スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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16.8 接続プーリング機能

<この節の構成>
(1) 接続プーリング機能とは
(2) 使用方法

(1) 接続プーリング機能とは

接続プーリング機能とは,再利用できる接続を保持しておくことによって,新しく開く接続の数を削減する機能のことです。

UAPがConnectionオブジェクトのOpenメソッドを呼び出すと,HiRDB.NETデータプロバイダは接続プールに利用可能な接続があるかどうかを確認します。プールされた接続が利用できる場合は,新しい接続を開かないで,プールされた接続を呼び出し元に返します。プールされた接続が利用できない場合は,新しい接続を開きます。また,UAPがConnectionオブジェクトのCloseメソッドを呼び出しても,HiRDB.NETデータプロバイダは実際には接続を閉じません。そして,次のOpenメソッド呼び出し時には新しい接続を開かないで,接続プールに保持された接続を再利用します。

なお,接続プールでは接続を一定時間保持しますが,その間に再利用されない場合は,接続を破棄します。

ポイント
ConnectionオブジェクトのOpenメソッドとCloseメソッドを頻繁に使用する場合は,接続をプールするとUAPのパフォーマンスとスケーラビリティを大幅に改善できる可能性があります。

(2) 使用方法

接続プーリング機能を使用する場合は,次の設定をしてください。

上記の設定をすると,プールに存在する接続が次の条件をすべて満たす場合,その接続は再利用されます。