スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)

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変更内容

変更内容(3020-6-353-44) HiRDB Version 8 08-05,08-51

追加・変更内容 関連するオペランド 変更個所
次のオペランドを追加しました。
  • pd_rpc_bind_loopback_address
2.12.2.5

単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。


変更内容(3020-6-353-43) HiRDB Version 8 08-05,08-51

追加・変更内容
リリースノートのマニュアル訂正を反映しました。

変更内容(3020-6-353-42) HiRDB Version 8 08-05,08-51

追加・変更内容 関連するオペランド
[追加]
・HiRDBシステム定義に指定しているputenv形式のオペランドをデフォルト値に変更する場合,オペランドを削除せずに明示的にデフォルト値を設定してください。
[追加]
[図データ]
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]

注※7
システム共通定義(pdsys)にpd_dbbuff_modify=Yを指定している場合,×(SHMMAX指定値の変更はできない)となります。
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]
[追加]
[図データ]
《指定値の目安》
[訂正前]
省略値=a+b×(c+27)+73+i+j+k+n
[訂正後]
省略値=a+b×(c+30)+70+i+j+k+n
pd_max_server_process
《指定値の目安》
[訂正前]
推奨値の目安=a+b×(c+d×e+f)+d×g+h+i+j+k+n
[訂正後]
推奨値の目安=a+b×(c+d×e+f+3)+d×g+h+i+j+k+n
pd_max_server_process
《指定値の目安》
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]
pd_max_server_process
[訂正前]
35) pd_rpc_bind_loopback_address = Y | N
受信用ポートの生成時,ループバックアドレスでbind()するかどうかを指定します。
Y:ループバックアドレスでbind()します。
N:ループバックアドレスでbind()しません。

《前提条件》
このオペランドにYを指定する場合は,次に示す条件をすべて満たしている必要があります。
  • HiRDB/シングルサーバだけでHiRDBシステムが構成されている※か,又はモニタモードでIPアドレスを引き継ぐ系切り替え機能を使用している
  • pdunitオペランドの-xオプションとクライアント環境定義のPDHOSTオペランドにループバックアドレスを指定している

注※
HiRDB/シングルサーバだけでHiRDBシステムが構成されているとは,次に示す条件を満たすことをいいます。
  • HiRDBクライアントとHiRDBサーバが同一マシンにある(HiRDBクライアントが別マシンにない)

《利点》
前記の前提条件を満たすシステム環境で,このオペランドにYを指定すると,HiRDBサーバのプログラムをWindowsファイアウォールの例外リストに登録する必要がなくなります。
Windowsファイアウォールの例外リストの登録については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
[訂正後]
35) pd_rpc_bind_loopback_address = Y | N
受信用ポートの生成時,ループバックアドレスでbind()するかどうかを指定します。
Y:ループバックアドレスでbind()します。
N:ループバックアドレスでbind()しません。

《前提条件》
このオペランドにYを指定する場合は,次に示す条件をすべて満たしている必要があります。
  • HiRDB/シングルサーバでHiRDBシステムが構成されている系切り替え機能を適用している場合,モニタモードでIPアドレスを引き継ぐ構成である
  • HiRDBクライアントとHiRDBサーバが同一マシンにある(HiRDBクライアントが別マシンにない)
  • pdunitオペランドの-xオプションとクライアント環境定義のPDHOSTオペランドにループバックアドレスを指定している

《利点》
前記の前提条件を満たすシステム環境で,このオペランドにYを指定すると,HiRDBサーバのプログラムをWindowsファイアウォールの例外リストに登録する必要がなくなります。
Windowsファイアウォールの例外リストの登録については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_rpc_bind_loopback_address
[訂正前]
50) pd_max_list_users = 同時リスト所有可能ユーザ数
〜<符号なし整数>((0〜32767))《0》
同時にリストを所有できるユーザの最大数を指定します。
[訂正後]
50) pd_max_list_users = リスト操作可能ユーザ数
〜<符号なし整数>((0〜32767))《0》
リストを操作するすべてのユーザ数を指定します。
pd_max_list_users
[訂正前]
55) pd_watch_time = SQL最大実行時間
〜<符号なし整数>((0〜65535))《0》(単位:秒)
このオペランドはHiRDB/パラレルサーバ限定のオペランドです。
HiRDBサーバプロセス上で実行されるSQLの最大実行時間を指定します。
このオペランドで指定した時間を過ぎてもSQLの実行が完了しない場合は,そのSQLの実行を中断することがあります。

《利点》
HiRDBクライアントがSQL実行を中断(クライアントプロセスの強制終了など)しても,HiRDBサーバがこのSQLの実行を中止しない場合,HiRDBサーバはこのSQLの実行を続けて長時間にわたって排他資源などを占有することがあります。このオペランドを指定すると,この占有時間を短くできます。

《指定値の目安》
次のうちの最も長い時間を指定してください。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • クライアント環境定義のPDLCKWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • pd_lck_wait_timeoutオペランドで指定する時間
  • 実行時間が最も掛かるSQLの処理時間

《注意事項》
  • このオペランドに0を指定した場合は,SQL実行時間の監視をしません。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドに0(時間監視しない)を指定したSQLについては,SQL実行時間の監視をしません。
  • このオペランドにSQL実行時間より短い値を指定した場合,SQL実行中に処理が中断され,HiRDBクライアントにSQLエラーか,又はHiRDBサーバの異常終了が報告されることがあります。
  • HiRDB/シングルサーバの場合にこのオペランドを指定しても,SQL最大実行時間を監視しません。ただし,このオペランドを指定した場合,その指定値がpd_lck_wait_timeoutオペランドの省略値として使用されます。このため,HiRDB/シングルサーバの場合はこのオペランドを省略することをお勧めします。
[訂正後]
55) pd_watch_time = 最大応答待ち時間
〜<符号なし整数>((0〜65535))《0》(単位:秒)
このオペランドは旧バージョンとの互換性保証のための指定です。したがって指定する必要はありません。
このオペランドはHiRDB/パラレルサーバ限定のオペランドです。
HiRDBサーバプロセスが他のHiRDBサーバプロセス(ディクショナリサーバ/バックエンドサーバ)から応答が返ってくるまでの最大待ち時間を指定します。
HiRDBサーバプロセスの中断を許したくない時間を指定しますが,指定した時間を過ぎても該当HiRDBサーバプロセスの処理を確実に中断するわけではありません。

《利点》
HiRDBクライアントがSQL実行を中断(クライアントプロセスの強制終了など),又はコマンド・ユティリティの実行を中断(強制停止等)しても,HiRDBサーバが当該SQLやコマンド・ユティリティの実行を中止しない場合,HiRDBサーバはこのSQLやコマンド・ユティリティの実行を続けて長時間にわたって排他資源などを占有することがあります。このオペランドを指定すると,この占有時間を短くできます。

《指定値の目安》
次のうちの最も長い時間を指定してください。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • pd_lck_wait_timeoutオペランドで指定する時間
  • 実行時間が最も掛かるSQLの処理時間
  • 実行時間が最もかかるコマンド・ユーティリティの時間値

《注意事項》
  • このオペランドに0を指定した場合は,SQL実行時間の監視をしません。
  • SQLの最大実行時間を設定する場合は,このオペランドに0を設定し,クライアント環境変数PDCWAITTIMEでSQL最大実行時間を設定することをお勧めします。クライアント環境定義PDCWAITTIMEについては,マニュアル「HiRDB UAP 開発ガイド」を参照してください。
  • このオペランドにSQL実行時間より短い値を指定した場合,SQL実行中に処理が中断され,HiRDBクライアントにSQLエラーか,又はHiRDBサーバの異常終了が報告されることがあります。
  • HiRDB/シングルサーバの場合にこのオペランドを指定しても,SQL最大実行時間を監視しません。ただし,このオペランドを指定した場合,その指定値がpd_lck_wait_timeoutオペランドの省略値として使用されます。このため,HiRDB/シングルサーバの場合はこのオペランドを省略することをお勧めします。
pd_watch_time
[追加]
110) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))《1024》
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。
ここでの指定値は,各ユニット制御情報定義のpd_pth_trace_maxオペランドの省略時解釈値となります。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
121) pd_rdarea_expand_format = Y | N
以下のHiRDBファイルシステム領域を通常ファイルで作成し,その領域を使用しているRDエリアがRDエリアの自動増分機能を使用している場合,増分領域がスパースファイルになる可能性があります。
(i)-iオプション指定なしのpdfmkfsコマンドで作成したHiRDBファイルシステム領域
(ii)-iオプションと-aオプションを指定したpdfmkfsコマンドで作成したHiRDBファイルシステム領域
RDエリアを構成するHiRDBファイルシステム領域がスパースファイルになると,グローバルバッファからのページ書き込み契機(デファードライト処理)で書き込みエラーが発生し,障害閉塞することがあります。
本オペランドの指定値にYを指定すると,RDエリアの自動増分が発生したときに増分領域を初期化し,HiRDBファイルシステム領域がスパースファイルになるのを防ぐことができます。
なお,初期化する対象は,ファイルの種類が通常ファイルで,-aオプションを指定したpdfmkfsコマンドで作成したHiRDBファイルシステム領域です。
Y:増分領域の初期化を行います
N:増分領域の初期化を行いません

《指定値の目安》
RDエリアの自動増分機能を使用するシステムでは,通常下記のリソース容量が満杯にならない運用(容量監視や定期的なデータベースの再編成の実施)を行ってください。この場合は本オペランドの指定値をNにすることを推奨します。
  • RDエリア
  • HiRDBファイルシステム領域
  • HiRDBファイルシステム領域を配置しているディスク
容量監視ができないシステムの場合は本オペランドの指定値をYにしてください。詳細はマニュアル「HiRDB Version 8 運用ガイド」を参照してください。

《注意事項》
本オペランドの指定値をYにする場合,以下の点に注意してください。
(a)自動増分が発生しているRDエリアをアクセスする更新トランザクションの実行時間が延びるため,次の要因でトランザクションがキャンセルされることがあります。
  • 排他待ち限界経過時間を超過
  • HiRDBクライアントの最大待ち時間を超過
  • ユティリティの最大実行時間を超過
《他パラメタとの関連》に示すパラメタについて,以下に示すRDエリアの構成情報と,HiRDBファイルシステム領域を配置しているディスクのI/O性能を考慮して,見積もりしてください
  • ページサイズ
  • セグメントサイズ
  • 増分セグメント数
注※ 増分領域の初期化にかかる処理時間(目安)[秒]
  • 自動増分に掛かる処理時間の目安
    ページサイズ[byte]×(セグメントサイズ×増分セグメント数 + α)
    ÷HiRDBファイルシステム領域を配置しているディスクのI/O性能 [byte/秒]
     
    α:増分時に作成するディレクトリページ数
  • データディクショナリ用RDエリア・ユーザ用RDエリア・レジストリ用RDエリアの場合
    ↑d÷b↑+↑d÷f↑
     
    d:増分セグメント数
    b:↓(P - 20)÷(↑d÷32↑×8 + 56)↓
    f:↓(125×P)÷(16×b)↓×b
    P:ページサイズ
    S:セグメントサイズ
  • LOB用RDエリアの場合
    ↑S÷64000↑×96
     
    S:セグメントサイズ
(b)本オペランドを指定した場合でも,増分領域以外は初期化を行いません。
このため,pdfmkfsコマンドに-iオプションを指定していないHiRDBファイルシステム領域の場合,スパースファイルになります。このことから,HiRDBファイルシステム領域を作成する際は,-iオプションの指定を推奨します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは,次に示すオペランドと関連があります。
  • PDCWAITTIME
  • pd_lck_wait_timeout
  • pd_utl_exec_time
pd_rdarea_expand_format
[追加]
127) pd_db_hold_action = dbhold | unitdown
RDエリアへのアクセス時に物理エラーが発生した場合(KFPH00306-Eメッセージの閉塞理由にi/o error occurred,又はopen error occurredを出力して閉塞するエラーの場合)の動作を指定します。
マスタディレクトリ用RDエリアの場合は物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用していなくても,障害閉塞しないでユニットダウンします。物理エラー検知時ユニットダウン機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用 ガイド」を参照してください。

dbhold:
物理エラーが発生した場合,アクセス対象のRDエリアを閉塞します。

unitdown:
物理エラーが発生した場合,KFPH23047-Iメッセージを出力して,物理エラー検知時ユニットダウン機能を適用します。

《適用基準》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。
RDエリアの数が少なく,RDエリアが一つでも障害閉塞したら業務全体が停止するようなシステムの場合に,このオペランドの指定を検討してください。unitdownを指定する場合は,pd_mode_confオペランドにMANUAL2を指定してください。

《注意事項》
  • RDエリアに対するアクセスで物理エラーが発生し,KFPH00307-Eメッセージを出力してRDエリアがコマンド閉塞した場合は,pd_db_hold_actionオペランドにunitdownを指定していてもユニットダウンしません。
  • unitdownを指定した場合に物理エラーが発生すると,次のケースでは処理対象のRDエリアが障害閉塞することがあります。
    ・更新前ログ取得モード又はログレスモードでUAPやユティリティを実行している
    ・CREATE TABLEのRECOVERYオペランドでNOを指定してログレスモードにしたユーザLOB用RDエリアに対して,UAP又はユティリティを実行している
    物理エラー検知時ユニットダウン機能を使用する場合は,できるだけこれらの運用は避けてください。もし,これらの運用が必要な場合は,RDエリアが閉塞しても最新の状態に回復できるよう,UAP又はユティリティの実行前にバックアップを取得してください。バックアップの取得については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
  • データベース回復ユティリティ(pdrstr)での回復処理中は,unitdownを指定していてもユニットダウンしません。この場合は,データベース回復ユティリティ(pdrstr)を再度実行して回復してください。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
  • pd_mode_confオペランド
  • pd_db_io_error_actionオペランド
  • pd_db_access_error_actionオペランド
なお,pd_db_io_error_actionオペランド,pd_db_access_error_actionオペランド,及びpd_db_hold_actionオペランドのうち,複数のオペランドでunitdownを指定した場合は,次の順序でオペランドの指定値が有効になります。
1. pd_db_io_error_actionオペランド
2. pd_db_access_error_actionオペランド
3. pd_db_hold_actionオペランド
そのため,RDエリアの入出力エラー,ファイルアクセスエラー,及び物理エラーのうち複数のエラーが同時に起こった場合,どのエラー要因によってユニットダウンしたのかは,この優先順位を参考に判断してください。また,出力されたメッセージを参照してください。
pd_db_hold_action
[追加]

《注意事項》
USEを指定,又は指定を省略した場合,PURGE TABLE文を実行時にディクショナリ表(資源種別:3005 種別名:DICT)に対して一時的にEXモードで排他を掛けます。また,データディクショナリ用RDエリア(資源種別:0001 種別名:RDAR)に対してトランザクションが終了するまでSUモードで排他を掛けます。
そのため,これらに排他を掛けるコマンド,又はユティリティと同時実行できないことがあります。PURGE TABLE文と同時実行できないことがあるコマンド,又はユティリティと条件を次に示します。
[図データ]
そのため,参照制約,又は検査制約を使用しない場合はNOUSEを指定してください。USEを指定,又は指定を省略した場合は,PURGE TABLE文と上記に示すコマンド,又はユティリティを同時実行しないようにしてください。
pd_check_pending
[訂正前]
セキュリティ監査機能を使用する場合はこのオペランドを必ず指定してください。指定しないとセキュリティ監査機能を使用できません。
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名を絶対パス名で指定します。

《注意事項》
  • このオペランドを指定した場合,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)の開始時に監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域に対するアクセスエラーが発生すると,HiRDBを開始できません。
  • 同一サーバマシン上で複数のユニットを稼働させるシステム構成の場合は,このオペランドでそれぞれの監査証跡ファイルを指定してください。システム共通定義のpd_aud_file_nameオペランドの指定によって同一サーバマシン上の複数のユニットが同じ監査証跡ファイルを指定した場合,監査証跡を正しく取得できません。
[訂正後]
セキュリティ監査機能を使用する場合はこのオペランドを必ず指定してください。指定しないとセキュリティ監査機能を使用できません。
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名を絶対パス名で指定します。
複数ユニットのシステム構成でセキュリティ監査機能を使用する場合,システム全体で監査証跡を取得することを推奨します。システム全体で監査証跡を取得するには,次のどちらかの指定をしてください。
  • システム共通定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する
  • すべてのユニット制御情報定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する
ただし,同一サーバマシンで複数のユニットを稼働させるシステム構成の場合は,すべてのユニット制御情報定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する必要があります。

《注意事項》
  • このオペランドを指定した場合,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)の開始時に監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域に対するアクセスエラーが発生すると,HiRDBを開始できません。
  • システム共通定義のpd_aud_file_nameオペランドの指定によって同一サーバマシン上の複数のユニットが同じ監査証跡ファイルを指定した場合,監査証跡を正しく取得できません。
pd_aud_file_name
[訂正前]
スワップ先にできる監査証跡ファイルがない場合のHiRDBの処理方式を指定します。

down:
スワップ先にできる監査証跡ファイルが残り一つになった場合,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を強制終了します。HiRDBを再開始した後に,データロード待ちの監査証跡ファイルを監査証跡表にデータロードしてください。その間,コマンド及びトランザクションの実行を一時的に抑止してください。

forcewrite:
スワップ先にできる監査証跡ファイルがない場合,データロード待ち(閉塞状態のファイルを除く)の監査証跡ファイルを強制的にスワップ先にして監査証跡の出力を続行します。このとき,最終更新日時が一番古いデータロード待ちの監査証跡ファイルをスワップ先にします。
また,全ファイルが閉塞状態の場合は監査証跡の出力を中止します。
[訂正後]
監査証跡の出力先が満杯になった場合のHiRDBの処理方式を指定します。
pd_aud_async_buff_sizeオペランドの値によって,以下に示す場合に,監査証跡の出力先が満杯になります。
[図データ]
監査証跡の出力先が満杯になった場合,pd_aud_no_standby_file_oprオペランドの値によって,以下に示すHiRDBの処理を行います。
[図データ]
pd_aud_no_standby_file_opr
[追加]

《注意事項》
  • pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を小さく設定すると,監査証跡の非同期出力時に使用するバッファのすべての面が,バッファから監査証跡ファイルへの出力待ちに陥り,監査証跡の出力処理が滞ることがあります。
    単位時間あたりの監査証跡の出力件数を考慮して,pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を設定してください。
pd_aud_async_buff_size
[追加]

《注意事項》
  • pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を小さく設定すると,監査証跡の非同期出力時に使用するバッファのすべての面が,バッファから監査証跡ファイルへの出力待ちに陥り,監査証跡の出力処理が滞ることがあります。
    単位時間あたりの監査証跡の出力件数を考慮して,pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を設定してください。
pd_aud_async_buff_count
[追加]

《留意点》
HiRDB/パラレルサーバにおいて,本オペランドにYを指定して監査証跡ファイルから監査証跡表へデータロードする処理を自動で実行する場合,システムマネジャを配置したユニットにpd_aud_file_nameオペランドで監査証跡ファイルのパス名を設定してください。
設定方法については,システム共通定義のpd_aud_file_nameオペランドを参照してください。
pd_aud_auto_loading
[訂正前]
データ送信時に行うコネクション確立処理のリトライ間隔を指定します。
[訂正後]
HiRDBのサーバ間通信で,データ送信時に行うコネクション確立処理のリトライ間隔を指定します。
pd_ipc_conn_interval
[訂正前]
データ送信時に行うコネクション確立処理のリトライ回数を指定します。
<省略>

《注意事項》
ノンブロックモードのコネクション確立処理が実行される場合,このオペランドの指定は無効になります。
次に示す条件でノンブロックモードのコネクション確立処理が実行されます。
  • pd_ipc_conn_nblockオペランドにYを指定した場合
  • クライアント環境定義のPDNBLOCKWAITTIMEオペランドを指定した場合
[訂正後]
HiRDBのサーバ間通信で,データ送信時に行うコネクション確立処理のリトライ回数を指定します。
<省略>

《注意事項》
ノンブロックモードのコネクション確立処理が実行される場合,このオペランドの指定は無効になります。
pd_ipc_conn_nblockオペランドにYを指定すると,ノンブロックモードのコネクション確立処理が実行されます。
pd_ipc_conn_count
[訂正前]
197) pd_ipc_inet_bufsize = サーバのユニット間通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))《16384》(単位:バイト)
サーバのユニット間通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • 指定したバッファ長が無効になることがあります。この場合,Windowsの設定値を使用します。
[訂正後]
200) pd_ipc_inet_bufsize = サーバ間通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))《16384》(単位:バイト)
サーバ間通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常は0を指定してOSの設定値を適用してください。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • システム定義pd_utl_buff_sizeを使用するユティリティの通信処理では,指定したバッファ長を無効にし,pd_utl_buff_size指定値を元に,最適な値を設定します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
  • pd_utl_buff_size
pd_ipc_inet_bufsize
[訂正前]
198) pd_tcp_inet_bufsize = HiRDBサーバが存在するホスト外のHiRDBクライアントとの通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))《0》(単位:バイト)
HiRDBサーバがあるホスト以外のホスト上から接続したHiRDBクライアントとの通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を,4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。次に示す現象が発生した場合に,このオペランドを指定します。
  • HiRDBサーバとHiRDBクライアント間で送受信するデータの再送がある場合,このオペランドを指定すると再送を抑止できます。
  • 受信側の処理で,データ到着速度が読み込み処理速度よりも遅い場合,このオペランドを指定すると,送信データ量が増えて受信時の到着待ちによる遅延を防げます。
    このオペランドには,通信に使用するバッファサイズと同じ値を指定してください。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • 指定したバッファ長が無効になることがあります。この場合,Windowsの設定値を使用します。
[訂正後]
201) pd_tcp_inet_bufsize = HiRDBクライアントとの通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))《0》(単位:バイト)
HiRDBクライアントとの通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を,4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。次に示す現象が発生した場合に,このオペランドを指定します。
  • HiRDBサーバとHiRDBクライアント間で送受信するデータの再送がある場合,このオペランドを指定すると再送を抑止できます。
  • 受信側の処理で,データ到着速度が読み込み処理速度よりも遅い場合,このオペランドを指定すると,送信データ量が増えて受信時の到着待ちによる遅延を防げます。
    このオペランドには,通信に使用するバッファサイズと同じ値を指定してください。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
pd_tcp_inet_bufsize
[訂正前]
次に示すユティリティのプロセスが使用する通信用バッファ1面のサイズをキロバイト単位で指定します。
  • データベース作成ユティリティ
  • データベース再編成ユティリティ(-gオプション指定時)
  • データベース回復ユティリティ
  • データベース複写ユティリティ
[訂正後]
次に示すユティリティのプロセスが使用する通信用バッファ1面のサイズをキロバイト単位で指定します。
  • データベース作成ユティリティ
  • データベース再編成ユティリティ(-gオプション指定時)
  • リバランスユティリティ
  • データベース回復ユティリティ
  • データベース複写ユティリティ
pd_utl_buff_size
[追加]

《利点》
ユティリティ処理を行うサーバプロセスとHiRDBサーバ間の通信処理で,データの再送が見られる場合に指定値を大きくしてHiRDBサーバ間の通信回数を減らすことができます。
pd_utl_buff_size
[訂正前]
グローバルバッファ用の共用メモリセグメントサイズの上限値をメガバイト単位で指定します。

《指定値の目安》
  • グローバルバッファが使用する共用メモリの計算式で求めた値を指定してください。グローバルバッファを動的変更する場合は,追加予定のグローバルバッファのサイズを考慮してください。グローバルバッファが使用する共用メモリの計算式については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
  • 次の場合,ページ固定に対応しているWindowsで共用メモリのメモリ所要量を見積もるときは,WindowsのLarge Pageでのページサイズに切り上げた値を指定してください。なお,Windowsがページ固定に対応しているかどうか,及びLarge Pageのページサイズについては,pdntenv -osコマンドで確認してください。
    ・pd_dbbuff_attributeオペランドにfixedを指定
    ・pd_max_resident_rdarea_noオペランドに1以上を指定
  • HiRDBはこのオペランドの指定値を上限としてグローバルバッファ用の共用メモリセグメントを確保します。サーバマシン内のRDエリアに割り当てるグローバルバッファサイズの合計がこのオペランドの値を超える場合は,複数の共用メモリセグメントを割り当てます。複数の共用メモリセグメントにグローバルバッファが確保されると,共用メモリセグメントに対するアクセスオーバヘッドが増加してスループットが低下する原因になります。このため,できるだけ一つの共用メモリセグメント内にすべてのグローバルバッファを確保できるようにこのオペランドの値を見積もってください。
    なお,一つの共用メモリセグメント内にすべてのグローバルバッファが確保されたかどうかはpdls -d memコマンドで確認できます。1ユニットに1サーバの場合は共用メモリセグメントの情報が二つ表示されます。したがって,1ユニットに複数のサーバがある場合は,「セグメント情報数−1=サーバ数」となっていれば,一つの共用メモリセグメントに確保されています。
  • 1ユニット当たり最低二つの共用メモリセグメント(ユニットコントローラ,サーバ用及びグローバルバッファ用)を割り当てます。共用メモリセグメントは16個まで確保できます。
  • グローバルバッファを動的変更すると,新規の共用メモリセグメントを確保し,動的変更したグローバルバッファをその共用メモリセグメントに割り当てます。確保できる共用メモリセグメント数の上限値は,pd_max_add_dbbuff_shm_noオペランドで指定します。

《注意事項》
  • 共用メモリをHiRDB運用ディレクトリ下のファイルに割り当てる場合,HiRDB運用ディレクトリがあるディスクの空き容量が十分でないと,ディスク容量不足になります。
  • 共用メモリをページファイルに割り当てる場合,ページファイル容量が十分でないと,ページファイル容量不足になります。
  • 共用メモリの割り当て先はpdntenvコマンドで変更できます。pdntenvコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
  • pd_dbbuff_modify
  • pdbuffer
  • pd_max_add_dbbuff_no
  • pd_max_add_dbbuff_shm_no
[訂正後]
グローバルバッファ用の共用メモリセグメントサイズの上限値をメガバイト単位で指定します。
HiRDBはこのオペランドの指定値を上限としてグローバルバッファ用の共用メモリセグメントを確保します。サーバマシン内のRDエリアに割り当てるグローバルバッファサイズの合計がこのオペランドの値を超える場合は,複数の共用メモリセグメントを割り当てます。
HiRDBは開始時に1サーバ当たり最大16セグメントのグローバルバッファプール用共用メモリを確保します。グローバルバッファプールが使用している共用メモリセグメントの情報はpdlsコマンド(-d mem指定)によって確認できます。

《指定値の目安》
<32ビットモード>
  • SHMMAXを特に指定する必要はありません。ただし,pd_sysdef_default_optionオペランドにv6compatibleを指定している場合には,200を指定してください。
  • KFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)が出力される場合,マニュアル「HiRDB Version 8 メッセージ」を参照してKFPH23005-Eメッセージの対策に示されるSHMMAXの値に変更してください。
<64ビットモード>
  • グローバルバッファプール用共用メモリサイズが16GB以下の場合,SHMMAXを指定する必要はありません。
  • グローバルバッファプール用共用メモリサイズが16GBより大きい場合,SHMMAXの指定値に以下の式を満たす値を指定してください。
    (SHMMAXの指定値)×16=(グローバルバッファプール用共用メモリサイズ)

《注意事項》
  • グローバルバッファ動的変更機能を使用している場合,SHMMAXの指定値の変更は正常停止後のみできます。
    そのため,強制停止または計画停止後の再開始時にKFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)が発生し,SHMMAXの値の変更が必要な場合,マニュアル「HiRDB Version 8 メッセージ」のKFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)の表 項番3を参照して,SHMMAXの指定値を変更してください。
  • 共用メモリは,共用メモリファイルとしてHiRDB運用ディレクトリがあるディスクに確保されます。このため,ディスクの空き容量が十分でないと,ディスク容量不足になります。
  • 共用メモリをページファイルに割り当てる場合,ページファイル容量が十分でないと,ページファイル容量不足になります。
    共用メモリを割り当てる方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」のpdntenvコマンドを参照してください。
  • 共用メモリのページ固定機能を使用する場合は,本オペランドにはラージページページ長の整数倍の値を指定してください。共用メモリのページ固定は以下の場合に使用されます。
    ・pd_dbbuff_attributeオペランドにfixedを指定してください。
    ・pd_max_resident_rdarea_noオペランドに1以上を指定ください。
    指定値がページ長の整数倍でない場合はHiRDBがページ長の整数倍の値に補正します。
  • 本オペランドを省略した場合,デフォルト値が仮定されます。また,本オペランドに指定可能範囲外の値を指定した場合,デフォルト値が仮定されたものとみなし,警告メッセージKFPH23011-Wを出力した後にHiRDB開始処理を続行します。
  • グローバルバッファプール用共用メモリが使用する管理領域はSHMMAXに指定したサイズで分割することができません。そのため,SHMMAX指定値には上記管理領域のサイズより大きい値を指定してください。グローバルバッファプール用共用メモリが使用する管理領域サイズの詳細はマニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
  • pd_dbbuff_modify
  • pdbuffer
  • pd_max_add_dbbuff_no
  • pd_max_add_dbbuff_shm_no
  • pd_sysdef_default_option(32ビットモードでv6compatibleを指定している場合,このオペランドの省略値は6になります)
SHMMAX
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]
[追加]
[図データ]
《指定値の目安》
[訂正前]
省略値=a+b×(c+27)+73+i+j+k+n
[訂正後]
省略値=a+b×(c+30)+70+i+j+k+n
pd_max_server_process
《指定値の目安》
[訂正前]
推奨値の目安=a+b×(c+d×e+f)+d×g+h+i+j+k+n
[訂正後]
推奨値の目安=a+b×(c+d×e+f+3)+d×g+h+i+j+k+n
pd_max_server_process
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]
pd_max_server_process
[訂正前]
11) pd_watch_time = SQL最大実行時間
〜<符号なし整数>((0〜65535))(単位:秒)
このオペランドはHiRDB/パラレルサーバ限定のオペランドです。
HiRDBサーバプロセス上で実行されるSQLの最大実行時間を指定します。
このオペランドで指定した時間を過ぎてもSQLの実行が完了しない場合は,そのSQLの実行を中断することがあります。

《利点》
HiRDBクライアントがSQL実行を中断(クライアントプロセスの強制終了など)しても,HiRDBサーバがこのSQLの実行を中止しない場合,HiRDBサーバはこのSQLの実行を続けて長時間にわたって排他資源などを占有することがあります。このオペランドを指定すると,この占有時間を短くできます。

《指定値の目安》
次のうちの最も長い時間を指定してください。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • クライアント環境定義のPDLCKWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • pd_lck_wait_timeoutオペランドで指定する時間
  • 実行時間が最も掛かるSQLの処理時間

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,0が仮定されます。

《注意事項》
  • このオペランドに0を指定した場合は,SQL実行時間の監視をしません。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドに0(時間監視しない)を指定したSQLについては,SQL実行時間の監視をしません。
  • このオペランドにSQL実行時間より短い値を指定した場合,SQL実行中に処理が中断され,HiRDBクライアントにSQLエラーか,又はHiRDBサーバの異常終了が報告されることがあります。
  • HiRDB/シングルサーバの場合にこのオペランドを指定しても,SQL最大実行時間を監視しません。ただし,このオペランドを指定した場合,その指定値がpd_lck_wait_timeoutオペランドの省略値として使用されます。このため,HiRDB/シングルサーバの場合はこのオペランドを省略することをお勧めします。
[訂正後]
11) pd_watch_time = 最大応答待ち時間
〜<符号なし整数>((0〜65535))(単位:秒)
このオペランドは旧バージョンとの互換性保証のための指定です。したがって指定する必要はありません。
このオペランドはHiRDB/パラレルサーバ限定のオペランドです。
HiRDBサーバプロセスが他のHiRDBサーバプロセス(ディクショナリサーバ/バックエンドサーバ)から応答が返ってくるまでの最大待ち時間を指定します。
HiRDBサーバプロセスの中断を許したくない時間を指定しますが,指定した時間を過ぎても該当HiRDBサーバプロセスの処理を確実に中断するわけではありません。

《利点》
HiRDBクライアントがSQL実行を中断(クライアントプロセスの強制終了など),又はコマンド・ユティリティの実行を中断(強制停止等)しても,HiRDBサーバが当該SQLやコマンド・ユティリティの実行を中止しない場合,HiRDBサーバはこのSQLやコマンド・ユティリティの実行を続けて長時間にわたって排他資源などを占有することがあります。このオペランドを指定すると,この占有時間を短くできます。

《指定値の目安》
次のうちの最も長い時間を指定してください。
  • クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドで指定する時間
  • pd_lck_wait_timeoutオペランドで指定する時間
  • 実行時間が最も掛かるSQLの処理時間
  • 実行時間が最もかかるコマンド・ユーティリティの時間値

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,0が仮定されます。

《注意事項》
  • このオペランドに0を指定した場合は,SQL実行時間の監視をしません。
  • SQLの最大実行時間を設定する場合は,このオペランドに0を設定し,クライアント環境変数PDCWAITTIMEでSQL最大実行時間を設定することをお勧めします。クライアント環境定義PDCWAITTIMEについては,マニュアル「HiRDB UAP 開発ガイド」を参照してください。
  • このオペランドにSQL実行時間より短い値を指定した場合,SQL実行中に処理が中断され,HiRDBクライアントにSQLエラーか,又はHiRDBサーバの異常終了が報告されることがあります。
  • HiRDB/シングルサーバの場合にこのオペランドを指定しても,SQL最大実行時間を監視しません。ただし,このオペランドを指定した場合,その指定値がpd_lck_wait_timeoutオペランドの省略値として使用されます。このため,HiRDB/シングルサーバの場合はこのオペランドを省略することをお勧めします。
pd_watch_time
[追加]
33) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[訂正前]
セキュリティ監査機能を使用する場合はこのオペランドを必ず指定してください。指定しないとセキュリティ監査機能を使用できません。
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名を絶対パス名で指定します。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。

《注意事項》
  • このオペランドを指定した場合,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)の開始時に監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域に対するアクセスエラーが発生すると,HiRDBを開始できません。
  • 同一サーバマシン上で複数のユニットを稼働させるシステム構成の場合は,このオペランドでそれぞれの監査証跡ファイルを指定してください。システム共通定義のpd_aud_file_nameオペランドの指定によって同一サーバマシン上の複数のユニットが同じ監査証跡ファイルを指定した場合,監査証跡を正しく取得できません。
[訂正後]
セキュリティ監査機能を使用する場合はこのオペランドを必ず指定してください。指定しないとセキュリティ監査機能を使用できません。
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名を絶対パス名で指定します。
複数ユニットのシステム構成でセキュリティ監査機能を使用する場合,システム全体で監査証跡を取得することを推奨します。システム全体で監査証跡を取得するには,次のどちらかの指定をしてください。
  • システム共通定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する
  • すべてのユニット制御情報定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する
ただし,同一サーバマシンで複数のユニットを稼働させるシステム構成の場合は,すべてのユニット制御情報定義でpd_aud_file_nameオペランドを指定する必要があります。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。

《注意事項》
  • このオペランドを指定した場合,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)の開始時に監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域に対するアクセスエラーが発生すると,HiRDBを開始できません。
  • システム共通定義のpd_aud_file_nameオペランドの指定によって同一サーバマシン上の複数のユニットが同じ監査証跡ファイルを指定した場合,監査証跡を正しく取得できません。
pd_aud_file_name
[追加]

《注意事項》
  • pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を小さく設定すると,監査証跡の非同期出力時に使用するバッファのすべての面が,バッファから監査証跡ファイルへの出力待ちに陥り,監査証跡の出力処理が滞ることがあります。
    単位時間あたりの監査証跡の出力件数を考慮して,pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を設定してください。
pd_aud_async_buff_size
[追加]

《注意事項》
  • pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を小さく設定すると,監査証跡の非同期出力時に使用するバッファのすべての面が,バッファから監査証跡ファイルへの出力待ちに陥り,監査証跡の出力処理が滞ることがあります。
    単位時間あたりの監査証跡の出力件数を考慮して,pd_aud_async_buff_sizeオペランドとpd_aud_async_buff_countオペランドの値を設定してください。
pd_aud_async_buff_count
[訂正前]
75) pd_ipc_inet_bufsize = サーバのユニット間通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))(単位:バイト)
サーバのユニット間通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • 指定したバッファ長が無効になることがあります。この場合,Windowsの設定値を使用します。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,16384が仮定されます。
[訂正後]
76) pd_ipc_inet_bufsize = サーバ間通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))(単位:バイト)
サーバ間通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常は0を指定してOSの設定値を適用してください。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • システム定義pd_utl_buff_sizeを使用するユティリティの通信処理では,指定したバッファ長を無効にし,pd_utl_buff_size指定値を元に,最適な値を設定します。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。
システム共通定義の同じオペランドも省略すると,16384が仮定されます。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
  • pd_utl_buff_size
pd_ipc_inet_bufsize
[訂正前]
76) pd_tcp_inet_bufsize = HiRDBサーバが存在するホスト外のHiRDBクライアントとの通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))(単位:バイト)
HiRDBサーバがあるホスト以外のホスト上から接続したHiRDBクライアントとの通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を,4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。次に示す現象が発生した場合に,このオペランドを指定します。
  • HiRDBサーバとHiRDBクライアント間で送受信するデータの再送がある場合,このオペランドを指定すると再送を抑止できます。
  • 受信側の処理で,データ到着速度が読み込み処理速度よりも遅い場合,このオペランドを指定すると,送信データ量が増えて受信時の到着待ちによる遅延を防げます。
    このオペランドには,通信に使用するバッファサイズと同じ値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,0が仮定されます。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
  • 指定したバッファ長が無効になることがあります。この場合,Windowsの設定値を使用します。
[訂正後]
77) pd_tcp_inet_bufsize = HiRDBクライアントとの通信で使用する送受信バッファ長
〜<符号なし整数>((0〜262144))(単位:バイト)
HiRDBクライアントとの通信(TCP INETドメイン)で使用する送受信バッファの最大値を,4096の倍数で指定します。

《指定値の目安》
通常,このオペランドを指定する必要はありません。次に示す現象が発生した場合に,このオペランドを指定します。
  • HiRDBサーバとHiRDBクライアント間で送受信するデータの再送がある場合,このオペランドを指定すると再送を抑止できます。
  • 受信側の処理で,データ到着速度が読み込み処理速度よりも遅い場合,このオペランドを指定すると,送信データ量が増えて受信時の到着待ちによる遅延を防げます。
    このオペランドには,通信に使用するバッファサイズと同じ値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,0が仮定されます。

《注意事項》
  • 0を指定した場合はOSの設定値を使用します。
  • TCPのバッファサイズの上限値は各OSで異なるので注意してください。
pd_tcp_inet_bufsiz
[訂正前]
  • 32ビットモードの場合:((6〜2047))
  • 64ビットモードの場合:((6〜4194304))
グローバルバッファ用の共用メモリセグメントサイズの上限値をメガバイト単位で指定します。

《指定値の目安》
  • グローバルバッファが使用する共用メモリの計算式で求めた値を指定してください。グローバルバッファを動的変更する場合は,追加予定のグローバルバッファのサイズを考慮してください。グローバルバッファが使用する共用メモリの計算式については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
  • 次の場合,ページ固定に対応しているWindowsで共用メモリのメモリ所要量を見積もるときはWindowsのLarge Pageでのページサイズに切り上げた値を指定してください。
    ・pd_dbbuff_attributeオペランドにfixedを指定
    ・pd_max_resident_rdarea_noオペランドに1以上を指定
  • HiRDBはこのオペランドの指定値を上限としてグローバルバッファ用の共用メモリセグメントを確保します。サーバマシン内のRDエリアに割り当てるグローバルバッファサイズの合計がこのオペランドの値を超える場合は,複数の共用メモリセグメントを割り当てます。複数の共用メモリセグメントにグローバルバッファが確保されると,共用メモリセグメントに対するアクセスオーバヘッドが増加してスループットが低下する原因になります。このため,できるだけ一つの共用メモリセグメント内にすべてのグローバルバッファを確保できるようにこのオペランドの値を見積もってください。
    なお,一つの共用メモリセグメント内にすべてのグローバルバッファが確保されたかどうかはpdls -d memコマンドで確認できます。1ユニットに1サーバの場合は共用メモリセグメントの情報が二つ表示されます。したがって,1ユニットに複数のサーバがある場合は,「セグメント情報数−1=サーバ数」となっていれば,一つの共用メモリセグメントに確保されています。
  • 1ユニット当たり最低二つの共用メモリセグメント(ユニットコントローラ,サーバ用及びグローバルバッファ用)を割り当てます。共用メモリセグメントは16個まで確保できます。
  • グローバルバッファを動的変更すると,新規の共用メモリセグメントを確保し,動的変更したグローバルバッファをその共用メモリセグメントに割り当てます。確保できる共用メモリセグメント数の上限値は,pd_max_add_dbbuff_shm_noオペランドで指定します。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,次の値が仮定されます。
  • 32ビットモードの場合:200
  • 64ビットモードの場合:1024

《注意事項》
  • 共用メモリをHiRDB運用ディレクトリ下のファイルに割り当てる場合,HiRDB運用ディレクトリがあるディスクの空き容量が十分でないと,ディスク容量不足になります。
  • 共用メモリをページファイルに割り当てる場合,ページファイル容量が十分でないと,ページファイル容量不足になります。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
・pd_dbbuff_modify
・pdbuffer
・pd_max_add_dbbuff_no
・pd_max_add_dbbuff_shm_no
[訂正後]
  • 32ビットモードの場合:((6〜2047))《200》
  • 64ビットモードの場合:((6〜4194304))《1024》
グローバルバッファ用の共用メモリセグメントサイズの上限値をメガバイト単位で指定します。
HiRDBはこのオペランドの指定値を上限としてグローバルバッファ用の共用メモリセグメントを確保します。サーバマシン内のRDエリアに割り当てるグローバルバッファサイズの合計がこのオペランドの値を超える場合は,複数の共用メモリセグメントを割り当てます。
HiRDBは開始時に1サーバ当たり最大16セグメントのグローバルバッファプール用共用メモリを確保します。グローバルバッファプールが使用している共用メモリセグメントの情報はpdlsコマンド(-d mem指定)によって確認できます。

《指定値の目安》
<32ビットモード>
  • SHMMAXを特に指定する必要はありません。ただし,pd_sysdef_default_optionオペランドにv6compatibleを指定している場合には,200を指定してください。
  • KFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)が出力される場合,マニュアル「HiRDB Version 8 メッセージ」を参照してKFPH23005-Eメッセージの対策に示されるSHMMAXの値に変更してください。
<64ビットモード>
  • グローバルバッファプール用共用メモリサイズが16GB以下の場合,SHMMAXを指定する必要はありません。
  • グローバルバッファプール用共用メモリサイズが16GBより大きい場合,SHMMAXの指定値に以下の式を満たす値を指定してください。
    (SHMMAXの指定値)×16=(グローバルバッファプール用共用メモリサイズ)

《注意事項》
  • グローバルバッファ動的変更機能を使用している場合,SHMMAXの指定値の変更は正常停止後のみできます。
    そのため,強制停止または計画停止後の再開始時にKFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)が発生し,SHMMAXの値の変更が必要な場合,マニュアル「HiRDB Version 8 メッセージ」のKFPH23005-Eメッセージ(エラーコード20)の表 項番3を参照して,SHMMAXの指定値を変更してください。
  • 共用メモリは,共用メモリファイルとしてHiRDB運用ディレクトリがあるディスクに確保されます。このため,ディスクの空き容量が十分でないと,ディスク容量不足になります。
  • 共用メモリをページファイルに割り当てる場合,ページファイル容量が十分でないと,ページファイル容量不足になります。
    共用メモリを割り当てる方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」のpdntenvコマンドを参照してください。
  • 共用メモリのページ固定機能を使用する場合は,本オペランドにはラージページページ長の整数倍の値を指定してください。共用メモリのページ固定は以下の場合に使用されます。
    ・pd_dbbuff_attributeオペランドにfixedを指定してください。
    ・pd_max_resident_rdarea_noオペランドに1以上を指定ください。
    指定値がページ長の整数倍でない場合はHiRDBがページ長の整数倍の値に補正します。
  • 本オペランドに指定可能範囲外の値を指定した場合,本オペランドの省略値が仮定されたものとみなし,警告メッセージKFPH23011-Wを出力した後にHiRDB開始処理を続行します。
  • グローバルバッファプール用共用メモリが使用する管理領域はSHMMAXに指定したサイズで分割することができません。そのため,SHMMAX指定値には上記管理領域のサイズより大きい値を指定してください。グローバルバッファプール用共用メモリが使用する管理領域サイズの詳細はマニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次に示すオペランドと関連があります。
・pd_dbbuff_modify
・pdbuffer
・pd_max_add_dbbuff_no
・pd_max_add_dbbuff_shm_no
・pd_sysdef_default_option(32ビットモードでv6compatibleを指定している場合,このオペランドの省略値は6になります)
SHMMAX
[追加]
[図データ]
[訂正前]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
[訂正後]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
また,上書きできない状態のシステムログファイルが,全システムログファイルの半分以上になったときにHiRDBが異常終了又は強制終了すると,HiRDBを再開始するときのロールバック処理でシステムログファイルが不足します。
この場合,システムログファイルを新規追加しないと,HiRDBを再開始できません。そして,この再開始処理に要する時間も長くなります。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
《注意事項》
[削除]
  • HiRDBの開始(再開始も含みます)後,最初のシンクポイントダンプの有効化以降にこのオペランドの指定値が適用されます。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_lck_pool_size
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_fes_lck_pool_size
[追加]
36) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,ユニット制御情報定義,システム共通定義の優先順位で,同じオペランドの指定値が有効となります。ユニット制御情報定義とシステム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
41) pd_java_castoff = Y | N
HiRDBのサーバ(シングルサーバ,フロントエンドサーバ,ディクショナリサーバ,バックエンドサーバ)プロセスで,Java仮想マシンを起動したサーバプロセスの終了方法を指定します。
Y:Java仮想マシンを起動した場合,以下の契機でサーバプロセスを終了させます。
[図データ]
N:Java仮想マシンを起動してもサーバプロセスが終了しない。
ここでの指定値は,各サーバ定義のpd_java_castoffオペランドの省略時の解釈値となります。

《指定値のチューニング方法》
Javaストアドルーチン(Javaストアドプロシジャ,又はJavaストアドファンクション)を実行するとHiRDBのサーバプロセスでJava仮想マシンが起動します。
Java仮想マシンを使用したアプリケーションの実行が限定的な場合に,pd_java_castoff=Yを指定することによってJava仮想マシンが起動したプロセスが再利用されたときの以下の懸案を解決することが出来ます。
[図データ]

《注意事項》
Javaストアドルーチンを頻繁に実行するシステムでYを指定すると,サーバプロセスの再起動,及びJava仮想マシン起動のオーバヘッドが発生します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次のオペランドと関連があります。
  • pd_process_count
pd_java_castoff
[追加]
[図データ]
[訂正前]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
[訂正後]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
また,上書きできない状態のシステムログファイルが,全システムログファイルの半分以上になったときにHiRDBが異常終了又は強制終了すると,HiRDBを再開始するときのロールバック処理でシステムログファイルが不足します。
この場合,システムログファイルを新規追加しないと,HiRDBを再開始できません。そして,この再開始処理に要する時間も長くなります。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
《注意事項》
[削除]
  • HiRDBの開始(再開始も含みます)後,最初のシンクポイントダンプの有効化以降にこのオペランドの指定値が適用されます。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_lck_pool_size
[追加]
32) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,システム共通定義の優先順位で,同じオペランドの指定値が有効となります。サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,及びシステム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
38) pd_java_castoff = Y | N
HiRDBのシングルサーバプロセスで,Java仮想マシンを起動したサーバプロセスの終了方法を指定します。
Y:Java仮想マシンを起動した場合,UAPの切り離し時にサーバプロセスを終了します。
N:Java仮想マシンを起動してもサーバプロセスが終了しません。
省略した場合は,サーバ共通定義のpd_java_castoffオペランドが解釈値となります。

《指定値のチューニング方法》
Javaストアドルーチン(Javaストアドプロシジャ,又はJavaストアドファンクション)を実行するとHiRDBのサーバプロセスでJava仮想マシンが起動します。
Java仮想マシンを使用したアプリケーションの実行が限定的な場合に,pd_java_castoff=Yを指定することによってJava仮想マシンが起動したプロセスが再利用されたときの以下の懸案を解決することが出来ます。
[図データ]

《注意事項》
Javaストアドルーチンを頻繁に実行するシステムでYを指定すると,サーバプロセスの再起動,及びJava仮想マシン起動のオーバヘッドが発生します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次のオペランドと関連があります。
  • pd_process_count
pd_java_castoff
[追加]
[図データ]
[訂正前]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
[訂正後]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
また,上書きできない状態のシステムログファイルが,全システムログファイルの半分以上になったときにHiRDBが異常終了又は強制終了すると,HiRDBを再開始するときのロールバック処理でシステムログファイルが不足します。
この場合,システムログファイルを新規追加しないと,HiRDBを再開始できません。そして,この再開始処理に要する時間も長くなります。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
《注意事項》
[削除]
  • HiRDBの開始(再開始も含みます)後,最初のシンクポイントダンプの有効化以降にこのオペランドの指定値が適用されます。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_fes_lck_pool_size
[追加]
26) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,システム共通定義の優先順位で,同じオペランドの指定値が有効となります。サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,及びシステム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
29) pd_java_castoff = Y | N
HiRDBのフロントエンドサーバプロセスで,Java仮想マシンを起動したサーバプロセスの終了方法を指定します。
Y:Java仮想マシンを起動した場合,UAPの切り離し時にサーバプロセスを終了します。
N:Java仮想マシンを起動してもサーバプロセスが終了しません。
省略した場合は,サーバ共通定義のpd_java_castoffオペランドが解釈値となります。

《指定値のチューニング方法》
Javaストアドルーチン(Javaストアドプロシジャ,又はJavaストアドファンクション)を実行するとHiRDBのサーバプロセスでJava仮想マシンが起動します。
Java仮想マシンを使用したアプリケーションの実行が限定的な場合に,pd_java_castoff=Yを指定することによってJava仮想マシンが起動したプロセスが再利用されたときの以下の懸案を解決することが出来ます。
[図データ]

《注意事項》
Javaストアドルーチンを頻繁に実行するシステムでYを指定すると,サーバプロセスの再起動,及びJava仮想マシン起動のオーバヘッドが発生します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次のオペランドと関連があります。
  • pd_process_count
pd_java_castoff
《注意事項》
[訂正前]
Hub最適化情報定義ファイルが複数ある場合の注意事項です。ここで指定した条件が一致するすべてのHub最適化情報定義ファイルが適用されます。優先順位は-sの指定,-d及び-vの指定,-dだけの指定の順になります。
[訂正後]
  • -s(外部サーバ名)を指定する場合の注意事項
    以下に示す文字を含む外部サーバ名は指定できません。指定した場合,表識別子に外部表を指定したSQLの動作を保証できません。
    ・半角空白
    ・半角ハイフン(-)
    ・\
    ・@
    ・#
    上記文字を含む外部サーバ名をCREATE SERVERに指定し,Hubの最適化を外部サーバごとに行う場合は,-sオプションに上記文字を含む外部サーバ名を指定したpdhuboptを省略し,%PDCONFPATH%下に「外部サーバ名.opt」のファイル名称でHub最適化情報定義ファイルを格納してください。
  • Hub最適化情報定義ファイルが複数ある場合の注意事項ここで指定した条件が一致するすべてのHub最適化情報定義ファイルが適用されます。優先順位は-sの指定,-d及び-vの指定,-dだけの指定の順になります。
pdhubopt
[追加]
[図データ]
[訂正前]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
[訂正後]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
また,上書きできない状態のシステムログファイルが,全システムログファイルの半分以上になったときにHiRDBが異常終了又は強制終了すると,HiRDBを再開始するときのロールバック処理でシステムログファイルが不足します。
この場合,システムログファイルを新規追加しないと,HiRDBを再開始できません。そして,この再開始処理に要する時間も長くなります。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
《注意事項》
[削除]
  • HiRDBの開始(再開始も含みます)後,最初のシンクポイントダンプの有効化以降にこのオペランドの指定値が適用されます。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_lck_pool_size
[追加]
24) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,システム共通定義の優先順位で,同じオペランドの指定値が有効となります。サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,及びシステム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
28) pd_java_castoff = Y | N
HiRDBのディクショナリサーバプロセスで,Java仮想マシンを起動したサーバプロセスの終了方法を指定します。
Y:Java仮想マシンを起動した場合,トランザクション決着時,又はUAPの切り離し時にサーバプロセスを終了します。
N:Java仮想マシンを起動してもサーバプロセスが終了しません。
省略した場合は,サーバ共通定義のpd_java_castoffオペランドが解釈値となります。

《指定値のチューニング方法》
Javaストアドルーチン(Javaストアドプロシジャ,又はJavaストアドファンクション)を実行するとHiRDBのサーバプロセスでJava仮想マシンが起動します。
Java仮想マシンを使用したアプリケーションの実行が限定的な場合に,pd_java_castoff=Yを指定することによってJava仮想マシンが起動したプロセスが再利用されたときの以下の懸案を解決することが出来ます。
[図データ]

《注意事項》
Javaストアドルーチンを頻繁に実行するシステムでYを指定すると,サーバプロセスの再起動,及びJava仮想マシン起動のオーバヘッドが発生します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次のオペランドと関連があります。
  • pd_process_count
pd_java_castoff
[追加]
[図データ]
[訂正前]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
[訂正後]
UAPの無限ループなどが発生すると,シンクポイントダンプの有効化処理ができずにスキップされることがあります。シンクポイントダンプの有効化処理が連続してスキップされると,上書きできない状態のシステムログファイルが増えます。このため,システムログファイルの容量不足などが発生し,ユニットが異常終了する場合があります。
また,上書きできない状態のシステムログファイルが,全システムログファイルの半分以上になったときにHiRDBが異常終了又は強制終了すると,HiRDBを再開始するときのロールバック処理でシステムログファイルが不足します。
この場合,システムログファイルを新規追加しないと,HiRDBを再開始できません。そして,この再開始処理に要する時間も長くなります。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
《注意事項》
[削除]
  • HiRDBの開始(再開始も含みます)後,最初のシンクポイントダンプの有効化以降にこのオペランドの指定値が適用されます。
pd_spd_syncpoint_skip_limit
[訂正前]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
[訂正後]
「排他資源管理テーブル数」=「排他要求数」=「排他制御用プールサイズ」×係数
係数には,32ビットモードの場合は6,64ビットモードの場合は4を代入します。
pd_lck_pool_size
[追加]
24) pd_pth_trace_max = 通信トレース格納最大数
〜<符号なし整数>((1024〜8388608))
トラブルシュートの際に保守情報として使用する通信トレースのレコード数を指定します。

《指定値の目安》
通常は,本オペランドを指定する必要はありません。性能調査などにおいて,保守員が本オペランドの指定を依頼する場合があります。その場合に,保守員に指定された値を指定してください。

《オペランドの省略値》
このオペランドを省略すると,サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,システム共通定義の優先順位で,同じオペランドの指定値が有効となります。サーバ共通定義,ユニット制御情報定義,及びシステム共通定義の同じオペランドも省略すると,1024が仮定されます。

《注意事項》
通信トレース格納最大数の指定値を大きくすると,HiRDBプロセスが確保するプロセス固有メモリが増加します。また,通信トレースのプロセス固有メモリは,オペランド指定値を2のべき乗の値に切り上げた値を元に計算します。メモリ所要量についての詳細は,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
pd_pth_trace_max
[追加]
29) pd_java_castoff = Y | N
HiRDBのバックエンドサーバプロセスで,Java仮想マシンを起動したサーバプロセスの終了方法を指定します。
Y:Java仮想マシンを起動した場合,トランザクション決着時,又はUAPの切り離し時にサーバプロセスを終了します。
N:Java仮想マシンを起動してもサーバプロセスが終了しません。
省略した場合は,サーバ共通定義のpd_java_castoffオペランドが解釈値となります。

《指定値のチューニング方法》
Javaストアドルーチン(Javaストアドプロシジャ,又はJavaストアドファンクション)を実行するとHiRDBのサーバプロセスでJava仮想マシンが起動します。
Java仮想マシンを使用したアプリケーションの実行が限定的な場合に,pd_java_castoff=Yを指定することによってJava仮想マシンが起動したプロセスが再利用されたときの以下の懸案を解決することが出来ます。
[図データ]

《注意事項》
Javaストアドルーチンを頻繁に実行するシステムでYを指定すると,サーバプロセスの再起動,及びJava仮想マシン起動のオーバヘッドが発生します。

《ほかのオペランドとの関連》
このオペランドは次のオペランドと関連があります。
  • pd_process_count
pd_java_castoff
(20) RDエリアに関するオペランド
[追加]
[図データ]
(32) トラブルシュート情報に関するオペランド
[追加]
[図データ]
(19) PURGE TABLE
[訂正前]
[図データ]

注※1
前処理の排他要求数については,「(25)前処理の排他要求数」を参照してください。

注※2
インデクスの数だけ繰り返し加算します。

注※3
対象となる表,インデクス,LOB列,及びLOB属性格納用RDエリアの総数です。

注※4
LOB列とLOB属性のLOB用RDエリアのHiRDBファイル数だけ繰り返し加算します。
[訂正後]
[図データ]
[図データ]

注※1
前処理の排他要求数については,「(25) 前処理の排他要求数」を参照してください。

注※2
インデクスの数だけ繰り返し加算します。

注※3
対象となる表,インデクス,LOB列,及びLOB属性格納用RDエリアの総数です。

注※4
LOB列とLOB属性のLOB用RDエリアのHiRDBファイル数だけ繰り返し加算します。

注※5
対象表を参照する参照表数だけ繰り返し加算します。
[追加]
[図データ]
[訂正前]
[図データ]
[訂正後]
[図データ]

変更内容(3020-6-353-40) HiRDB Version 8 08-05

追加・変更内容 関連するオペランド
HiRDBが使用する共用メモリをメモリ上に固定できるようにしました。これによって,共用メモリのページングが防止できるため,アクセス性能が向上します。 pd_shmpool_attribute
pd_dbbuff_attribute
pd_max_resident_rdarea_no
SHMMAX
表の空き領域の再利用機能を使用している場合に,監視不要なセグメント使用率通知メッセージの出力を抑止できるようにしました。 pd_rdarea_warning_point_msgout
バイナリデータの分岐行のページのLRU管理を抑止できるようにしました。これによって,グローバルバッファにキャッシュされた内容がバイナリデータの読み込みによってメモリから追い出されるのを回避できます。 pd_dbbuff_lru_option
pd_dbbuff_binary_data_lru
ユティリティで使用するファイルの入出力処理で使用するバッファサイズを指定できるようにしました。  pd_utl_file_buff_size
システムログファイルの空き容量不足を検知した場合,HiRDBが自動的にシステムログファイルを拡張できるようにしました(システムログファイルの自動拡張機能)。 pd_log_auto_expand_size
pd_large_file_useオペランドの省略値をNからYに変更しました。 pd_large_file_use
データベース中でデータを呼び出すごとに一連の整数値を返す順序数生成子を追加しました(自動採番機能)。 pd_max_access_tables
pd_max_access_tables_wrn_pnt
pd_table_def_cache_size
HiRDB/シングルサーバの場合,HiRDBサーバに対する最大同時接続数を3,000まで拡大しました。これに伴い,関連するオペランドの指定値が変更になりました。 pd_max_users
pd_max_commit_write_reclaim_no
pdcltgrp -u
pd_process_count
排他待ち限界経過時間をクライアント側でも指定できるようにしました。これに伴い,PDLCKWAITTIMEについての説明を追加しました。 pd_watch_time
pd_lck_wait_timeout
pd_lck_deadlock_check
Windows Server 2008のクラスタソフトウェア(MSFC)の説明を追加しました。
クライアント環境定義PDLOCKLIMITの最大排他資源要求数の上限値を200,000,000まで拡大しました。 PDLOCKLIMIT
ビュー定義,およびWITH句の導出問合せ中に,抽象データ型の指定,およびそれらのビューや問合せを指定できるようにしました(プラグインが提供する抽象データ型を含みます)。 pd_view_def_cache_size
次に示す定義系SQLの排他資源数の見積もり式を追加しました。
  • ALTER PROCEDURE
  • ALTER ROUTINE
  • ALTER TABLE
  • ALTER TRIGGER
  • COMMENT
  • CREATE AUDIT
  • DROP AUDIT
  • GRANT AUDIT
  • GRANT CONNECT
  • GRANT DBA
  • GRANT RDAREA
  • GRANT SCHEMA
  • GRANT アクセス権限
  • REVOKE CONNECT
  • REVOKE DBA
  • REVOKE RDAREA
  • REVOKE SCHEMA
  • REVOKE アクセス権限

変更内容(3020-6-353-30) HiRDB Version 8 08-04

追加・変更内容 関連するオペランド
DECIMAL型の精度を拡張し,38けたまで定義できるようになりました。また,精度20けた以上のDECIMAL型の列にインデクスを定義できるようにしました。 pd_sql_dec_op_maxprec
IN述語の右辺に指定する行値構成子の数(左辺の値と比較できる値の個数)を255から30000に拡張しました。 pd_apply_search_ats_num
pd_hub_opt_in_value_num
SQLSTATEを細分化できるようにしました。 pd_standard_sqlstate
RDエリアの自動増分に次の機能を追加しました。
・自動増分によってHiRDBファイルシステム領域サイズの上限を超える場合,HiRDBファイルシステム領域の上限を自動的に拡張するようにしました。
・HiRDBファイルの使用率やエクステント数を監視して,警告メッセージを出力できるようにしました。
・増分する契機を指定できるようにしました。
pdwork
pd_rdarea_warning_point
pd_rdarea_extension_timing
syslogfileに出力するHiRDBの任意のメッセージの重要度を変更できるようにしました。これによって,syslogfileに出力するメッセージをエラーやワーニングだけで絞り込んでいる環境であっても,HiRDBのインフォメーションメッセージをJP1/AJS2などでイベント監視できます。 pdmlgput
HiRDBの稼働プラットフォームにWindows Server 2008を追加しました。
SQL拡張最適化オプションに,値式に対する結合条件適用機能を追加しました。これによって,値式を含む結合条件しかない場合,アクセスパスが直積からネストループジョイン,ハッシュジョイン,またはマージジョインになり,SQL実行の高速化が期待できます。 pd_additional_optimize_level
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合,HAグループを複数定義できるようにしました。 pdhagroup
ビュー解析情報用バッファ長の見積もり式を追加しました。 pd_view_def_cache_size
SELECT文,UPDATE文,およびDELETE文に,アクセスするRDエリア名を指定できるようにしました。これによって,マルチフロントエンドサーバで表の横分割を行っている場合,複数のRDエリアに対して並列にアクセスできるようになり,サーバマシンの負荷が分散できるようになります。 pd_table_def_cache_size
インデクスの名称を変更できるようにしました。