スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
setTime,setDate,setTimestamp,及びsetStringメソッドに,HiRDBのデータ型であるTIME型,DATE型,又はTIMESTAMP型のデータが設定された場合の変換処理について説明します。
HiRDBのデータ型であるTIME型,DATE型,又はTIMESTAMP型の列に対して,setTime,setDate,setTimestamp,及びsetStringメソッドを使用してデータが設定された場合,HiRDBのデータ型に応じてデータ変換が行われます。
列のデータ型とメソッドとの組み合わせによる変換処理について次の表に示します。
表18-71 TIME型,DATE型,又はTIMESTAMP型とsetXXXメソッドとの組み合わせによる変換処理
setXXXメソッド | HiRDBのデータ型 | ||
---|---|---|---|
TIME型 | DATE型 | TIMESTAMP型 | |
setTime(Time Obj)※1 | UAPの設定値どおりにデータベースに格納します。 | SQLExceptionを投入します。 | UAPの設定値hh:mm:ss[.000000]の前に「1970-01-01」を付与したデータをデータベースに格納します。 |
setDate(Date Obj)※2 | SQLExceptionを投入します。 | UAPの設定値どおりにデータベースに格納します。 | UAPの設定値yyyy-MM-DDの後ろに「00:00:00[.000000]」を付与したデータをデータベースに格納します。 |
setTimestamp(Timestamp Obj)※3 | SQLExceptionを投入します。 | UAPの設定値から「yyyy-MM-DD」を抜き出したデータをデータベースに格納します。 | UAPの設定値どおりにデータベースに格納します。 |
setString(hh:mm:ss形式の文字列) | 指定された時刻をjava.sql.Time.valueOf()で変換してデータベースに格納します。※5 | SQLExceptionを投入します。 | SQLExceptionを投入します。 |
setString(yyyy-MM-DD形式の文字列) | SQLExceptionを投入します。 | 指定された日付をjava.sql.Date.valueOf()で変換してデータベースに格納します。※5 | SQLExceptionを投入します。 |
setString(yyyy-MM-DD△hh:mm:ss[.ffffff]形式の文字列)※4 | SQLExceptionを投入します。 | SQLExceptionを投入します。 | 指定された日時をjava.sql.Timestamp.valueOf()で変換してデータベースに格納します。※5 |
getTime,getDate,及びgetTimestampメソッドに,HiRDBのデータ型であるTIME型,DATE型,TIMESTAMP型,又は文字列型(CHAR型,MCHAR型,NCHAR型,VARCHAR型,MVARCHAR型,及びNVARCHAR型)のデータが設定された場合の変換処理について説明します。
HiRDBのデータ型であるTIME型,DATE型,TIMESTAMP型,又は文字列型の列に対して,getTime,getDate,及びgetTimestampメソッドを使用してデータが設定された場合,HiRDBのデータ型に応じてデータ変換が行われます。
列のデータ型とメソッドとの組み合わせによる変換処理について次の表に示します。
表18-72 TIME型,DATE型,TIMESTAMP型,又は文字列型とgetXXXメソッドとの組み合わせによる変換処理
getXXXメソッド | HiRDBのデータ型 | |||
---|---|---|---|---|
TIME型 | DATE型 | TIMESTAMP型 | 文字列型 | |
getTime()※2 | データベースに格納されている値どおりにjava.sql.Timeのオブジェクトとして取得します。※1 | SQLExceptionを投入します。 | データベースから取得したTIMESTAMP型のデータから「時:分:秒」のデータを抜き出したデータをjava.sql.Timeのオブジェクトとして取得します。※1 | TIME型の文字列表現「hh:mm:ss」だけをjava.sql.Timeのオブジェクトとして取得します。それ以外はSQLExceptionを投入します。 |
getDate()※2 | SQLExceptionを投入します。 | データベースに格納されている値どおりにjava.sql.Dateのオブジェクトとして取得します。※1 | データベースから取得したTIMESTAMP型のデータから年−月−日のデータを抜き出したデータをjava.sql.Dateのオブジェクトとして取得します。※1 | DATE型の文字列表現「yyyy-MM-DD」だけをjava.sql.Dateのオブジェクトとして取得します。それ以外はSQLExceptionを投入します。 |
getTimestamp()※2 | SQLExceptionを投入します。 | データベースから取得したDATE型のデータの後ろに「00:00:00.000000」を付加したデータをjava.sql.Timestampのオブジェクトとして取得します。 | データベースに格納されている値どおりにjava.sql.Timestampのオブジェクトとして取得します。 | TIMESTAMP型の文字列表現「yyyy-MM-DD△hh:mm:ss[.ffffff]」(△は半角スペース)だけをjava.sql.Timestampのオブジェクトとして取得します。それ以外はSQLExceptionを投入します。 |
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