スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)

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1.3 HiRDBシステム定義を記述するときの文法規則

ここでは,HiRDBシステム定義のオペランドを記述するときの文法規則について説明します。

<この節の構成>
(1) オペランドの指定形式
(2) コメントの記述
(3) 行の継続
(4) オペランドの重複指定について
(5) 注意事項

(1) オペランドの指定形式

HiRDBシステム定義のオペランドは次に示す三つの形式で記述します。

set形式
オペランドに値を設定します。指定例を次に示します。
set pd_max_users=15

コマンド形式
オペランドにオプション及びコマンド引数を設定します。指定例を次に示します。
pdlogadfg -d sys -g loggrp01 ONL
pdlogadfg:コマンド名
-d sys -g loggrp01:オプション
マイナス記号で始まる文字列です。フラグ引数を指定しない形式1と,フラグ引数を指定する形式2の二つがあります。
形式1 −オプションフラグ
形式2 −オプションフラグ フラグ引数
オプションフラグ:マイナス記号に続く1文字の英字です。英大文字と英小文字は区別されます。
フラグ引数:オプションフラグに対する操作対象です。
ONL:コマンド引数
マイナス記号以外で始まる引数です。

putenv形式
オペランドに環境変数と環境変数値を設定します。指定例を次に示します。
putenv SHMMAX 16

(2) コメントの記述

各オペランドにコメントを記述できます。コメントを記述する場合は,コメントの先頭に"#"を記述してください。"#"を記述するとその行の終わりまでがコメントとしてみなされます。行の先頭に"#"を記述した場合は,1行全体がコメント扱いになります。

入力例
set pd_max_users=15 # 最大同時接続数
 
pdlogadfg -d sys -g loggrp01 ONL
# システムログファイルのファイルグループの定義

(3) 行の継続

定義の1行の長さは最大80文字です。80文字を超える指定の場合は,複数行に分けて記述してください。このとき,行の末尾には,継続記号である"\"を記述します。

入力例
pdbuffer -a buffer ABC -n 160 -r rdareaA,rdareaB,…………………………\
rdareaZ

なお,コメントを記述した行には,継続行を続けられません。"#"を記述すると,その行の終わりまでがコメントとみなされるため,"\"を記述しても行の継続はできません。

(4) オペランドの重複指定について

1定義文(1ファイル)にオペランドを重複指定した場合,HiRDBは次に示す規則に従って処理をします。

(5) 注意事項