スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド
5.1 抽象データ型及びユーザ定義関数を使用する場合の注意事項
(1) 埋込み変数のデータ型
- 埋込み変数の宣言(埋込みSQL宣言節)中には,ユーザ定義型は指定できません。
- 検索対象となる表の列のデータ型が抽象データ型の場合,SELECT文の選択式に列指定は指定できません。
- 関数の引数に埋込み変数を指定する場合は,実際に使用する関数の各引数のデータ型と一致させる必要があります。埋込み変数の記述と,関数の引数のデータ型が一致しない場合,その関数は利用できません。
関数の引数のデータ型は,ディクショナリ表のSQL_ROUTINE_PARAMS表を検索すれば分かります。ディクショナリ表の検索方法については,「付録G.2 操作系SQLによるデータディクショナリ表の参照」の「検索時のSQLの記述例」を参照してください。
関数の引数に次のデータ型を指定した場合,埋込み変数は使用できません。
(2) 定数のデータ型
関数の引数に定数を使用する場合は,実際に使用する関数の各引数のデータ型と一致させる必要があります。例えば,関数の引数のデータ型がSMALLINTの場合,整数定数を指定してもデータ型は一致しません。このような場合に,同じ関数名,同じ引数の数,及び引数がINTEGER型の関数があるときは,その関数が適用されることがあるので注意してください。
関数の引数に次のデータ型を指定した場合,定数は使用できません。
- SMALLINT
- SMALLFLT
- CHAR
- NCHAR
- MCHAR
- DATE
- TIME
- TIMESTAMP
- INTERVAL YEAR TO DAY
- INTERVAL HOUR TO SECOND
- ROW
- BLOB
- BINARY
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