Windowsクライアントでインストールする場合,必ずWindows環境で実行してください。
- インストール手順:
インストールの手順を次に示します。なお,環境定義ファイル(HIRDB.INI)は,システムディレクトリに格納されます。
- インストーラの起動
統合CD-ROM中のhcd_inst.exeを実行して,日立総合インストーラを起動してください。
「日立総合インストーラ」画面で次のどちらかを選択して,[インストール実行]ボタンをクリックしてください。
- HiRDB/Run Timeの場合は[HiRDB/Run Time]
- HiRDB/Developer's Kitの場合は[HiRDB/Developer's Kit]
HiRDBのセットアッププログラムが起動します。
HiRDBのセットアッププログラムの「プログラムプロダクトの選択」画面で次のどちらかを選択して,[次へ]ボタンをクリックしてください。
- HiRDB/Run Timeの場合は[HiRDB/Run Time]
- HiRDB/Developer's Kitの場合は[HiRDB/Developer's Kit]
選択したプログラムプロダクトのセットアッププログラムが起動します。
- ユーザの情報の登録
「ユーザの情報」画面が表示されます。
名前及び会社名を入力して,[次へ]ボタンをクリックしてください。
- インストールの開始
「インストール先の選択」画面が表示されます。
「インストール先のフォルダ」にはHiRDBクライアントのインストール先を指定してください。省略した場合は,Windowsがインストールされているドライブが仮定されます。インストール先を指定したら,[次へ]ボタンをクリックしてください。
- セットアップ方法の選択
「セットアップ方法」画面が表示されます。
セットアップ方法によって,インストールする機能を変更できます。
- 標準
- 全機能をインストールします。
- 最小
- 通常ライブラリをインストールします。
- カスタム
- インストールしたいライブラリ(通常ライブラリ,X/Openに従ったライブラリ),サンプルUAP(HiRDB/Developer's Kitだけ),OLE DBプロバイダ,JDBCドライバ,JBuilder配布ウィザード,SQLJ,ODBC3.5ドライバ,及びHiRDB.NETデータプロバイダを選択します。
セットアップ方法を選択したら,[次へ]ボタンをクリックしてください。
- コンポーネントの選択
「コンポーネントの選択」画面が表示されます。
インストールするコンポーネントを指定します。
インストールするコンポーネントを指定したら,[次へ]ボタンをクリックしてください。すると,「ファイルコピーの開始」画面が表示されるので,現在の設定を確認してください。
現在の設定を確認したら,[次へ]ボタンをクリックしてください。
- インストールの状況の確認
インストールの実行状況が表示されます。
この場合の注意事項を次に示します。
- 必要な容量分の空きがないと,[次へ]ボタンはクリックできません。この場合は,ドライブを変更するか又は不要なファイルを削除して,空き容量を確保してください。
- インストールを中断するには,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。インストールを中断した場合は,「3. インストールの開始」からの手順を再度実行してください。
- インストールの完了
インストールが完了すると,「セットアップの完了」画面が表示されます。
- 注意事項
- 現在使用しているソフトウェア以前のバージョンに戻す場合,インストールし直すと環境定義ファイルが仮定値の状態(初期状態)になるため,注意してください。
- 環境定義ファイルの1行の最大長は,512バイトです。512バイトを超えて定義すると,その定義は無効になります。
- Windowsにインストールする場合,Administrators権限又はPower User権限があるユーザがインストールしてください。Administrators権限又はPower User権限がないユーザがインストールすると,再配布ファイルが更新されません。また,システム環境変数PATHが更新されません。
- HiRDBクライアントでは,インストール時に{HiRDBクライアントインストール先}\utlをシステム環境変数Pathの末尾へ追加します。HiRDB.NETデータプロバイダをインストールした場合,{HiRDBクライアントインストール先}\utlに,Cランタイム(msvcr71.dll),及びC++ランタイム(msvcp71.dll)をインストールします。Cランタイム,及びC++ランタイムは,他製品(HiRDBクライアント以外のHiRDB関連製品,及び他社製品)でも参照するファイルであるため,次の全ての条件を満たす場合,他製品が意図しない動作をする可能性があります。
− 他製品が,Cランタイム(msvcr71.dll),及びC++ランタイム(msvcp71.dll)を提供している
− 他製品が,環境変数Pathへの値追加によりCランタイム,及びC++ランタイムを参照する運用形態である
− 他製品で追加した環境変数Pathの値が,HiRDBクライアントで追加した環境変数Pathの値よりも後置である(優先度が低い)
− HiRDBクライアントで提供しているCランタイム,及びC++ランタイムのバージョンが,他製品が提供しているものと異なる
- 本現象を回避するためには,HiRDBクライアントの環境変数Pathの値を,他製品で設定した値よりも後置となるように,手動で変更する必要があります。
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