スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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17.7 繰返し列を?パラメタにしたときの値の指定方法

繰返し列を?パラメタにしたときの値の指定方法について説明します。

?パラメタに値を指定する方法として,Arrayインタフェースを実装したクラスのオブジェクト,又は配列のオブジェクトを,setObjectメソッドで指定します。

<この節の構成>
(1) Arrayインタフェースを実装したクラスのオブジェクトの指定方法
(2) 配列オブジェクトをsetObjectメソッドで指定する方法
(3) 繰返し列の要素と?パラメタに指定したオブジェクトとの関係
(4) 繰返し列の途中の要素にナル値を指定する方法

(1) Arrayインタフェースを実装したクラスのオブジェクトの指定方法

(2) 配列オブジェクトをsetObjectメソッドで指定する方法

(3) 繰返し列の要素と?パラメタに指定したオブジェクトとの関係

Arrayインタフェースを実装したクラスの,オブジェクトからArray.getArray()メソッドで得られた,配列オブジェクトの順序と繰返し列の順序は同じになります。そのため,配列オブジェクトの第1要素は繰返し列の第1要素となり,配列オブジェクトの第2要素は繰返し列の第2要素となります。

setObjectメソッドで指定した配列オブジェクトも同じです。また,要素数1だけの配列オブジェクトも指定できます。

(4) 繰返し列の途中の要素にナル値を指定する方法

Arrayインタフェースを実装したクラスのオブジェクト,又は配列のオブジェクトに関係なく,要素の途中にナル値を指定する場合は,該当する配列の要素をnullにします。そのため,繰返し列の第2要素をナル値にしたい場合は,Arrayインタフェースを実装したクラスのオブジェクトから,Array.getArray()メソッドで得られた配列オブジェクトの第2要素をnullにします。

setObjectメソッドで指定した配列オブジェクトも同じです。