スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
JDBC2.1 コアAPIでは,結果セット(ResultSetクラス)の拡張機能として「スクロール」と「並行処理」が追加されました。
結果セットのスクロールタイプには,次の3種類があります。
このうち,順方向専用型,及びスクロール非反映型をサポートしています。
結果セットの並行処理タイプには,次の2種類があります。
このうち,読み取り専用型をサポートしています。
サポートしていない結果セットタイプ又は並行処理タイプが指定された場合,エラーになりません。指定された結果セットタイプ又は並行処理タイプに最も近い結果セットを仮定して,Statementクラス又はそのサブクラスのインスタンスを生成します。なお,その際に,警告(SQLWarningオブジェクト)を生成して,Connectionクラスのインスタンスに関連付けます。
スクロール型結果セットでは,すべての検索データをJDBCドライバ内でキャッシングします。そのため,データ量が多い場合は,メモリ不足や性能劣化となる可能性が高くなります。したがって,スクロール型結果セットを使用する場合は,「SQLに条件を付加する」など,検索データ量をあらかじめ抑制しておいてください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.