スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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19.2.10 データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量

データベース回復ユティリティ(pdrstr)実行時のメモリ所要量は,次に示す計算式で求めます。

<この項の構成>
(1) HiRDB/シングルサーバの場合
(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

(1) HiRDB/シングルサーバの場合

条件 メモリ所要量の計算式(単位:キロバイト)
シングルサーバ 65+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+50
+98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100
+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5
●バックアップファイルがこのサーバマシンにある場合に加算
+100+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+e
●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算
+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d
+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)
●差分バックアップを使用した回復をする場合に加算
+32×2+↑(512+128×バックアップ対象RDエリア数)÷32768↑×32
+↑(256+128×バックアップ対象RDエリア数+a+8×b)÷32768↑×32
+↑(32×差分バックアップの継続回数)÷1024↑

a:-bオプションに指定するバックアップファイルの名称長(バイト)
複数のバックアップファイルを指定する場合は,合計の名称長になります。

b:-bオプションに指定するバックアップファイルの数

c:書き込みバッファサイズを指定している場合はMAX(64,書き込みバッファサイズ),指定していない場合は60
書き込みバッファサイズは-Yオプションの指定値になります。

d:
  • 32ビットモードの場合:
    640+8×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑
    +5×↑回復対象RDエリア数÷100↑
    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54
    +9×ロールバック対象トランザクション数
    +0.02×回復対象RDエリアの構成ファイル数
    +↑(304+36+4×(回復対象RDエリア数−1)
      +352+304×(回復対象RDエリア数−1)
      +96+4×(回復対象RDエリア数−1)
      +384+320×(回復対象RDエリア数−1)+16)÷1024↑
  • 64ビットモードの場合:
    640+11×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑
    +6×↑回復対象RDエリア数÷100↑
    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54
    +9×ロールバック対象トランザクション数
    +0.03×回復対象RDエリアの構成ファイル数
    +↑(304+40+8×(回復対象RDエリア数−1)
      +400+336×(回復対象RDエリア数−1)
      +168+8×(回復対象RDエリア数−1)
      +408+336×(回復対象RDエリア数−1)+16)÷1024↑

e:pd_utl_file_buff_sizeの指定値(値は32キロバイト単位に切り上げ)
pd_utl_file_buff_sizeの指定がない場合は32

(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

条件 メモリ所要量の計算式(単位:キロバイト)
MGR 65+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+50
●差分バックアップを使用した回復をする場合に加算
+32×2+↑(512+128×バックアップ対象RDエリア数)÷32768↑×32
+↑(256+128×バックアップ対象RDエリア数+a+8×b)÷32768↑×32
+↑(32×差分バックアップの継続回数)÷1024↑
DS 35+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)+100
+98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100
+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5
●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算
+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d
+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)
BES 98+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+c
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100
+{(回復対象RDエリア数+99)÷100}×5
●アンロードログファイル,又はシステムログファイルを入力する場合に加算
+57+2×MAX(32,pd_utl_buff_sizeの値)
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6+64
+{(回復対象RDエリアの構成ファイル数+25)÷16}×8+100+d
+0.6×回復対象RDエリア数+ソート用ワークバッファサイズ(-yオプションの値)
バックアップファイルがあるサーバマシン 100+2×MAX(32,pd_utl_buff_size)×回復対象サーバ数
+{(回復対象RDエリア数+9)÷10}×6
+{(回復対象RDエリア構成ファイル数+25)÷16}×8+100+e

a:-bオプションに指定するバックアップファイルの名称長(バイト)
複数のバックアップファイルを指定する場合は,合計の名称長になります。

b:-bオプションに指定するバックアップファイルの数

c:書き込みバッファサイズを指定している場合はMAX(64,書き込みバッファサイズ),指定していない場合は60
書き込みバッファサイズは-Yオプションの指定値になります。

d:
  • 32ビットモードの場合:
    640+8×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑
    +5×↑回復対象RDエリア数÷100↑
    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54
    +9×ロールバック対象トランザクション数
    +0.02×回復対象RDエリアの構成ファイル数
    +↑(304+36+4×(回復対象RDエリア数−1)
      +352+304×(回復対象RDエリア数−1)
      +96+4×(回復対象RDエリア数−1)
      +384+320×(回復対象RDエリア数−1)
      +16+32×回復対象RDエリア数)÷1024↑
  • 64ビットモードの場合:
    640+11×↑最大同時実行トランザクション数÷100↑
    +6×↑回復対象RDエリア数÷100↑
    +回復対象RDエリアの最大ページサイズ×54
    +9×ロールバック対象トランザクション数
    +0.03×回復対象RDエリアの構成ファイル数
    +↑(304+40+8×(回復対象RDエリア数−1)
      +400+336×(回復対象RDエリア数−1)
      +168+8×(回復対象RDエリア数−1)
      +408+336×(回復対象RDエリア数−1)
      +16+48×回復対象RDエリア数)÷1024↑

e:pd_utl_file_buff_sizeの指定値(値は32キロバイト単位に切り上げ)
pd_utl_file_buff_sizeの指定がない場合は32