スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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15.1 概要

<この節の構成>
(1) OLE DBとは
(2) HiRDB OLE DBプロバイダ
(3) HiRDB OLE DBプロバイダのインストール
(4) HiRDB OLE DBプロバイダ名

(1) OLE DBとは

OLE DBとは,ODBCと同様に,広範囲なデータソースにアクセスするためのAPIです。また,ODBCとは異なり,SQLデータ以外のデータアクセスに適したインタフェースも定義されています。

(2) HiRDB OLE DBプロバイダ

OLE DB対応アプリケーションプログラムからHiRDBへアクセスする場合,HiRDB OLE DBプロバイダを経由してアクセスします。HiRDB OLE DBプロバイダは,HiRDB/Run Time,及びHiRDB/Developer's Kitに含まれています。

(3) HiRDB OLE DBプロバイダのインストール

HiRDB/Run Time,又はHiRDB/Developer's Kitのインストール時に,「セットアップタイプ」画面で「標準」を選択するか,又は「カスタム」を選択し,「機能の選択」画面で「HiRDB OLE DBプロバイダ」をチェックすると,HiRDB OLE DBプロバイダがインストールされます。

HiRDB OLE DBプロバイダをインストールすると,次のファイルが作成されます。

HiRDB OLE DBプロバイダは,32ビット版のみサポートしています。

(4) HiRDB OLE DBプロバイダ名

HiRDB OLE DBプロバイダのプロバイダ名(プロバイダプログラムID)は,「HiRDBProvider」です。

プロバイダ名を指定するインタフェース(例えば,ADO(ActiveX Data Object))を使用する場合,connectionオブジェクトのProviderプロバティにこのプロバイダ名を設定することで,HiRDBのOLE DBプロバイダを使用できます。