スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
SQLWarningインタフェースでは,主に次の機能が提供されます。
SQLWarningオブジェクトは,警告が報告される原因となったメソッドのオブジェクトに,例外での通知なしで蓄積されます。
SQLWarningオブジェクトは,警告が報告される原因となったメソッドのオブジェクト(Connection,Statement,PreparedStatement,CallableStatement,及びResultSet)から,チェーンによって蓄積されます。
蓄積されたSQLWarningオブジェクトを明示的に解放するには,警告が報告される原因となったメソッドのオブジェクトに対してclearWarningsメソッドを実行してください。
SQLの実行で発生した警告が,JDBCドライバ内で保持することを,警告保持レベルで指定している場合,SQLWarningオブジェクトを生成して警告情報を保持します。また,Connectionオブジェクトについては,プロパティなどで警告保持の指定ができます。
SQLWarningオブジェクトの生成条件を次の表に示します。
表18-55 SQLWarningオブジェクトの生成条件
SQLの実行結果 | Connectionオブジェクトでの警告保持指定 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
警告を保持する | 警告を保持しない | ||||||
警告保持レベル | 警告保持レベル | ||||||
IGNORE | SQLWARN | ALLWARN | IGNORE | SQLWARN | ALLWARN | ||
SQLCODE>0,かつSQLCODEが100,110,及び120以外 | Connectionオブジェクト以外で発生 | × | × | ○ | × | × | ○ |
Connectionオブジェクトで発生 | × | × | ○ | × | × | × | |
SQL連絡領域のSQLWARN0がW(SQLWARN6がWである場合を除く) | Connectionオブジェクト以外で発生 | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
Connectionオブジェクトで発生 | × | ○ | ○ | × | × | × | |
JDBCドライバ内での警告発生 | Connectionオブジェクト以外で発生 | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
Connectionオブジェクトで発生 | × | ○ | ○ | × | × | × |
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