(a)　機能

データ変換時の変換文字セット名称を設定します。

(b)　形式

 
public void setEncodeLang ( String encode_lang ) throws SQLException
 

(c)　引数

String encode_lang：

変換文字セットを指定します。「Java^TM 2 SDK, Standard Editionドキュメント」の「国際化」で示されるエンコーディング一覧から選択してください。

HiRDBの文字コードと対応する変換文字セットを次に示します。

HiRDBの文字コード （pdntenv又はpdsetupコマンドで設定した文字コード）	指定する変換文字セット
lang-c	ISO8859_1
sjis	SJIS又はMS932※
ujis	EUC_JP
utf-8	UTF-8
chinese	EUC_CN
chinese-gb18030	GB18030

注

表と一致しない変換文字セット名称を指定した場合，JDBCドライバの動作は保証しません。

注※

SJISかMS932の指定は，アプリケーションでのWindows特殊文字の扱いによります。

"OFF"を指定すると，HiRDBの文字コードに対して上記の表の変換文字セットが指定されたものとして動作します。なお，HiRDBの文字コードがsjisの場合，JDBCドライバが動作するOSによって変換文字セットは次のようになります。

UNIXの場合：SJIS

Windowsの場合：MS932

ナル値の場合は，現在までに設定したこのメソッドによる変換文字セット名称を無効とし，初期状態に戻します。

"OFF"以外を指定した場合は，大文字と小文字を区別します。

(d)　戻り値

なし。

(e)　機能詳細

次のデータ変換時に，このメソッドで指定された変換文字セット名称での変換を行います。

• HiRDBから取得したデータをアプリケーションがStringで取得する場合の，文字データ（Unicode）への変換
• アプリケーションがStringでHiRDBへ値を設定する場合の，バイナリデータへの変換

このメソッドを指定しない場合，JDBCドライバは前記対応表に合わせた変換文字セットで文字の変換をします。ただし，次の項目は，Java仮想マシンのデフォルトの変換文字セットで変換されます。

• setUapNameの指定値
• 認可識別子又はパスワード（setUser，setPassword，getConnectionなどで指定するもの）
• setEnvironmentVariablesで指定したクライアント環境定義の指定値
• HiRDBクライアントの環境変数グループ名で指定した各環境変数の指定値

(f)　発生する例外

Java仮想マシンがサポートしない変換文字セットを指定した場合，SQLExceptionを投入します。