スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
SQLWarningクラスでは,次の機能が提供されます。
SQLWarningオブジェクトは,警告が報告される原因となったメソッドのオブジェクトに,例外での通知なしで蓄積されます。
SQLWarningオブジェクトは,警告が報告される原因となったメソッドのオブジェクト(Connection,Statement,PreparedStatement,CallableStatement,又はResultSet)から,チェーンによって蓄積されます。
蓄積されたSQLWarningオブジェクトを明示的に解放するには,チェーンをつないでいるオブジェクトから,clearWarningsを実行する必要があります。
SQLの実行で発生した警告が,JDBCドライバ内で保持することを,警告保持レベルで指定している場合,SQLWarningオブジェクトを生成して警告情報を保持します。SQLWarningの生成条件を次に示します。
SQLの実行結果 | 警告保持レベル | ||
---|---|---|---|
IGNORE | SQLWARN | ALLWARN | |
SQLCODE>0,かつSQLCODEが100,110,及び120以外 | × | × | ○ |
SQL連絡領域のSQLWARN0がW(SQLWARN6がWである場合を除く) | × | ○ | ○ |
JDBCドライバ内での警告発生 | × | ○ | ○ |
SQLWarningから取得できるメッセージを次に示します。
条件 | getMessageで取得するメッセージ |
---|---|
SQLWARN0がW | KFPJ01074-W |
SQLWARN0が'△',かつSQLCODE>0(SQLCODE=100,110,及び120を除く) | KFPAXXXXX-X |
JDBCドライバ内で警告が発生 | KFPJXXXXX-W |
バッチ更新実行中に複数行の更新で警告が発生しても,SQLWarningは1個しか生成しません。
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