スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
ネットワークの構成によってはpdunitオペランドで指定したホスト名を指定しても,HiRDBサーバと接続できないことがあります。例えば,HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用しているネットワークと,HiRDBサーバのサーバマシン間で使用しているネットワークが異なる場合がこれに該当します。
このような場合,マルチコネクションアドレス機能を使用します。この機能を使用すると,PDHOST又はPDFESHOSTオペランドに,pdunitオペランドと同じホスト名を指定しなくても,HiRDBサーバと接続できるようになります。
マルチコネクションアドレス機能を使用するには,システム共通定義のpdstartオペランドで-mオプションを指定します。
系切り替え構成を適用する際は,HiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレスを引き継がない場合でも,HiRDBクライアントとHiRDBサーバ間で使用するネットワークのIPアドレス(クライアントの接続先となるIPアドレス)は引き継ぐ構成としてください。その場合の定義例については,「(2)(c) HiRDB/パラレルサーバの場合(IPアドレスを引き継ぐ系切り替えをする場合)」を参照してください。
-m及び-nオプションには,HiRDBクライアントがネットワークを経由して接続できるHiRDBサーバのホスト名を指定します。pdunitオペランドに指定したホスト名と同じ必要はありません。
マルチコネクションアドレス機能を使用したネットワーク構成例と定義例(HiRDB/シングルサーバの場合)を次の図に示します。
図23-2 ネットワーク構成例と定義例(HiRDB/シングルサーバの場合)
マルチコネクションアドレス機能を使用したネットワーク構成例と定義例(HiRDB/パラレルサーバの場合)を次の図に示します。
図23-3 ネットワーク構成例と定義例(HiRDB/パラレルサーバの場合)
マルチコネクションアドレス機能を使用したネットワーク構成と定義例(IPアドレスを引き継ぐ系切り替えをする場合)を次の図に示します。
図23-4 ネットワーク構成例と定義例(IPアドレスを引き継ぐ系切り替えをする場合)
マルチコネクションアドレス機能を使用したネットワーク構成例と定義例(IPアドレスを引き継がない系切り替えをする場合)を次の図に示します。
図23-5 ネットワーク構成例と定義例(IPアドレスを引き継がない系切り替えをする場合)
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