スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)
異なる定義で同じオペランドを指定した場合,HiRDBは次に示す優先順位に従って指定値を決定します。
優先順位の低い定義で標準となる値を指定して,優先順位の高い定義で値を変更できます。例えば,システム共通定義で標準となる値を指定し,各サーバ定義でサーバごとにその値を変更できます。
次の表に示すHiRDBシステム定義のオペランドの値は,クライアント環境定義でクライアントごとに変更できます。
表1-6 クライアント環境定義で指定値を変更できるオペランド(HiRDB/パラレルサーバの場合)
HiRDBシステム定義の オペランド |
クライアント環境定義の オペランド |
オペランドの内容 |
---|---|---|
pd_additional_optimize_level | PDADDITIONALOPTLVL | SQL拡張最適化オプションを指定します。 |
pd_cwaittime_wrn_pnt | PDCWAITTIMEWRNPNT | SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。 |
pd_delete_reserved_word_file | PDDELRSVWDFILE | SQL予約語削除機能を使用する場合,SQL予約語削除ファイルの名称を指定します。 |
pd_ha_transaction | PDHATRNQUEUING | トランザクションキューイング機能を使用するかどうかを指定します。 |
pd_hash_table_size | PDHASHTBLSIZE | SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシュ表サイズを指定します。 |
pd_hashjoin_hashing_mode | PDHJHASHINGMODE | SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシング方式を指定します。 |
pd_optimize_level | PDSQLOPTLVL | SQL最適化オプションを指定します。 |
pd_space_level | PDSPACELVL | 空白変換レベルを指定します。 |
pd_uap_exerror_log_param_size | PDUAPEXERLOGPRMSZ | エラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の最大データ長を指定します。 |
pd_uap_exerror_log_use | PDUAPEXERLOGUSE | 拡張SQLエラー情報出力機能を使用するかどうかを指定します。 |
pd_watch_pc_client_time | PDSWATCHTIME | Windows対応のHiRDBクライアントからの要求待ち時間を指定します。 |
クライアントごとに値を変更する場合は,クライアント環境定義の該当するオペランドを指定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
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