スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

4.15.4 留意事項

  1. UNTIL DISCONNECT指定のLOCK文を使用しているUAPの場合,自動再接続機能は使用できません。
  2. トランザクション処理中でない場合でも,ホールダブルカーソルを使用しているときは,UAPにいったんエラーを返却します。
  3. JDBCドライバ※1,又はDABroker for JAVA※2からのアクセスで,トランザクションをわたったステートメントが有効となっている場合,自動再接続機能で再接続後は,JDBCのステートメントが無効となります。この場合,再度prepareStatement()メソッドの実行が必要となります。
  4. トランザクションの最初のSQLでPDCWAITTIMEの時間を超えた場合でも,UAPにエラーを返さないでCONNECT文,及びSQLの再実行を行います。そのため,PDCWAITTIMEの約2倍の時間でエラーを返すことがあります。
  5. Cosminexus接続時は,DB Connectorのステートメントプーリング機能を有効にすると,HiRDBの自動再接続機能によってコネクションが再接続されたあとのSQL実行で,KFPA11901-Eメッセージを含むSQLException例外が発生することがあります。ステートメントプーリング機能を使用する場合は,自動再接続機能を使用しないでください。なお,ステートメントプーリング機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
    注※1
    JDBCドライバでトランザクションをわたったステートメントが有効となるのは,COMMIT_BEHAVIORに"CLOSE",又は"RESERVE"を設定している場合です。COMMIT_BEHAVIORは,Driverクラスのconnectメソッドの引数Properties info,DriverManager.getConnectionメソッドの引数Properties info,又はURL接続でのCOMMIT_BEHAVIORキーで設定できます。
    注※2
    DABroker for JAVAでトランザクションをわたったステートメントが有効となるのは,DABroker 03-06以降で,かつDABroker for JAVA 02-10以降の場合です。