スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)

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10.2.9 システム監視に関するオペランド

33) PDCWAITTIME 〔HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間1〕〔,HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間2〕
このオペランドの機能は,クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドと同じです。PDCWAITTIMEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間1:
〜<符号あり整数>((−65534〜0))《0》(単位:秒)
クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値に対して減らす秒数を指定します。HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントが,外部HiRDBに処理要求をしてから応答があるまでの最大待ち時間がこのオペランドの指定で決まります。
《オペランドの指定方法》
最大待ち時間は次のようになります。
最大待ち時間=クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値+このオペランドの値
例えば,クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値が100で,このオペランドに−10を指定した場合,最大待ち時間は100−10=90秒になります。
《オペランドの規則》
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドに0を指定した場合,このオペランドの指定は無効になります。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドとこのオペランドとの合計値が正になるようにこのオペランドを指定してください。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値とこのオペランドで指定した値の合計が0以下になる場合,最大待ち時間には1が仮定されます。
HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間2:
〜<符号なし整数>((0〜65535))《600》(単位:秒)
HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントが,外部HiRDBに処理要求をしてから応答があるまでの最大待ち時間を秒単位で指定します。最大待ち時間1を省略して,最大待ち時間2に0を指定した場合,HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントは外部HiRDBからの応答があるまで待ち続けます。
《オペランドの指定方法》
最大待ち時間2を指定する場合はコンマの指定を忘れないでください。指定形式を次に示します。
PDCWAITTIME ,1200
●最大待ち時間1と最大待ち時間2のどちらを指定するか
HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間をUAPごとに設定する場合は,最大待ち時間1を指定してください。HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントの最大待ち時間を一定の値(すべてのUAPが一定の値になります)にする場合は,最大待ち時間2を指定してください。
●最大待ち時間1と最大待ち時間2の優先度
  • 最大待ち時間1と最大待ち時間2を同時に指定した場合は,最大待ち時間1の指定が適用されます。
  • このオペランドを省略した場合は,最大待ち時間1の省略値(0)が仮定されます。
  • 外部HiRDBのバージョンが06-01以前の場合,最大待ち時間1の指定は無効になります。したがって,最大待ち時間1と最大待ち時間2を同時に指定した場合は,最大待ち時間2の指定が適用されます。このオペランドを省略した場合は,最大待ち時間2の省略値(600)が仮定されます。また,誤って最大待ち時間1だけを指定した場合は,最大待ち時間2の省略値(600)が仮定されます。

 

34) PDSWAITTIME 〔外部HiRDBの最大待ち時間1〕〔,外部HiRDBの最大待ち時間2〕
このオペランドの機能は,クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドと同じです。PDSWAITTIMEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
外部HiRDBの最大待ち時間1:
〜<符号なし整数>((0〜65534))《0》(単位:秒)
クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドで指定した値に対して増やす秒数を指定します。HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントに,外部HiRDBが応答を返してから次に要求があるまでの最大待ち時間がこのオペランドの指定で決まります。
《オペランドの指定方法》
最大待ち時間は次のようになります。
最大待ち時間=クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドの値+このオペランドの値
例えば,クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドの値が100で,このオペランドに10を指定した場合,最大待ち時間は100+10=110秒になります。
《オペランドの規則》
  • クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドに0を指定した場合,このオペランドの指定は無効になります。
  • クライアント環境定義のPDSWAITTIMEオペランドの値とこのオペランドの値の合計値が65535を超える場合は,外部HiRDBの最大待ち時間に65535が仮定されます。
外部HiRDBの最大待ち時間2:
〜<符号なし整数>((0〜65535))《600》(単位:秒)
HiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントに,外部HiRDBが応答を返してから次に要求があるまでの最大待ち時間を秒単位で指定します。最大待ち時間1を省略して,最大待ち時間2に0を指定した場合,外部HiRDBはHiRDB External Data Access Adapterで使用するHiRDBクライアントからの応答があるまで待ち続けます。
《オペランドの指定方法》
最大待ち時間2を指定する場合はコンマの指定を忘れないでください。指定形式を次に示します。
PDSWAITTIME ,1200
●最大待ち時間1と最大待ち時間2のどちらを指定するか
外部HiRDBの最大待ち時間をUAPごとに設定する場合は,最大待ち時間1を指定してください。外部HiRDBの最大待ち時間を一定の値(すべてのUAPが一定の値になります)にする場合は,最大待ち時間2を指定してください。
●最大待ち時間1と最大待ち時間2の優先度
  • 最大待ち時間1と最大待ち時間2を同時に指定した場合は,最大待ち時間1の指定が適用されます。
  • このオペランドを省略した場合は,最大待ち時間1の省略値(0)が仮定されます。
  • 外部HiRDBのバージョンが06-01以前の場合,最大待ち時間1の指定は無効になります。したがって,最大待ち時間1と最大待ち時間2を同時に指定した場合は,最大待ち時間2の指定が適用されます。このオペランドを省略した場合は,最大待ち時間2の省略値(600)が仮定されます。また,誤って最大待ち時間1だけを指定した場合は,最大待ち時間2の省略値(600)が仮定されます。