スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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23.3.4 HiRDB/パラレルサーバ側にファイアウォールとNATを設置した場合

次の図のようにHiRDB/パラレルサーバ側にファイアウォールとNATが設置され,それらが次のように設定されているとします。

ファイアウォールの設定
  • 方向:受信
  • 透過させるIPアドレス:172.16.0.10,172.16.0.20
  • ポート番号:20000,20001

NATによるアドレス変換
128.1.1.1←→172.16.0.10
129.1.1.2←→172.16.0.20
なお,NAPT(IPマスカレード)のような,グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスを1対複数で変換するような機能には対応していません。1対1の変換だけサポートしています。

図23-11 ファイアウォールとNATがHiRDB/パラレルサーバ側に設置されているネットワーク構成例

[図データ]

この場合,高速接続機能を使用する設定にしてください。サーバマシン及びクライアントマシンの設定は次のようになります。

サーバマシンの設定
  • システム共通定義ファイル
    set pd_name_port = 20000
    set pd_service_port = 20001
    pdunit -x hirdb01 -u unt1
    pdunit -x hirdb02 -u unt2
    pdstart -t MGR -u unt1
    pdstart -t FES -s fes -u unt2

クライアントマシンの設定
  • クライアント環境定義
    PDHOST hirdb01
    PDNAMEPORT 20000
    PDSERVICEGRP fes
    PDSERVICEPORT 20001
    PDFESHOST hirdb02
    PDSRVTYPE PC
    PDCLTRCVPORT 30000
  • hostsファイル
    128.1.1.1 hirdb01
    128.1.1.2 hirdb02
注※ クライアント側にファイアウォールがある場合に指定してください。