スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)

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3.2.6 SQL実行時間警告出力機能に関するオペランド

13) pd_cwaittime_report_dir = SQL実行時間警告情報ファイルの出力先ディレクトリ
〜<パス名>
SQL実行時間警告情報ファイルを出力する場合に,出力先のディレクトリを絶対パス名で指定します。ここで指定したディレクトリ下にSQL実行時間警告情報ファイルが二つ(pdcwwrn1及びpdcwwrn2)作成されます。
HiRDB/パラレルサーバの場合,警告対象となったSQLを発行するUAPが接続するフロントエンドサーバがあるサーバマシンにSQL実行時間警告情報ファイルを出力します。
《オペランドの規則》
  • パス名は255文字以内とします。
  • パス名の大文字と小文字の区別をしません。
《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,SQL実行時間警告情報ファイルを出力しません。ただし,警告メッセージ(KFPA20009-W)は出力されます。

 

14) pd_cwaittime_report_size = SQL実行時間警告情報ファイルの最大容量
〜<符号なし整数>((2048〜2147473627))(単位:バイト)
SQL実行時間警告情報ファイルの最大容量を指定します。このオペランドに指定した値はSQL実行時間警告情報ファイル一つ分の容量です。SQL実行時間警告情報ファイルは二つ作成されるため,指定値に注意してください。例えば,10,000を指定すると,ディレクトリ下に最大10,000バイトのファイルが二つ作成されます。
《指定値の目安》
次に示す計算式を目安にこのオペランドの指定値を決めてください。
{1280+SQL文のサイズ(バイト)}×ファイルに格納する警告情報数
SQL文に注釈(コメント)やSQLの最適化を指定している場合は,注釈及びSQLの最適化の指定サイズ(バイト)も,SQL文のサイズに含めてください。
《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,100000が仮定されます。
《備考》
  • SQL実行時間警告情報ファイルへの出力容量がこのオペランドの値を超えると,出力先をもう片方のファイルに切り替えます。これを繰り返して二つのファイルを交互に使用します。このとき,切り替え先の古い情報は削除されます。
  • 1回で出力するSQL実行時間警告情報の大きさがファイル容量を超えた場合,SQL実行時間警告情報をすべて出力しません。ファイル容量までのSQL実行時間警告情報を出力します。この場合,SQL実行時間警告情報の最後に#を付けます。