定数 定数 定数
指定なし 8 8
USER_IDENTIFIER RESTRICT ナル値 RESTRICT
UNRESTRICT ナル値 UNRESTRICT
指定なし ナル値 RESTRICT
SIMILAR RESTRICT ナル値 RESTRICT
UNRESTRICT ナル値 UNRESTRICT
指定なし ナル値 RESTRICT

(52) SQL_INDEX_XMLINF表の内容

この表では,部分構造インデクスの構成部分構造パス情報を管理します(1行で1インデクスの情報分)。

SQL_INDEX_XMLINF表の内容を次の表に示します。

表G-54 SQL_INDEX_XMLINF表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 TABLE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表の所有者。
2 TABLE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
表名。
3 INDEX_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
インデクス名。
4 PARTIAL_STRUCTURE_PATH_ORDER SMALLINT 常に1。
5 PARTIAL_STRUCTURE_PATH VARCHAR(32000),又は
MVARCHAR(32000)
部分構造パス。
6 ASC_DESC CHAR(1) 昇降順種別。
'A':昇順
'D':降順
7 DATA_TYPE CHAR(24) 部分構造パスのデータ型。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
8 DATA_TYPE_CODE SMALLINT 部分構造パスのデータ型コード。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
9 DATA_LENGTH CHAR(7) 部分構造パスのデータ長(文字形式)。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_LENGTH列を参照してください。
10 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT 部分構造パスのデータ長。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_LENGTH_CODE列を参照してください。

(53) SQL_SEQUENCES表の内容

この表では,順序数生成子の情報を管理します(1行で1順序数生成子分)。

SQL_SEQUENCES表の内容を次の表に示します。

表G-55 SQL_SEQUENCES表の内容

項番 列  名 データ型 内   容
1 SEQUENCE_SCHEMA VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
順序数生成子の所有者。
2 SEQUENCE_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
順序数生成子識別子。
3 SEQUENCE_ID INT 順序数生成子ID。
4 SEQUENCE_TYPE CHAR(1) システムで使用する情報。
常にEとなります。
5 PUBLIC_USAGE CHAR(1) PUBLIC USAGE指定の有無。
Y:指定あり
指定しない場合,ナル値となります。
6 CREATE_TIME CHAR(14) 順序数生成子作成時間。
7 ALTER_TIME CHAR(14) 常にナル値となります。
8 DATA_TYPE CHAR(24) 順序数生成子のデータ型。
INTEGER:省略時
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE列を参照してください。
9 DATA_TYPE_CODE SMALLINT 順序数生成子のデータ型コード。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_TYPE_CODE列を参照してください。
10 DATA_LENGTH CHAR(7) 順序数生成子のデータ長(文字形式)。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_LENGTH列を参照してください。
11 DATA_LENGTH_CODE SMALLINT 順序数生成子のデータ長。
格納形式は,SQL_COLUMNS表のDATA_LENGTH_CODE列を参照してください。
12 START_VALUE VARCHAR(255) 開始値。
省略時,ナル値となります。
13 MAXIMUM_VALUE VARCHAR(255) 最大値。
NO MAXVALUE:NO MAXVALUE指定時
省略時,ナル値となります。
14 MINIMUM_VALUE VARCHAR(255) 最小値。
NO MINVALUE:NO MINVALUE指定時
省略時,ナル値となります。
15 INCREMENT VARCHAR(255) 増分値。
省略時,ナル値となります。
16 CYCLE_OPTION CHAR(1) 循環オプション。
Y:CYCLE
N:NO CYCLE,又は省略時
17 LOGINTERVAL INT 順序数生成子ログ出力間隔。
省略時は1を設定します。
初期値は1となります。
18 RDAREA_NAME VARCHAR(30),又は
MVARCHAR(30)
順序数生成子格納先RDエリア名称。
19 RDAREA_ID INT 順序数生成子格納先RDエリアID。