スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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3.3.3 同期点の設定ロールバックの設定

同期点の設定とトランザクションの扱いを次の表に示します。

表3-6 同期点の設定とトランザクションの扱い

同期点の設定 同期点設定の要因 トランザクションの扱い
SQL実行によるUAPでの設定 COMMIT文の実行 有効※1
ROLLBACK文の実行 無効※1※2
SQL実行によるHiRDBシステムでの設定 定義系SQLの実行 有効※1
PURGE TABLE文の実行 有効※1
SQL実行時に処理を継続できなくなったとき 無効※3
UAP終了によるHiRDBシステムでの設定 UAP正常終了 有効
UAP異常終了 無効※2

注※1
OLTP環境でX/Openに従ったアプリケーションプログラムでは実行できません。X/Openに従ったアプリケーションプログラムで同期点,及びロールバックの設定については,「3.3.4 OLTP環境でのUAPのトランザクション管理」を参照してください。

注※2
トランザクションが無効になる場合,直前の同期点までが無効になります。

注※3
暗黙的ロールバックになります。暗黙的ロールバックになる主な要因は次に示すとおりです。
  • デッドロック
  • RDエリアのページ不足
  • RDエリアの障害の検知,又は閉塞の検知