スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
(1) SQLJトランスレータの実行方法
- 1.環境変数を設定する
- HiRDBクライアントがIPF版のUNIX版の場合:
- 環境変数に次の内容を設定してください。なお,下線部はデフォルトのインストールディレクトリです。
- HiRDB/Developer's Kitのとき
CLASSPATH=$CLASSPATH:/HiRDB/client/lib/pdsqlj.jar※1
- HiRDB/Run Timeのとき
CLASSPATH=$CLASSPATH:/HiRDB/client/lib/pdruntime.jar※2
CLASSPATH=$CLASSPATH:/HiRDB/client/lib/pdnativert.jar※3
注※1
32ビットモードのHP-UX (IPF)版の場合はpdsqlj32.jarとなります。
注※2
32ビットモードのHP-UX (IPF)版の場合はpdruntime32.jarとなります。
注※3
32ビットモードのHP-UX (IPF)版の場合はpdnativert32.jarとなります。
- HiRDBクライアントがWindows版の場合:
- 「コントロールパネル」−「システム」−「詳細」-「環境変数」に,次の内容を設定してください。なお,下線部はデフォルトのインストールディレクトリです。
- HiRDB/Developer's Kitのとき
CLASSPATH=%CLASSPATH%:\HiRDB\UTL\pdsqlj.jar
- HiRDB/Run Timeのとき
CLASSPATH=%CLASSPATH%\HiRDB\UTL\pdruntime.jar
CLASSPATH=%CLASSPATH%\HiRDB\UTL\pdnativert.jar
- 2.SQLJトランスレータを実行する
- SQLJトランスレータは,Java仮想マシン上で動作します。
- 形式:
pdjava [オプション] ファイル名1.sqlj [ファイル名2.java]
|
- 説明:
- オプション:
- SQLJトランスレータのオプションを次の表に示します。
- ファイル名1:
- SQLJを記述したUAPソースファイルです。
- ファイル名2:
- ポストソースファイルです。
- ファイル名1,ファイル名2にはパスを含んでもかまいません。ファイル名2.javaを指定しない場合は,ファイル名1.javaを指定したとみなされます。
表19-8 SQLJトランスレータのオプション
オプション |
記述形式 |
説明 |
-dir |
-dir=ディレクトリ名 |
ポストソースファイルを生成するディレクトリを指定します。 |
-d |
-d=ディレクトリ名 |
-status |
-status |
プリプロセスするときの内部状態を表示します。デバッグ用のオプションです。 |
-J |
-J-オプション |
SQLJトランスレータ実行時の,Java仮想マシンのオプションを指定します。 |
-version |
-version |
SQLJトランスレータのバージョンを表示します。トランスレートは行いません。 |
-help |
-help |
オプションの説明を表示する場合に指定します。トランスレートは行いません。 |
-native |
-native |
ネイティブインタフェース用のポストソースを生成します。オプションを複数指定する場合は,必ず先頭に指定してください。 |
-d 64 |
-d 64 |
64ビットモードのHP-UX(IPF)版でSQLJトランスレータを実行する場合に指定します。 |
- 注1
- オプションを複数指定する場合は,スペースを入れて指定してください。
- スタンダードインタフェース版の場合は二つまで,ネイティブインタフェース版の場合は三つ(-native含む)まで指定できます。それ以上指定するとエラーとなります。
- 注2
- ネイティブインタフェース版を使用するための-nativeオプションは,必ず先頭に指定してください。2番目以降に指定するとエラーとなります。
- 注3
- -help又は-versionオプションを指定した場合,ほかのオプションは無視されます。ただし,-helpと-versionを同時に指定した場合は,どちらも有効となります。
-
- 実行例:
- 実行例を次に示します。
- スタンダードインタフェース版の場合
(例1)pdjava ファイル名.sqlj
(例2)pdjava -dir=d:\sqljsrc ファイル名.sqlj
(例3)pdjava -d64 ファイル名.sqlj※
注※
64ビットモードのHP-UX (IPF)版での実行例です。
- ネイティブインタフェース版の場合
(例1)pdjava -native ファイル名.sqlj
(例2)pdjava -native -dir=d:\sqljsrc ファイル名.sqlj
(例3)pdjava -native -d64 ファイル名.sqlj※
注※
64ビットモードのHP-UX (IPF)版での実行例です。
(2) UAPのコンパイルと実行
- 1.環境変数を設定する
- 「(1) SQLJトランスレータの実行方法」の1.を参照してください。
- 2.ポストソースをコンパイルする
- SQLJトランスレータで生成したポストソースを,javaコンパイラでコンパイルします。コンパイル時の形式を次に示します。
- 3.CLASSPATHにJDBCのドライバのパスを設定する
- JDBCのドライバのパスの設定方法については,「17.1 インストールと環境設定」を参照してください。
- 4.DriverManagerを使用したDB接続
- DriverManagerを使用したDB接続については,「17.2.1 Driverクラス」を参照してください。
- 5.Java仮想マシンでCLASSファイルを実行する
Java仮想マシンでClassファイルを実行します。実行時の形式を次に示します。
32ビットモードのHP-UX (IPF)版で実行する場合は次のようになります。
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