クラスタキー及びクラスタリングデータページの格納状態の乱れ具合が分かるため,再編成をするかどうかの判断ができます。
クラスタキー及びクラスタリングデータページの格納状態解析で表示される解析結果を次に示します。
pddbst VV-RR(Object Option) ** Index Status Analysis ** 2001/08/22 16:44:01 [1] |
インデクスキーの状態解析及びクラスタリング状態解析の結果と対策を,表15-7に示します。
なお,行の削除はクラスタリングデータ状態解析結果の不正率に反映されないので,表に対する操作が削除中心の場合は,次に示す処理を実行して,再編成するかどうか判断する必要があります。
2の場合の不当な空きエリア長を次に示します。
(表の現在の使用中ページ数※1-表の格納ページ数※2)×ページサイズ |
注※1 表単位の状態解析の結果から算出してください。
注※2 マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照して,算出してください。
表15-7 インデクスキーの状態解析及びクラスタリング状態解析の結果と対策
対象 | 解析結果 | 意味・対策 |
---|---|---|
クラスタキー | インデクス中の格納キー数に比べて行数が多いです。 | キーの重複率が高くなっているので,インデクスを使用した検索性能に影響があります。 インデクス定義の列構成を見直してください。 |
重複キー構造※1で格納されているキーがあります。 | 重複度の高いキーがある(又は過去にあった)ので,インデクスを使用した検索性能に影響があります。 インデクス定義の列構成を見直してください(過去にあった場合は,pdrorgでインデクスを再編成すると,重複キー構造はなくなります)。※2 | |
格納順序不正率が高いです。 | キーの格納順序が乱れているため,検索性能に影響があります。 pdrorgでインデクスを再編成してください。なお,データページの格納順序も乱れている場合は,表を再編成するとインデクスも再編成されます。 | |
クラスタリングデータページ | 格納順序不正率が高いです。 | データページの格納順序が乱れているため,クラスタキー順アクセス性能に影響があります。 pdrorgで表を再編成してください。 |
格納位置変更回数>表単位の状態解析結果の使用セグメント数,又は格納位置変更回数>ページ数-1となっています。 |